まつなる的雑文~光輝く明日に向かえ

まつなる兄さんのよしなしごと、旅歩き、野球、寺社巡りを書きます。頼りなく豊かなこの国に、何を賭け、何を夢見よう?

第7回四国八十八所めぐり~高知駅前にて

2017年02月16日 | 四国八十八ヶ所
のいちから乗った列車は土讃線に入り、15時19分に高知に到着。高知駅に列車で降り立つのも久しぶりで、今の高架駅になってからは初めてである。数年前に野球のオープン戦を観に来た時もクルマで高知入りしていた。駅名標には高知ファイティングドッグスのキャラクターも描かれており、私のミッションである「巡拝とアイランドリーグ観戦」の高知編をいつ行うかが楽しみである。日程は3月になって発表されるようだ。

さて、この日は17時10分発のJR高速バス・高知エクスプレス号で大阪に戻る。それまで2時間をどう過ごすか。頭に浮かんだのはひろめ市場だが、2時間で行って戻って来る自信はない(笑)。まあ今回は帰りに高知駅に立ち寄った形なのでその辺は次回以降とするが、とりあえず駅前に出る。ちょうどここで雨が降ってきた。

駅前には土佐が生んだ維新の志士たちとして、坂本龍馬、中岡慎太郎、武市半平太の像が並ぶ。また広場には「龍馬伝」をテーマにしたイベント施設もあり、見物する人も多い。

ただ、私は彼らよりも、観光案内所に立てられていたこの方のパネルのほうにうなっていた。「酒場放浪記」でおなじみの吉田類さん。仁淀川の出身で、酒飲み県の高知が生んだ偉大なる酔っぱらいである。ここで浮かんだのが、芸人・永野の「◯◯に捧げる歌」。言うなれば、「龍馬より~普通に~吉田類が好き~!!」。

・・・ということはさておき、バスに乗るのがもろに夕食の時間帯ということで、時間は早いが駅前で食事とする。駅の高架下に「庄や」がある。チェーン店だが、それぞれの土地のメニューも別枠で用意されているので、手っ取り早く、かつ手堅く味わうには便利である。鰹の塩たたき、どろめ、ウツボの唐揚げなどいただく。まあ今回はオープン戦のようなものだ。

そろそろ時間となり、バスターミナルに向かう。湊町バスターミナルまで5時間の道のりである。うれしいのは、昼行便なのに3列シート。隣を気にせずゆったりできる。

バスははりまや橋のバスターミナルと、高知インター南に停車する。そのはりまや橋もバスの窓越しに見ることができたのでよしとする。

一方で驚いたのが、はりまや橋の交差点。確か、交差点には西武百貨店があったはずだが、そこには郷ひろみさんがキャラクターの某パチンコ店がデンと構えている。あらあら。高知の一等地といえる場所に、よりによって賭博かいな。ひろめ市場のような酒飲みスポットを誘致すればよかったと思うのだが、現実はパチンコ店くらいしか名乗りを挙げなかったのだろう。まあ、この辺りはこれから高知市内を回る時に観察したいと思う。

高知インターから高速に入る。外も暗くなり、後は走るのに任せるだけだ。シートでゆったりくつろぐことにする。バスはこの後、吉野川サービスエリアで休憩、そして淡路島の室津パーキングエリアでも休憩したが、吉野川では外に出たものの、室津ではそのままシートに座っていた(移動の記述が往路に比べてあっさりしているが・・・)。

帰りも大きな渋滞はなく、途中の高速舞子も下車客がなく通過して、結局定刻より10分早く湊町に到着した。

今回で高知東部は回り終えた。これから高知中部、そして西部と続くが、公共交通機関で回るには徳島以上に時刻表を読み解く力が要るように思う。またそれらを楽しみに、春以降の四国めぐりを味わいたいものである・・・。
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