ウィンザー通信

アメリカ東海岸の小さな町で、米国人鍼灸師の夫&空ちゃん海ちゃんと暮らすピアノ弾き&教師の、日々の思いをつづります。

ゆめかなう

2009年11月23日 | ひとりごと
今朝は、よぉ~っしゃ!ゆっくりするぞぉ~!と気合いを入れて起きました。

すると、友人のK子ちゃんから電話がかかってきました。
「今テニスんとこにいるんだけど、またFair Wayに買い物に行かない?」
Fair Wayというのはマーケットの名前で、ニューヨークではかなりポピュラーなお店です。
安くも無く高くも無く、でも、どうしてだか、こんなとこ来たことなかったと、お客に思わせる、品数の豊富さとユニークさが売り。
つい先週、K子ちゃんに連れてってもらって、感動しまくりながら、オリーブオイルの試食をしたり、珍しいペーストを買ったりしたところなのに、その名前を聞くともう「行く行く!車無いけど」と答えてしまっていました。
優しいK子ちゃん、迎えに行ったげると言ってくれまして、お言葉に甘えて家で待っていると、またまた電話が。

「かあさん、俺」
「どっから?」
「あ~、ペンステーション」
「……」

日曜日にボストンから戻ってくると確か言っていたT。
なんの音沙汰も無く、こちらもバタバタしてたし、連絡が無いとイライラするのも嫌だったので、忘れることにしておりました。

「あのさあ、家の近くの駅ってなんちゅう名前やっけか?」
不機嫌な声で駅の名前を告げ、家にはだ~れも居ないと言うと、「かまへんし、鍵だけ開けといて」とT。
ったく!いったいどこの誰が躾けたん?!わたしやっちゅうねん!!余計頭にくる母なのでありました。

今日の収穫は、はまぐりとあさりの間の子みたいな貝。お味噌汁にするとめちゃウマだと聞いて買いました。活きが良くて本当に美味しかったです。
それと、量り売りで500グラム60円のフジリンゴ、笠のこんもりしたもぎたての椎茸。あ、それと手触りも新鮮な三度豆。
頭にきてるのに、今夜はなにを作って食べさせようかといそいそと買い物をしているわたし。母親ってほんま、アホですね~。
といっても、うちは一食一品主義なので、パクチョイとエビと椎茸と人参を炒めたものと、貝のお味噌汁だけなんですが……。

シーツの洗濯をして、TとS君のためのベッドの準備の手伝いをして、明日にしようと思っていた我々の汚れ物も洗い、なんじゃかんじゃと動きっ放し。
その上、夕飯の片付けまでわたしにさせるつもりかぁ~と、ずうっと電話でしゃべりっ放しの旦那に文句言おうとすると、
なんと……旦那はピアノの運搬についての交渉を、運搬会社とブランカを相手にしてくれていたのでした!

故カルロス氏のピアノが、明日の午後、ここにやってきます。
我々は朝から運搬の様子を見守りに行き、カルロス氏の楽譜を受け取り、ピアノの代金を支払うことになりました。
さっきから、どういうふうに2台並べるかを、Tと旦那と3人で、あ~だこ~だと話し合っています。
今日は本当に久しぶりにピアノを弾きませんでした。それがとても変な感じに思えて、学生時代の自分を思い出しました。

今でもまだ夢のようです。
コメント (8)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

本邦初公開!

2009年11月23日 | 音楽とわたし
あ、本邦ってのは正しくないですね、ここと日本、ほんでもって中国とイギリスと、ええとええと、あ~わからんっ!
とにかくですね、ブログを始めて以来初めての大公開です。

これぞまことの『親子で音楽!』



昨日、ACMAの記録担当の方が送ってくださったリハーサル風景の写真の中に、この写真がありまして、
今現在の、わたしの、信頼と愛をがっちり受け止めてくれる頼もしきパートナー達が一緒に写っているので、今回勇気を振り絞って載せました。
ジェーンとタイソン。28才と24才。彼らの母親はわたしより年下なのであります。ははは!
我が子とは叶わなかった夢……親子演奏ができて、わたしゃ幸せだわさ~と言わんばかり。にやけまくってますね。目が線になってしもてるし……。

ぴちぴちとした才能をストレートにぶつけてきてくれる彼らのお荷物にならないよう、日々精進し、体力をつけ(←実はこれが1番大変です)、
来月から毎月続く演奏会と、3月と4月にある、カーネギーでの演奏会の出演者を決めるオーディション(すでにこの時点からドキュメンタリーフィルムのカメラクルーが入ります)に向けて、弾いて弾いて弾きまくらなければなりません。
タイソンは1曲がほぼ仕上がると間髪入れずに、「それでまうみ、次は何やりたいの?」と聞いてくるし、
それはそれで、パートナーとして演奏するのを楽しんでくれているということなのだから嬉しいのだけれど、曲の難易度がどんどん上がり、それも1度に数曲形にしないといけないので、譜読みがなかなかに、いや、めちゃくちゃ大変です。

来年は多分、ソロ演奏よりも伴奏の方に比重がかなり傾きそうです。
もともと伴奏にとても魅力を感じていたし、伴奏の善し悪しがソロの演奏を決めてしまうくらいに大きな影響力があると信じているので、
伴奏ならまうみに頼みたい!と切望されるようなピアノ弾きに成る可く(←夢が飛躍し過ぎ?!)、頑張ってみようと思います。
コメント (13)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする