昨年の電通社員の自殺問題を契機に、世の中では長時間労働が大きな社会的問題になっている。これまでにも長時間労働、労働時間短縮について時にクローズアップされたことはあるにしても、私が社会人として過ごしているこの20年あまりの中で、ここまで大きく取り上げられるのは初めてではないかと思う。私の周りもそんな感じである。ただ、実際問題としては仕事量と人手のバランス、業界の構造、あるいは社会全体にも関係することであり、単に時短します・・・というだけで終わることでもないと思う。
・・・時短といえば、試合時間を短縮しようという動きがちょくちょく出てくるプロ野球。長時間労働問題からガラリと話題は変わるが、プロ野球の選手をある意味労働者と考えればつながっている(というのはこじつけ。プロ野球選手は個人事業主、請負業という見方もある)。
今、メジャーリーグで検討されている「敬遠の申告制」。申告すれば、4球投げなくても自動的に敬遠四球として一塁に歩かせるというものだが、これを日本にも導入しようかという話が出ている。その理由が、試合時間の短縮。要は時短である。
ただ、それで時短になるのかな?1試合に1回あるかないかの局面で、短縮も1~2分くらいのものでしかないだろう。その程度とわかっていて「時短」と言ってほしくない。逆に、時短は建前であり本音は別のところにあるのだろうと邪推してしまう。敬遠四球も無駄球で、肩を消耗するとでも?
そもそも、野球の試合で時短を求めている人というのはどのくらいの割合なのだろうか。私個人としては、球場にお金を払って観戦するのは、「その日その時間を買っている」という意識がある。長い試合でも見所があれば安いと思うし、逆に終わりが早くてもあっさりした試合なら物足りなさを感じる。試合の内容の濃淡も要素の一つかなと思う。今はどうせ地上波の中継も少ないし、BSやCSで観戦するぶんにはさほどストレスにならない。
もし時短で見直すところを挙げるならば、もう一度「15秒ルール」の適正な運用に向けて時間を費やして検討するとか、タイムによる中断を制限するとか、細かなところだが考える余地はあると思う。野球は「間」のスポーツであることを考えると、あまり時間、時間で追うのもどうかと思う。
言っても野球なのだし、普段の生活で時間に追われているのだから、せめて球場にいる時くらいは時間を気に楽しめばよいと思うのだが・・・。
・・・時短といえば、試合時間を短縮しようという動きがちょくちょく出てくるプロ野球。長時間労働問題からガラリと話題は変わるが、プロ野球の選手をある意味労働者と考えればつながっている(というのはこじつけ。プロ野球選手は個人事業主、請負業という見方もある)。
今、メジャーリーグで検討されている「敬遠の申告制」。申告すれば、4球投げなくても自動的に敬遠四球として一塁に歩かせるというものだが、これを日本にも導入しようかという話が出ている。その理由が、試合時間の短縮。要は時短である。
ただ、それで時短になるのかな?1試合に1回あるかないかの局面で、短縮も1~2分くらいのものでしかないだろう。その程度とわかっていて「時短」と言ってほしくない。逆に、時短は建前であり本音は別のところにあるのだろうと邪推してしまう。敬遠四球も無駄球で、肩を消耗するとでも?
そもそも、野球の試合で時短を求めている人というのはどのくらいの割合なのだろうか。私個人としては、球場にお金を払って観戦するのは、「その日その時間を買っている」という意識がある。長い試合でも見所があれば安いと思うし、逆に終わりが早くてもあっさりした試合なら物足りなさを感じる。試合の内容の濃淡も要素の一つかなと思う。今はどうせ地上波の中継も少ないし、BSやCSで観戦するぶんにはさほどストレスにならない。
もし時短で見直すところを挙げるならば、もう一度「15秒ルール」の適正な運用に向けて時間を費やして検討するとか、タイムによる中断を制限するとか、細かなところだが考える余地はあると思う。野球は「間」のスポーツであることを考えると、あまり時間、時間で追うのもどうかと思う。
言っても野球なのだし、普段の生活で時間に追われているのだから、せめて球場にいる時くらいは時間を気に楽しめばよいと思うのだが・・・。