

何とも退屈な映画でした。
舞台は19世紀末というのですが、ほとんど現代の感じ、貴族ブルジョアの家の女性達の物語。
ストリーと言えるものは無く、ただ結婚し、子どもを産み、死んでいくのを情緒的に綴るだけです。
貴族ブルジョアですから、家事などは召使い、生産的なことと言えば子どもを産むだけ、
それを「愛と悲しみの珠玉の人生賛歌」とは、なんと空々しい。
最後は、現代のパリ、エッフェル塔の見える橋で抱き合う男女、大なる蛇足でした。
邦題も原題(永遠)も、大げさで陳腐。
オドレイ・トトゥ主演だけが楽しみというだけの映画でした。
グレイの髪の彼女がすこしだけ登場しましたが、老婆姿の映像はなしでした。
