中日新聞に「永六輔は生きている」というタイトルで、隈元信一(ジャーナリスト)さんが記事を書かれていました。
その後半から、
その後、「自分の歌を歌いたい」という気持ちが高まる。
74年には、歌手デビュー。
八大さんの作曲とピアノ伴奏で、死生観を歌詞に込めて自ら歌った。
デビュー曲「生きているということは」の一節はこうだ。
<生きているということは
誰かに借りをつくること
生きていくということは
その借りを返してゆくこと
誰かに借りたら誰かに返そう>
八大さんと作った最後の「生きるものの歌」は、
死を歌う。
<わたしが この世を去る
その時 愛はあるか
その時 夢はあるか
そこに 幸せな別れがあるのだろうか>
2003年、永さんはNHKテレビの「人間講座「人はなぜ歌うか〜六輔流・日本音楽史」で音楽論を語った。
その最後に「生きるものの歌」を取り上げた。
「人間はいつか、必ず死んでいく。
その時にそばにいてくれる人がいて、大好きな歌があったらいいな」
講座の問い「人はなぜ歌うか」には、こう答えた。
「太古の昔、言葉の前に歌があったんじゃないか」
だとしたら、「遺言」だけでなく、「遺歌」が人々の心に響くのもむべなるかな。
そう、永六輔は私たちの心の中に生きている。
以上です。
永六輔さんのラジオ番組『永六輔の誰かとどこかで』を長きに渡って、よく聴きました。
永六輔さんは、旅好きで、博識の人でしたね。
「生きるものの歌」の全歌詞がネットに載っていました。
「生きるものの歌」
あなたがこの世に生まれ あなたがこの世を去る
私がこの世に生まれ 私がこの世を去る
その時 涙があるか その時 愛があるか
そこに幸せな別れが あるだろうか あるだろうか
(台詞;もし世界が平和に満ちていたとしても
悲しみは襲ってくる 殺されなくても命は終わり
誰もがいつか別れていく
世界がどんなに平和でも 悲しい夜は来る
誰もが耐えて生きている
思い出と歌があなたを支えてゆくだろう)
私がこの世に生まれ 私がこの世を去る
あなたがこの世に生まれ あなたがこの世を去る
その時 明日がある その時 未来がある
そこに生きるものの歌がある 歌がある
以上です。
>「人間はいつか、必ず死んでいく。
その時にそばにいてくれる人がいて、大好きな歌があったらいいな」
今 新型コロナウィルスにかかり入院すると、そばに家族がいる事を許されないようです。
これって、とても悲しい事ですよね。
「遺歌(いか)」は、エンディング・ノートに「小田和正さんのDVDを葬儀に流してくれ」と書いておくことにしよう。
上原 徹 from フォー・セインツ 「生きるものの歌」MUSIC VIDEO short ver.
その後半から、
その後、「自分の歌を歌いたい」という気持ちが高まる。
74年には、歌手デビュー。
八大さんの作曲とピアノ伴奏で、死生観を歌詞に込めて自ら歌った。
デビュー曲「生きているということは」の一節はこうだ。
<生きているということは
誰かに借りをつくること
生きていくということは
その借りを返してゆくこと
誰かに借りたら誰かに返そう>
八大さんと作った最後の「生きるものの歌」は、
死を歌う。
<わたしが この世を去る
その時 愛はあるか
その時 夢はあるか
そこに 幸せな別れがあるのだろうか>
2003年、永さんはNHKテレビの「人間講座「人はなぜ歌うか〜六輔流・日本音楽史」で音楽論を語った。
その最後に「生きるものの歌」を取り上げた。
「人間はいつか、必ず死んでいく。
その時にそばにいてくれる人がいて、大好きな歌があったらいいな」
講座の問い「人はなぜ歌うか」には、こう答えた。
「太古の昔、言葉の前に歌があったんじゃないか」
だとしたら、「遺言」だけでなく、「遺歌」が人々の心に響くのもむべなるかな。
そう、永六輔は私たちの心の中に生きている。
以上です。
永六輔さんのラジオ番組『永六輔の誰かとどこかで』を長きに渡って、よく聴きました。
永六輔さんは、旅好きで、博識の人でしたね。
「生きるものの歌」の全歌詞がネットに載っていました。
「生きるものの歌」
あなたがこの世に生まれ あなたがこの世を去る
私がこの世に生まれ 私がこの世を去る
その時 涙があるか その時 愛があるか
そこに幸せな別れが あるだろうか あるだろうか
(台詞;もし世界が平和に満ちていたとしても
悲しみは襲ってくる 殺されなくても命は終わり
誰もがいつか別れていく
世界がどんなに平和でも 悲しい夜は来る
誰もが耐えて生きている
思い出と歌があなたを支えてゆくだろう)
私がこの世に生まれ 私がこの世を去る
あなたがこの世に生まれ あなたがこの世を去る
その時 明日がある その時 未来がある
そこに生きるものの歌がある 歌がある
以上です。
>「人間はいつか、必ず死んでいく。
その時にそばにいてくれる人がいて、大好きな歌があったらいいな」
今 新型コロナウィルスにかかり入院すると、そばに家族がいる事を許されないようです。
これって、とても悲しい事ですよね。
「遺歌(いか)」は、エンディング・ノートに「小田和正さんのDVDを葬儀に流してくれ」と書いておくことにしよう。
上原 徹 from フォー・セインツ 「生きるものの歌」MUSIC VIDEO short ver.