今年も残りあと1週間。今日はクリスマスイヴということで街中もそうした雰囲気。コンビニの前ではクリスマスケーキを売る店員さん。
実質今年最後の週末ということもあり、部屋の大掃除も行うのだが、まずそのうち1日は出かけることにする。このところ出かけるというと札所めぐりであるが、今回は青春18きっぷのバラを購入している。とりあえずどの方向に行くかということで選んだのは、東。温暖な海を見たいし、行ったことのない知多半島の南に行こうかと思う。
知多半島といえばJRなら武豊線が走っている。昨年電化されたこともあり改めて乗ってもいいかな。またその先は名鉄に乗り継いで河和、内海というところを回り、先端の師崎あたりで魚でもいただくということで。
ということでまずは名古屋を目指すのだが、これも東海道線ではなく、行きは関西線経由で行くことにする。となると早い時間というわけで、今回は自宅から50分歩いて柏原まで行き、2番電車となる5時54分発の加茂行きに乗る。本当は5時36分発の始発に乗りたいところだったが、家を出るのが遅くなった。まあ、2番電車でも加茂から先の列車は同じである(乗り換え時間がわずかしかなく、座れるかどうか心配なのだが)。
天気はいいが風は強く、駅に着いてドアが開くたびに冷たい風が入ってくる。6時21分に奈良到着。6慈39分発まで20分近く停車する。うーん、これだけ停まるくらいなら、もう少し早く出発して、その分加茂での接続時間に余裕を持たせてくれればと思う。木津から加茂までは単線ということで向こうからの列車との行き違いのこともあるのだろうか。



6時54分、加茂に到着。次の亀山行きは6時55分発。ホームの向かい側に停車しており乗り込む。先の列車で来たらしい客も結構乗っていたが、乗り継いだ客も無事に座ることができた。少しずつ空が明るくなる中を走る。気動車に乗ると「出かけてきた」という気持ちになる。途中では関西線の複線電化、大阪との直通を求める看板が見えるが、運賃計算では「大阪近郊区間」に含まれるこの区間もそこまでの利用は見込まれないだろう。


伊賀上野で半分くらいの客が下車して空席が目立つようになった。加太越えの後、亀山に到着。ここからは再び電化区間となる。JR東海の主力となっている転換クロスシートの車両である。こちらのほうはJR東海が利用客増に向けていろいろとテコ入れをしているようだ。4両編成も駅ごとに乗客が増え、桑名からは満員となった。



木曽三川を渡り愛知県に入り、9時59分、名古屋に到着。知多半島、武豊を目指すなら10時28分発の区間快速がある。大府まで東海道線を走った後に武豊線に入るという列車である。この運転系統は武豊線が非電化だった頃もあったそうだが、同じ電車となると車両の運用も効率的にできる。ということで、次の列車まで時間があるのでホームのスタンドで味噌味のきしめんをいただく。以前はきしめんは醤油ベースのだしでしか出ておらず、名古屋の味噌を味わおうとすれば味噌煮込みうどんでなければだめだったが、最近は醤油、味噌両方が選べるのでスタンドの立ち食いといえどもなかなかのものである。
きしめんを待つ間、いやその前に名古屋に着く前に考えていたのだが、当初は知多半島に行くつもりで出て来たのに、ここに来て急に考えが変わった。理由は青春18で来ていることである。武豊まで行った後は名鉄やバスで移動するわけで、青春18の一日JR乗り放題のメリットが薄れる。むしろ、まだ時間も早いことだし、行けるところまで行ったほうがいいのかなという気持ちになってきた。知多半島はこの時季でなくとも、名古屋まで近鉄で来るか、あるいは伊勢湾フェリー~名鉄海上観光船の乗り継ぎで伊良湖岬周りで上陸する方法もある。
そこで候補をどうするか。時刻表の地図を見て候補になったのが、まず中央線で恵那まで行き、明知鉄道に乗るというもの。実はこの第三セクター路線には乗ったことがなく、終点の明智には大正村があったり、途中の岩村には日本三山城の一つ、岩村城があるということで、それを訪ねるのもよいかと。途中下車を絡めても18時過ぎには名古屋まで戻ることができる。そしてもう一つは東海道線で浜松。今年の夏休みで静岡県を回ったのだが、遠州の中心地である浜松は乗り継ぎでホームに出ただけであった。そもそも、浜松じたいいつもそうで、実は改札口を出たことすらない。私のこれまでの旅行記で、あたかも全国各地を回っているかのように思われる方もいらっしゃるかもしれないが、実のところは沿線の主要都市にも関わらず通過したり乗り換えたりしただけで、街の様子をほとんど知らないというところは結構ある。
きしめんをいただいた後で決めた行き先は、浜松。夏の静岡旅行で回れなかったところを今回埋めるということで決めた。乗ったのは名古屋10時32分発の特別快速豊橋行き。車内では関西弁の会話がよく聞こえる。この特別快速の始発は米原で、関西方面からの新快速からの乗り継ぎであろう。やはり青春18の時季となれば東海道線を多くの「18きっぱー」が行き交う。関西からの新快速、そして米原から豊橋までの新快速、特別快速は転換クロスシート車両で快適に移動できるが、豊橋から熱海までの静岡県区間はロングシート車両、しかも短い3両編成という試練の区間である。この特別快速も豊橋から浜松行きに乗り継ぎとなるが、混雑することだろう。

豊橋に到着。次の11時42分発の浜松行きはホームが変わるので、とりあえずそちらに向かう。案内板で乗車位置を確認するが、意外にも「○1~8」という表示だった。先ほどの特別快速と同じく8両である。後続の列車や、浜松方面から到着した列車は3両編成だったから、これはたまたまだろうか。いくら青春18の利用客が多い時季で、ちょうど関西から乗り継いでさらに東を目指す客が見込まれるとしても、わざわざそのために増車することも考えにくい。それはともかく、年末年始ほどの混雑ではないためか席取り合戦が行われるわけでなく、空席も目立つ中で出発。二川、新居町といった東海道五十三次の史跡が残るところを通り過ぎる。
12時15分、高架の浜松に到着。最初の目的地が知多半島だから結構遠くに来たものである。戻りの時間を時刻表で確認すると、17時03分発の新快速が米原直通ということでベストかなと思う。もう少し遅い時間の列車でも乗り継ぎで戻ることができるが、まあ日帰り旅行ならこのくらいで充分だろう。滞在時間が5時間近くということなら、少しは初めての浜松を楽しむことができるはず。
多くの人で賑わうコンコースに続く改札口を出る。するとそこで目に飛び込んできたのは・・・・。
実質今年最後の週末ということもあり、部屋の大掃除も行うのだが、まずそのうち1日は出かけることにする。このところ出かけるというと札所めぐりであるが、今回は青春18きっぷのバラを購入している。とりあえずどの方向に行くかということで選んだのは、東。温暖な海を見たいし、行ったことのない知多半島の南に行こうかと思う。
知多半島といえばJRなら武豊線が走っている。昨年電化されたこともあり改めて乗ってもいいかな。またその先は名鉄に乗り継いで河和、内海というところを回り、先端の師崎あたりで魚でもいただくということで。
ということでまずは名古屋を目指すのだが、これも東海道線ではなく、行きは関西線経由で行くことにする。となると早い時間というわけで、今回は自宅から50分歩いて柏原まで行き、2番電車となる5時54分発の加茂行きに乗る。本当は5時36分発の始発に乗りたいところだったが、家を出るのが遅くなった。まあ、2番電車でも加茂から先の列車は同じである(乗り換え時間がわずかしかなく、座れるかどうか心配なのだが)。












きしめんを待つ間、いやその前に名古屋に着く前に考えていたのだが、当初は知多半島に行くつもりで出て来たのに、ここに来て急に考えが変わった。理由は青春18で来ていることである。武豊まで行った後は名鉄やバスで移動するわけで、青春18の一日JR乗り放題のメリットが薄れる。むしろ、まだ時間も早いことだし、行けるところまで行ったほうがいいのかなという気持ちになってきた。知多半島はこの時季でなくとも、名古屋まで近鉄で来るか、あるいは伊勢湾フェリー~名鉄海上観光船の乗り継ぎで伊良湖岬周りで上陸する方法もある。
そこで候補をどうするか。時刻表の地図を見て候補になったのが、まず中央線で恵那まで行き、明知鉄道に乗るというもの。実はこの第三セクター路線には乗ったことがなく、終点の明智には大正村があったり、途中の岩村には日本三山城の一つ、岩村城があるということで、それを訪ねるのもよいかと。途中下車を絡めても18時過ぎには名古屋まで戻ることができる。そしてもう一つは東海道線で浜松。今年の夏休みで静岡県を回ったのだが、遠州の中心地である浜松は乗り継ぎでホームに出ただけであった。そもそも、浜松じたいいつもそうで、実は改札口を出たことすらない。私のこれまでの旅行記で、あたかも全国各地を回っているかのように思われる方もいらっしゃるかもしれないが、実のところは沿線の主要都市にも関わらず通過したり乗り換えたりしただけで、街の様子をほとんど知らないというところは結構ある。




多くの人で賑わうコンコースに続く改札口を出る。するとそこで目に飛び込んできたのは・・・・。