先日、運転免許の更新時期の到来を知らせるはがきを受け取ったので、早めに更新しておこうと、東陽町にある運転免許試験場に出かける。
現在の免許証の有効期間が5年間。前に更新してからそんなに時期が経ったのかと思う。当時の免許証から住所が2回変わっており、裏面の記載欄がにぎやかなことになっていた。東京で更新手続きを行うのははじめてである。
日曜日とあって、朝から長蛇の列ができている。まあ、何やかんやで2時間くらいかかるだろう。気長に待つしかないな。それにしても、これだけの人数を捌かなければならないのだから、係の人が多少無愛想なのは(警察なので強面の人が多いのも含めて)仕方ないだろう。
前と違っていたのは、案内のはがきに「4桁の暗証番号を2つ登録します」と書いてあったこと。証紙の代金を払った後にATMのような機械で登録し、レシートを受け取る。
その後は視力検査、記載事項変更の有無の確認、写真撮影の後、講習を受ける。一応ゴールド免許なので、全体で30分という短いもの。内容も、歩行者(特に子供、高齢者)への注意、昨年の道路交通法改正ポイント、「かもしれない運転」の実施というソフトなもの。まあ、このあたりは儀礼的なもの。
そして講習を受け取ると、免許証が手渡される。ここで知ったのが、免許証に「ICチップ」が内臓されているということ。そして先に登録した暗証番号をこれまたATMのような機械に入力すると、本籍地を書いたレシートが印字されるというしかけ。なるほど、免許証から本籍地の記載が消えた。これも、この5年の間にIT化が推進されたことと、個人情報保護の観点から免許証の交付での必要性が薄くなったこと(本籍地はセンシティブだから)からの変化だろう。
それにしても、免許証の写真を撮るとなぜこうも無愛想な、人相の悪そうな表情で写るんだろうか。こればっかりは、いくらIT化が進んでも無理なことなんだろうか・・・。