1月28日の朝。
何とか、起きることができた。まだ今日は移動日だ。明日は最悪でも何とかなるだろうと願うことにする。
・・・先の記事で「厄介なことが起きた」と書いた。なぜこのタイミングで、というところだが、実は前日は39度近い熱を出していた。その前から少ししんどいなとは思っていたが、金曜日は体も熱かった。ただ普通に電車に乗って歩いて出社していたし、どうしてもやらなければならない業務もあったので、定時までは何とか耐えた。で、帰宅したらこの熱である。インフルエンザの自覚症状はないし、私の場合は、疲れが溜まると発熱するところがある。その前もいろいろあったのがここで出たか。
こんな時は眠ること。28日に起きるのもしんどければ中止するが、そうでなければ決行する。そして朝になって体温を測ると37度ちょうどまで下がっていた。汗でだいぶ引いたようだ。後は日中の動きで回復させることにする。この熱は弘法大師からのメッセージだったのか、それとも・・・。
1ヶ月前にも来たなんばパークスの高速バス乗り場に現れる。室戸行きのエディ号は7時半に出発して、室戸着は13時45分。前回は徳島県の端の宍喰まで乗ったが、今回は終点まで行く。高速バスではあるが、高速は四国に入るまで。四国内は国道55号線をひた走る便である。
前回は帰省の時季でもあり続行便も出ていたが、この日はもちろん1台運行。座席指定が1番前だったので陣取るが、何となんば発車時点での乗客は私一人。発車前に、もう一人予約していたらしい客の呼び出しアナウンスをかけたが応答なく、私だけの発車となった。
今回は四つ橋筋を北上して、ハーピス大阪のバス停に到着。さすがにここからは乗客があるが、それでも乗車率は半分いるかいないかという程度である。隣の相客もおらす、ゆったりと行くことができる。6時間も乗るのだし、景色も一度見ている区間だから、眠たければ眠ればいい。
大開から淀川左岸線、湾岸線を乗り継ぐ。住吉浜の出口が少し混むくらいで順調に進む。高速舞子では、前に別系統のバスが乗車扱い中だったので、側線にしばらく停車した後で乗り場に入った。ここでも乗車はあったが、全体では半分程度。後はゆったりと過ごせばいい。
淡路島に入り、室津PAで休憩。コンビニで温かいお茶や栄養補助食品を買う。ここまで来ると元気が出てきたのを感じる。やはり出発してよかったと思う。
それでも休める時は休んだほうがよいのか、淡路島から徳島市街にかけてはウトウトとしていたようだ。気づいたのは徳島大学のバス停到着のアナウンス。いつしか四国に入ったということで、後は車窓を楽しむことにする。前回まで回っていた徳島の札所のことなど思い出しながら・・・。
国道55号線は徳島から室戸まで137キロとの表示が出ている。この距離、大阪からだと岐阜の大垣や京都の天橋立、岡山の牛窓くらいに相当する距離である。それを下道で延々と走るのだから乗りでがある。以前、大和八木から紀伊半島を縦断して新宮に行くローカルバスに乗ったのを思い出す。
徳島県内では渋滞するポイントもなく、阿南駅に到着。ここで下車する人が多い。
続いて橘営業所。ここで乗務員の交代ということで、営業所の横にバックして停車する。これはしばらく時間調整ということもあるが、車両の後部を開けている。これはトイレの給水をしている。6時間走る中ではいろいろとあるものである。ただ前に乗った時にはこの動きはなかったのだが、確か乗務員の引き継ぎの時に「トイレ誰も使ってなかったよ」ということを言っていた。
前回の四国八十八所めぐりではベースキャンプとした日和佐を通過する。ここから次の札所がある室戸岬までは80キロ。歩きでの遍路ではハードな区間の一つである。前回、歩きで移動する人をバスの車内から目撃したが、今回はどうだろうか。
国道55号線の徳島から88キロ地点のある宍喰を過ぎ、高知県に入る。東洋町の甲浦岸壁を過ぎると、前回はローカルバスで移動した区間に入る。今度は大阪から直通のバスで訪れることに、何だかうれしいというか、遠くまで来たのだなと感じるところである。ここまで来ると、高速舞子では20数人いた乗客も私ともう2人だけとなり、野根で一人が下車して私と男性の二人だけとなった。
天候も良く、ちょうど太陽が黒潮を照らす。やはりこうした景色を見ると気持ちも明るくなる。そんな中で、前方に菅笠と白衣姿の遍路を見つける。こちらに向かっていたから逆打ちだろう。昼前のこの時間で室戸の東を歩いているということなら、宿泊はどのあたりになるのだろうか。
前回バスを下りた青年大師像前を過ぎ、一気に岬の先端に向かう。ここで北西に進路を変えると次が終点室戸である。確か定時は13時45分だったが、20分以上早く到着ということになる。室戸のバス停は集落の中ではなく、室戸岬の新港の中の広場にある。ここは海の駅とろむという施設で、室戸の観光拠点の一つになっている。前回も国道を歩いてこの横は通っているが、その時は札所までの時間も気になっていたし、海の駅といっても別に何もないのかなと昼食もとらずに素通りしていた。後で調べたところでは食事もできるということで、今回はこの先の路線バスの時間まで過ごすことにする。せっかく高知編に入ったということで、名物のアレをいただくことに・・・。
何とか、起きることができた。まだ今日は移動日だ。明日は最悪でも何とかなるだろうと願うことにする。
・・・先の記事で「厄介なことが起きた」と書いた。なぜこのタイミングで、というところだが、実は前日は39度近い熱を出していた。その前から少ししんどいなとは思っていたが、金曜日は体も熱かった。ただ普通に電車に乗って歩いて出社していたし、どうしてもやらなければならない業務もあったので、定時までは何とか耐えた。で、帰宅したらこの熱である。インフルエンザの自覚症状はないし、私の場合は、疲れが溜まると発熱するところがある。その前もいろいろあったのがここで出たか。
こんな時は眠ること。28日に起きるのもしんどければ中止するが、そうでなければ決行する。そして朝になって体温を測ると37度ちょうどまで下がっていた。汗でだいぶ引いたようだ。後は日中の動きで回復させることにする。この熱は弘法大師からのメッセージだったのか、それとも・・・。
1ヶ月前にも来たなんばパークスの高速バス乗り場に現れる。室戸行きのエディ号は7時半に出発して、室戸着は13時45分。前回は徳島県の端の宍喰まで乗ったが、今回は終点まで行く。高速バスではあるが、高速は四国に入るまで。四国内は国道55号線をひた走る便である。
前回は帰省の時季でもあり続行便も出ていたが、この日はもちろん1台運行。座席指定が1番前だったので陣取るが、何となんば発車時点での乗客は私一人。発車前に、もう一人予約していたらしい客の呼び出しアナウンスをかけたが応答なく、私だけの発車となった。
今回は四つ橋筋を北上して、ハーピス大阪のバス停に到着。さすがにここからは乗客があるが、それでも乗車率は半分いるかいないかという程度である。隣の相客もおらす、ゆったりと行くことができる。6時間も乗るのだし、景色も一度見ている区間だから、眠たければ眠ればいい。
大開から淀川左岸線、湾岸線を乗り継ぐ。住吉浜の出口が少し混むくらいで順調に進む。高速舞子では、前に別系統のバスが乗車扱い中だったので、側線にしばらく停車した後で乗り場に入った。ここでも乗車はあったが、全体では半分程度。後はゆったりと過ごせばいい。
淡路島に入り、室津PAで休憩。コンビニで温かいお茶や栄養補助食品を買う。ここまで来ると元気が出てきたのを感じる。やはり出発してよかったと思う。
それでも休める時は休んだほうがよいのか、淡路島から徳島市街にかけてはウトウトとしていたようだ。気づいたのは徳島大学のバス停到着のアナウンス。いつしか四国に入ったということで、後は車窓を楽しむことにする。前回まで回っていた徳島の札所のことなど思い出しながら・・・。
国道55号線は徳島から室戸まで137キロとの表示が出ている。この距離、大阪からだと岐阜の大垣や京都の天橋立、岡山の牛窓くらいに相当する距離である。それを下道で延々と走るのだから乗りでがある。以前、大和八木から紀伊半島を縦断して新宮に行くローカルバスに乗ったのを思い出す。
徳島県内では渋滞するポイントもなく、阿南駅に到着。ここで下車する人が多い。
続いて橘営業所。ここで乗務員の交代ということで、営業所の横にバックして停車する。これはしばらく時間調整ということもあるが、車両の後部を開けている。これはトイレの給水をしている。6時間走る中ではいろいろとあるものである。ただ前に乗った時にはこの動きはなかったのだが、確か乗務員の引き継ぎの時に「トイレ誰も使ってなかったよ」ということを言っていた。
前回の四国八十八所めぐりではベースキャンプとした日和佐を通過する。ここから次の札所がある室戸岬までは80キロ。歩きでの遍路ではハードな区間の一つである。前回、歩きで移動する人をバスの車内から目撃したが、今回はどうだろうか。
国道55号線の徳島から88キロ地点のある宍喰を過ぎ、高知県に入る。東洋町の甲浦岸壁を過ぎると、前回はローカルバスで移動した区間に入る。今度は大阪から直通のバスで訪れることに、何だかうれしいというか、遠くまで来たのだなと感じるところである。ここまで来ると、高速舞子では20数人いた乗客も私ともう2人だけとなり、野根で一人が下車して私と男性の二人だけとなった。
天候も良く、ちょうど太陽が黒潮を照らす。やはりこうした景色を見ると気持ちも明るくなる。そんな中で、前方に菅笠と白衣姿の遍路を見つける。こちらに向かっていたから逆打ちだろう。昼前のこの時間で室戸の東を歩いているということなら、宿泊はどのあたりになるのだろうか。
前回バスを下りた青年大師像前を過ぎ、一気に岬の先端に向かう。ここで北西に進路を変えると次が終点室戸である。確か定時は13時45分だったが、20分以上早く到着ということになる。室戸のバス停は集落の中ではなく、室戸岬の新港の中の広場にある。ここは海の駅とろむという施設で、室戸の観光拠点の一つになっている。前回も国道を歩いてこの横は通っているが、その時は札所までの時間も気になっていたし、海の駅といっても別に何もないのかなと昼食もとらずに素通りしていた。後で調べたところでは食事もできるということで、今回はこの先の路線バスの時間まで過ごすことにする。せっかく高知編に入ったということで、名物のアレをいただくことに・・・。