ウィンザー通信

アメリカ東海岸の小さな町で、米国人鍼灸師の夫&空ちゃん海ちゃんと暮らすピアノ弾き&教師の、日々の思いをつづります。

Black Friday Reunion

2009年11月27日 | 友達とわたし
今日はブラックフライデー。
感謝祭(11月の第4木曜日)翌日の金曜日のことで、クリスマス・セールが始まり、小売店が黒字になることからこう呼ばれるそうですが、
そのセールが金曜日に日付が変わる夜中の0時から始まるので、真っ暗な中の買い物というふうに勘違いしている人達もいます。
去年だったか、あまりの多くの人達が開店同時に店の入り口に殺到したために、店員さんがひとり、大勢の客に踏まれて亡くなったというニュースがありました。
昨日、わたし達が帰る道すがらの『BEST BUY』という電化製品の安売り店の駐車場には、テントを張って野宿しながら開店を待つ人達の姿が見えました。
うちの息子Kも、ベンチブレスをこの日に買おうとずっと前から待っていて、夜中にそわそわしながら出かけて行きました。

そんなBlack Fridayに、旦那の大学時代の悪友達が遊びに来てくれました。
ミュージシャンのスポウド、弁護士のルー、コンピューターデザイナーのデイヴの3人です。
以前は、こういうメンバーが揃うと、大学時代に戻ってしまう彼らの話についていけず、言葉の問題もあって、話の輪の中に身体は入っていても、心がついていけなかったけれど、20代だった彼らも今は40代半ば。いろいろと合う話題も出てきて、楽しく過ごせるようになりました。
スポウドとルーと旦那はヨーロッパの歴史を専攻していました。その彼らが、歌手、弁護士、鍼灸師という職業を得るまでの何十年かの間には、それぞれの挫折があり、成功があり、歓喜があり、慟哭があり、なかなか皆さん、味のある人生です。
でも、集まると必ずギターを抱え、3人で好き勝手に弾いたり、スポウドの新しいCDの曲をせがんで歌ってもらったり、今日のお客はデイヴとわたし、楽しい時間でした。



最近ピアノを始めたスポウド。今回のCDはピアノで作った曲もいくつかあるそうです。熱唱中を内緒で撮ったのでピンぼけちゃいました。



彼のバンド、Spottiswoode & His Enemiesのコンサートはとてもワイルド。けど、なんか心に残る歌がいっぱいあります。
→ http://www.myspace.com/spottiswoode のサイトで聞いてもらえたらいいなあと思い、ここに載せておきます。
『In The Pourling Rain』は、前の記事にも書いたけれど、わたしの50才の誕生日に来てくれたスポウドが、大雨が3日続いていたあの日の、雨が窓に吹き付ける夜に「できたてのほやほや」と言って歌ってくれた歌で、わたしは思いっきり惚れ込んでしまい、勝手にわたしの歌と決めてしまった歌です。

彼らとわたしが初めて会ったのは、Kが川崎病にかかって重篤な状態で病院に入院した日でした。
それから早18年。またひとつ、楽しい思い出になる日が増えました。
コメント (3)
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