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おもしろかったです。ストリーはシンプルで特に特別で新鮮さはありません。でも、素敵な映画でした。
主演のシアーシャ・ローナンがなんともかわいらしいです。ハリウッド女優では珍しい貧乳です。
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『フランシス・ハ』などを送り出した女優でもあるグレタ・ガーウィグが脚本、監督です。
主人公の本名は、クリスティンですが、彼女は自らをレディ・バードというニックネームでよびます。
”Ladybird”は「てんとう虫」という意味ですが、その命はとても短いことから、「物事に怯えず前進し人生を
楽しみなさい」との意味が込められているとも言われるそうです。
アメリカ映画では、金持ちか貧しい人々がメインが多いのですが、この映画は父親が失業中、兄はスーパーのレジ、
看護師の母親の稼ぎに依存しているという中流より下の家庭が舞台です。
その他の登場人物には金持ちの親の子どもが登場しますが、いずれも精細が無く非テントウムシです。
彼女と母親は思春期にある、あらゆることに反発・対立・いがみ合っています。
そんな彼女、閉塞な田舎・家を出て、ニューヨークの大学に行きたくて仕方ありません。
そんな彼女が本名のクリスティンと自己紹介するところで映画が終わります。
ニックネームを捨て、家族からもらった名前に復帰するのは、軋轢していた母親との和解を意味しているのでしょう。
『フランシス・ハ』の私のブログは、『フランシス・ハ』です。 【12月17日】