まつなる的雑文~光輝く明日に向かえ

まつなる兄さんのよしなしごと、旅歩き、野球、寺社巡りを書きます。頼りなく豊かなこの国に、何を賭け、何を夢見よう?

政治家はよく記憶をなくす?

2016年01月29日 | ブログ
「記憶障害」というと、本人にとっては日常生活を送る上でいろいろな支障が出てくるし、家庭や職場でも周りのサポートが不可欠である。

ただ、記憶障害が一種の職業病と言える職業があるようだ。そしてそれが発症するのは、「不正なカネを受け取った時」によく見られるようで・・・。

「記憶にございません」で、大事なところが務まるのかが心配である。いろんなことが頭の中にインプットされていて、引き出しを自在に操ることができなければ、なかなかちゃんとした仕事ができないと思う。この「記憶障害」を医学的に解明して、特効薬とかナントカ細胞の開発につなげることができれば、それこそノーベル平和賞ものだろう。

・・・ここまで書くと、最近渦中の人として2名出てくる。一人は、先日初公判が行われた野々村元議員。あの号泣会見から一転、初公判では「記憶にございません」を何十回も繰り返し、裁判帳からも叱責、しかも「逃亡の恐れあり」として勾留された。この方は、記憶障害とはまた別な精神疾患がありそうで、(だからといって免罪とならないが)本当に医療の手を借りたほうがよいのかと思う。

そしてもう一人が、甘利大臣。こちらも「記憶にありません」としつつも、結局大臣を辞職した。ただ、辞職の潔い態度が逆に評価を上げたとする向きもある。私も、どちらかと言えばそう思う。

甘利氏は、TPP やらマイナンバー制度において「矢面」に立ってきた感がある。マイナンバーでは「私以外私じゃないの」の替え歌を披露して笑われたこともあるが、安倍内閣を実務面で支えたところはある。そんな人でも、職業病にかかる(移される?)。

別に甘利氏を支持するのではないが、このタイミングで辞めなくてもよかったのではないかと思う。せめてTPP の最終調印まで務めてもよかった、いや国際的にみてそうすべきではなかったかと思う。

野党は、安倍内閣の主要閣僚を辞任に追い込んだことで意気上がっているが、弥藤の意気が上がるのがこんな時だけというのが情けない。例えばTPP で、野党はどれだけの論陣を張って与党に対抗したのか。政策面でどれだけ正面から向かったのか。

今はTPPに合意したら合意したで、その後の農業や産業振興について討論すべきと思うが、甘利氏の辞任を巡っての首相の任命責任が国会の焦点って・・・・ 。他に話すことはないのか。

どっちもどっち、どっちも高槻・・・。
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