5月22日は「お散歩だんらんの会」の5月集会。その場所が東海道の宿場町・小田原ということで参加した。同会のイベントに参加するのは昨年11月以来のこと。
思い起こせば昨年の3月。私が川崎を訪問することがあって、その際に同会の会主・旅の侍さんと主力メンバーであるIgarashiさんと川崎で会食したことがあった。
この時に酒の回る中で「お散歩だんらんの会も"遠征"を考えてみてはどうですか?」というようなことを話した。東京近郊を散歩のフィールドにしている会なのであるが、何だったら京都や大阪などの「関西遠征」なんてのもいいのではという思いがあってそのようなことを言ったものである。
それがここに来て、かつての北条氏の本拠地であり、東海道の城下町である小田原での開催となった。東京近郊に住む方にとっては「少し遠い日帰り圏内」といったところ。近いといえば近いし、遠いといえば遠いところである。その感覚は私も東京の東の端に住んでいただけにわかる。ただ、私も遠征を持ち出したことでもあるし、時期もよく半年振りに参加してみようということでエントリー。
さて、小田原までどうやって行くか。普通に考えれば早朝の新幹線で行くことである。ただそれでは当たり前すぎるし、費用もかかる。かと言って普通列車を乗り継いだのでは間に合わない。サンライズ出雲・瀬戸で東京まで行って折り返すというのも一瞬考えたが・・・。
ここで出たのは「高速道路のETC割引で限界に挑戦するのはどうか」ということ。現政権下では制度の見直しも取りざたされていることだし、「地方路線1000円」というのに乗っかってみるのも面白いだろう。行きは小田原まで直行、散歩に参加して小田原に1泊して、帰りはあちこち寄り道しながら1日がかりで帰るというので一つドライブ旅行ができる。ならばパートナーのキューブに出動をかけるとしよう。
時間を調べれば片道450キロ、時刻検索では約6時間の道のりという。ただ途中で休憩も取るからもう少しかかるとして、7~8時間はかかるかな。11時半が集合時間のため、早朝4時前に出るか、あるいは日付の変わるくらいに出て途中で仮眠を取るか・・・。いずれにしても前の日はアルコールは飲まずに22時くらいに一度横になる。
・・・寝たのか寝ていないのか、気がつけば日付変わって午前1時半。何とも中途半端な時間であるが、二度寝すれば間違いなく夜が明けるだろうし、身体も意外としゃんとしているのでもう支度して出ることにする。ちょうど自宅を出発したのが午前2時。
名神高速の尼崎インターでETCを通す。深夜の時間帯とはいえ走り抜けるクルマもそれなりにある。ちょうど前日まで名神のリフレッシュ工事が行われていたのだが、その終了を告げる案内板が目立つ。順調に走り、兵庫県から大阪府、京都府を通過し、滋賀県に入る。
草津パーキングエリアで最初の休憩。夜の3時前であるが、ここは売店、軽食、コンビニと24時間営業である。そのためか格好の仮眠場所となっており駐車場は結構埋まっている。シートを倒して横になっている人も。私も計画ではこのあたりで仮眠を取ることも考えていた。
コンビニで飲み物やらガムなどを購入。深夜のドライブに出ている若者のグループも店内で賑やかに一時を送っている。その辺の駅前と変わらぬ光景である。
草津からは新名神→東名阪→伊勢湾→東名と走る。不思議なもので、走るうちに段々と目がさえてきて疲れを感じなくなる。躁状態というのかな。まあ、朝の小田原の集合には確実に間に合うところ。
午前5時、そろそろ東の空が白んできた頃に浜名湖サービスエリア到着。小田原までの中間点を少し過ぎたあたりである。ここで2度目の休憩。早い時間であるが多くの人たちで賑わっていた。皆さんどこまで行くのだろうか??
浜名湖に面しており、静かな湖面を見る。芝生広場も広がっており、春には桜の名所にもなるとか。また、カップルで訪れるスポットなどもあり、早朝から鐘を鳴らすオバチャンの姿も。いい目覚めになりそう・・・・?
早いけど朝食。浜名湖といえば・・・ということで、朝っぱらからうなぎ丼を注文。普段の食事の中ではうなぎを食べることはめったにないのであるが、まあ、浜名湖に来たわけなので。味と値段は、まあサービスエリアレベルと申し述べておこう。
少しずつ空が白んでくる。この日も天候が良さそうである・・・・。(続く)