中日新聞の「くらしの作文」に「自動音声ガイダンス」というタイトルで、65歳の男性が投稿されていました。
「契約された携帯電話の料金がお支払いされていません。心当たりのある方は、番号9を押してください」。
突然の自動電話。
まったく心当たりはないが、すぐさま番号を押すと、オペレーターが対応した。
大阪で偽免許証が提示され、携帯を契約されているようだ。
その料金の未払いがあるという。
事件性があるため、すぐに大阪府警に電話をそのまま繋ぐといい、警察と話し始めた。
自分と家族の個人情報を話した。
警察が他にも私名義の犯罪にかかわるデーターがないか、警視庁に問い合わせてみるという。
するとマネーロンダリングで逮捕した者の家から私の携帯が見つかり、ネット銀行の口座が作られ多額の現金が入っている。
大がかりな事件なので、詳しく話したいとのことであった。
今思えば突っ込みどころ満載だが、本当に私は信じてしまった。
家の電話でなく携帯にかけられ詳しく話し始めた。
「逮捕状が出るかもしれない、家族が犯罪者の家族と言われる」などと言い始めたので、無性に腹が立ち電話を切った。
外出していた妻が帰ってきて開口一番、「ばかだね。詐欺だよ」。
言われてやっと典型的な劇場型詐欺だと気が付いた。
次の日、家族のみんなに言われて、警察に相談に行った。
この年齢で恥ずかしい思いをした。
以上です。
投稿者さんは、危ないところでしたね。
まったく心当たりはないのに、すぐさま番号を押されたのが私には理解出来ません。
偉そうに言いますが、私なら自動音声電話と分かったところで電話を切ります。
内心「ふざけるな」と、思い。
まあ、うちは親しい方は電話登録していますので、名前が出ない電話には出ません。
留守電に吹き込まれた電話は、その内容を聞いて電話します。
詐欺集団は、いろんな方法を考えますね。
油断も隙もないですね。
片想い (Sand Castle/1983)/浜田省吾