今年も「球春到来」、各地でオープン戦が開催されている。また、3月3日と4日は野球日本代表(侍ジャパン)の試合も行われる(シーズン前というこの時季に、WBCや五輪に直接関係しない試合を行うことに、サンデーモーニングの張本さんが「喝」を入れていたが、それはそれでわかる)。
3日は業務のため、4日の神戸でのバファローズ対ベイスターズのオープン戦を観戦。昨年はリーグ3位から日本シリーズに進出してホークスを苦しめたこともあり、今年はリーグ優勝の呼び声もあるベイスターズ。普段なかなか観戦することのない相手だけに楽しみである。
春のオープン戦は天候が不安定なことが多く、時には肌寒い中での観戦となるのだが、この4日は最高気温が20度を超える暖かさ。自宅を出た時は上に羽織るものがあったが、球場に着く頃には上着はいらないくらいだった。中には早くも半袖姿の人もいる。
オープン戦ということもあり、ライブ指定席の前の方の席も安く確保できた。選手も近く、見やすい。開門が試合開始1時間前ということもあり、両チームの打撃練習はもう終わっており、ちょうどバファローズの選手たちが守備練習の最中。その後でベイスターズの守備練習となる。
スタメン発表となる。今季からスタジアムDJが交代したようで、今度の人は落ち着いた感じの声である。前任のDJがあまり好きではなかったのでこれは良いことである。
バファローズの先発はドラフト1位の田嶋。左腕で150キロの速球を持つ社会人No.1の評価を得た投手である。先発ローテーション入りも期待されており、まずはこの投手が見られるのが楽しみである。立ち上がりの1回表、先頭の桑原が三塁ベースの横を破る二塁打を放つ。続くタイガースからFA移籍の大和の内野ゴロで三進し、ソトの内野ゴロの間にベイスターズが1点を先制する。まあこれは仕方ないだろう。
ベイスターズの先発は熊原。1回裏、バファローズの先頭は宗。今季は1軍定着が期待されている。こちらも三塁ベースの横を破る当たり。俊足を飛ばして二塁に進むが、ベイスターズ左翼の佐野が打球の処理にもたついている間に三塁に行き、そのまま本塁に突っ込んでくる。記録はランニングホームラン。いやいや、お疲れ様。その後も二死一・二塁とするが追加点は奪えなかった。この後もランナーを出すが得点には至らない。
田嶋は2回、3回と三人ずつで退けるが、4回先頭の大和が四球で出塁する。ソトが凡退し、ロペスは平凡な二塁ゴロ。これで併殺でチェンジ・・というところで、二塁の大城がお手玉。続く宮崎は中堅へのフライだが、宗から内野への返球がそれてランナーはそれぞれ進塁する。ここで、1回に打球処理にもたついて宗にランニングホームランを許した佐野が一塁の横を破る2点タイムリーを放つ。3対1、続く神里にもヒットが出たところで田嶋は交代となる。チームとしては4回、あるいは5回まで予定していたのかもしれず、ヒットも3本しか許していない中での交代というのは少しもったいないような気もする。
5回裏、吉田正がライトへの強烈な二塁打でチャンスを作り、途中出場のドラフト8位・山足がレフト前にヒット。これで3対2と追い上げる。
バファローズは4回途中から澤田、6回比嘉、7回大山と好投を見せる。中継ぎ陣も層が厚くなったように見えて、こうしたところも競争である。
7回裏、先頭の宗がライトへの二塁打を放つ。送りバントの後、途中出場の小田が二塁・大和へのゴロ。本塁に返球されるが宗の足が早くホームインとなり、3対3の同点となる。この試合は宗の足が目立ち、今後に期待を持たせるものを感じた。
試合は8回、バファローズ5人目の黒木からソトがタイムリーを放ち、4対3となる。その後はベイスターズが砂田、国吉、最後は進藤の継投でそのまま逃げ切った。バファローズとしてはベイスターズを上回る10安打を放ちながらも、もう一押しが足りなかった。また走塁、守備でもミスが見られた。これが公式戦での課題とならないよう、残り試合で立て直してほしいものである。
さて、この試合であった場面。6回裏、バファローズが二死三塁となり、打席には途中出場の武田が向かう。ところが、打席に立つか立たないかというところで、足の防具を外して一塁に向けて歩く。周りで「ボーク?」と口にした人がいたが、それが今季から導入された「申告敬遠」というものだった。時間短縮とか、敬遠球の暴投のリスクを避けるために導入されたというが、スタンドで見る中では何が起こったのかがわかりにくい。場内アナウンスまではいいとしても、申告敬遠なら申告敬遠で何かジェスチャーでもあっていいのではと思う。後・・・これでどのくらい時間短縮になったのやらという感じである。
この試合は両チーム合わせて10人の投手が出て、それなりに投手交代によるインターバルも多かったし、お互いの攻防もそれなりにあったが、試合時間は3時間かからなかった。とすると、試合時間が長いというのは、実際の試合「以外」のところにあるのではないかと、この日の試合を見る限りでは思う。ただ、それも含めての「興行」なわけで、一概には言えない。今季は判定に対する「チャレンジ」制度も導入されるとあり、そんなことで試合が所々中断すればまた長くなってしまうだろう・・。
最後におまけ。今季もゴールデンウィーク期間中に「KANSAI CLASSIC」が開催される。近鉄バファローズ対南海ホークス、そして阪急ブレーブス対西武ライオンズという組み合わせで、今年は近鉄、南海、阪急のビジターユニフォーム、そして西武の以前のホームユニフォームが登場する。こちらも今から楽しみ・・・。
3日は業務のため、4日の神戸でのバファローズ対ベイスターズのオープン戦を観戦。昨年はリーグ3位から日本シリーズに進出してホークスを苦しめたこともあり、今年はリーグ優勝の呼び声もあるベイスターズ。普段なかなか観戦することのない相手だけに楽しみである。
春のオープン戦は天候が不安定なことが多く、時には肌寒い中での観戦となるのだが、この4日は最高気温が20度を超える暖かさ。自宅を出た時は上に羽織るものがあったが、球場に着く頃には上着はいらないくらいだった。中には早くも半袖姿の人もいる。
オープン戦ということもあり、ライブ指定席の前の方の席も安く確保できた。選手も近く、見やすい。開門が試合開始1時間前ということもあり、両チームの打撃練習はもう終わっており、ちょうどバファローズの選手たちが守備練習の最中。その後でベイスターズの守備練習となる。
スタメン発表となる。今季からスタジアムDJが交代したようで、今度の人は落ち着いた感じの声である。前任のDJがあまり好きではなかったのでこれは良いことである。
バファローズの先発はドラフト1位の田嶋。左腕で150キロの速球を持つ社会人No.1の評価を得た投手である。先発ローテーション入りも期待されており、まずはこの投手が見られるのが楽しみである。立ち上がりの1回表、先頭の桑原が三塁ベースの横を破る二塁打を放つ。続くタイガースからFA移籍の大和の内野ゴロで三進し、ソトの内野ゴロの間にベイスターズが1点を先制する。まあこれは仕方ないだろう。
ベイスターズの先発は熊原。1回裏、バファローズの先頭は宗。今季は1軍定着が期待されている。こちらも三塁ベースの横を破る当たり。俊足を飛ばして二塁に進むが、ベイスターズ左翼の佐野が打球の処理にもたついている間に三塁に行き、そのまま本塁に突っ込んでくる。記録はランニングホームラン。いやいや、お疲れ様。その後も二死一・二塁とするが追加点は奪えなかった。この後もランナーを出すが得点には至らない。
田嶋は2回、3回と三人ずつで退けるが、4回先頭の大和が四球で出塁する。ソトが凡退し、ロペスは平凡な二塁ゴロ。これで併殺でチェンジ・・というところで、二塁の大城がお手玉。続く宮崎は中堅へのフライだが、宗から内野への返球がそれてランナーはそれぞれ進塁する。ここで、1回に打球処理にもたついて宗にランニングホームランを許した佐野が一塁の横を破る2点タイムリーを放つ。3対1、続く神里にもヒットが出たところで田嶋は交代となる。チームとしては4回、あるいは5回まで予定していたのかもしれず、ヒットも3本しか許していない中での交代というのは少しもったいないような気もする。
5回裏、吉田正がライトへの強烈な二塁打でチャンスを作り、途中出場のドラフト8位・山足がレフト前にヒット。これで3対2と追い上げる。
バファローズは4回途中から澤田、6回比嘉、7回大山と好投を見せる。中継ぎ陣も層が厚くなったように見えて、こうしたところも競争である。
7回裏、先頭の宗がライトへの二塁打を放つ。送りバントの後、途中出場の小田が二塁・大和へのゴロ。本塁に返球されるが宗の足が早くホームインとなり、3対3の同点となる。この試合は宗の足が目立ち、今後に期待を持たせるものを感じた。
試合は8回、バファローズ5人目の黒木からソトがタイムリーを放ち、4対3となる。その後はベイスターズが砂田、国吉、最後は進藤の継投でそのまま逃げ切った。バファローズとしてはベイスターズを上回る10安打を放ちながらも、もう一押しが足りなかった。また走塁、守備でもミスが見られた。これが公式戦での課題とならないよう、残り試合で立て直してほしいものである。
さて、この試合であった場面。6回裏、バファローズが二死三塁となり、打席には途中出場の武田が向かう。ところが、打席に立つか立たないかというところで、足の防具を外して一塁に向けて歩く。周りで「ボーク?」と口にした人がいたが、それが今季から導入された「申告敬遠」というものだった。時間短縮とか、敬遠球の暴投のリスクを避けるために導入されたというが、スタンドで見る中では何が起こったのかがわかりにくい。場内アナウンスまではいいとしても、申告敬遠なら申告敬遠で何かジェスチャーでもあっていいのではと思う。後・・・これでどのくらい時間短縮になったのやらという感じである。
この試合は両チーム合わせて10人の投手が出て、それなりに投手交代によるインターバルも多かったし、お互いの攻防もそれなりにあったが、試合時間は3時間かからなかった。とすると、試合時間が長いというのは、実際の試合「以外」のところにあるのではないかと、この日の試合を見る限りでは思う。ただ、それも含めての「興行」なわけで、一概には言えない。今季は判定に対する「チャレンジ」制度も導入されるとあり、そんなことで試合が所々中断すればまた長くなってしまうだろう・・。
最後におまけ。今季もゴールデンウィーク期間中に「KANSAI CLASSIC」が開催される。近鉄バファローズ対南海ホークス、そして阪急ブレーブス対西武ライオンズという組み合わせで、今年は近鉄、南海、阪急のビジターユニフォーム、そして西武の以前のホームユニフォームが登場する。こちらも今から楽しみ・・・。