これほど両チームの死闘が繰り広げられた日本シリーズを見るのはいつのこと以来だろうか。
千葉ロッテマリーンズと中日ドラゴンズとの間で行われた今年の日本シリーズ、ロッテの3勝2敗1分で迎えた第7戦、8対7でロッテが勝利し、見事に「ペナントレース3位からの日本一」を勝ち取った。
ツィッターなど見ていても、オリックス・バファローズのファンの立場としてロッテを応援する、あるいは中日を応援する、それぞれの違いがあってタイムラインを追いかけるのが面白かったが、私としてはパのチームに頑張ってほしいこと、そして「ロッテファンのファン」としてはぜひ勝ってほしいという思いがあった。それだけにうれしいことである。
日本シリーズ最長試合となった第6戦はずっとフジテレビ系列の中継を追いかけて、延長15回の死闘を存分に楽しませてもらった。実は会社の先輩社員が急遽手に入ったチケットを持って四国から名古屋まで応援に駆けつけたのだが、最後まで見て結局宿まで移動することができずに、知人の家に押しかけたということもあった。鉄道ファンの間では「名古屋地区の終電」に関する書き込みも多く、いろんな意味で印象に残る一戦となった。
そして、それを受けての第7戦。試合展開はいろんな記事によるとして、テレビで観ているだけのファンとしても緊張する展開。まさか2試合続けて4時間を超える長時間のシリーズになるとは思わなかった。
結果としてロッテが勝ったわけだが、両チームの激闘はどちらに勝敗が転んでもおかしくなく、球史に残る接戦と言っていいだろう。ほんま誰やねん、この組み合わせを不人気だの視聴率が取れないだのバレーのほうが優先やろという勝手なこと言っていたマスゴミは??と言いたくなる。そんな局はビールかけの会場に出入りすべきではないし、ロッテの選手の取材などする資格はないと思う。とっととベイスターズを新潟に譲渡しろよ。
それはさておき個人的にうれしかったのは、元国鉄マンの西村監督が「日本一」を勝ち取ったこと。以前にこのブログでも紹介した書籍「国鉄スワローズ」の中で、長年「日本一」から遠ざかっている国鉄~JRの野球部にあって、「日本一」を目指す西村監督のことが紹介されていたのを思い出す。それが就任1年目で達成されたというのは喜ばしい。西村監督といえば「地味系監督」の代表のように言われているが、これまでの闘将、智将、魔術師などの異名をとった名監督たちとはまた違った名将像をつくってくれたということで評価したい。
本当に、おめでとうございます!!