ウィンザー通信

アメリカ東海岸の小さな町で、米国人鍼灸師の夫&空ちゃん海ちゃんと暮らすピアノ弾き&教師の、日々の思いをつづります。

Kの事故

2009年11月12日 | 家族とわたし
今日はそりゃ、10人もレッスンしてめちゃくちゃ忙しかったけど、それに、バイオリン弾きのタイソンからお得な中古のグランドピアノ情報が突然入ってきて、朝からメール合戦したりもしてたけど、それ以外は平安な、別にこれということもない日で、ブログはお休みかな?とか思てた。そやのに……、

「事故った」とK。

こういうこと言うてくる電話が1番かなんし1番恐い。

大学の帰りに寄ったモールの駐車場付近で、横から当てられたらしい。
鍼師の旦那はしきりに身体の様子を聞いてる。
首はどうや、どこか痺れてるようなとこはないか、痛みを感じるとこはないか。
Kはちゃんと答えられてるみたいやけど、やっぱりショックからか、時々変なことを言うてるみたい。

「保険のカード、昨日で期限切れてるのしか無いらしい。今警察来るの待ってるねんけど、罰金払えって言われへんか心配してる」
電話を一旦切った旦那から、Kが言うたことを伝えてもらう。
「そんなはずないわ。あんたがちゃんと入れたって言うたの聞いたもん、わたし」
「え、ボク、そんなこと覚えてない」
「なに言うてんの!保険もレジストレーションも手続きしたんはこのわたしで、3台分ちゃんとセットしてわたしの机の上に置いてあって、そこからスバルの分だけ引き抜いて持ってったやん!バッチリ覚えてるねんから」
「いや、そんなことした覚えない」
「無かってもどうでもええわ。とにかくスバルは大丈夫、ちゃんとケースの中に入ってるはず。わたしが保証する!」

そう。それにはものすごい自信がある。だって、Tが乗ってる日産の分は間に合うようにヴァージニアに送った。
そしてもうひとつ、アウディのだけは、いっつも入れなあかんって思いながら、ついつい忘れてて、今だにわたしの机の上に残ってる。
なので、事故ったり検問があったりしたらヤバいのはアウディで、スバルでも日産でもないのだ!どぉ~だ、参ったか
旦那はまだ疑いながらもKに「ケースの中をもういっぺんちゃんと調べて。古いのと別に新しいのが入ってるはずやから」とメッセージを入れた。

今日は1日、わたしは車に乗ってない。というか、外に一歩も出ていない。
Kが大学に行くのに乗るのは大抵スバル。そやし、もう1台のアウディを、旦那とわたしとで予定をうまく調整して使ってる。

息子が当てられて、おまけに保険カード不携帯っていう違反を取られたらバカらしいってんで、ふたりでモールまで駆けつけるつもりでいたけど、本人は運転して帰れるって言うてるし、カードもあるはずやし、とりあえず様子見い見い家で待機しよかということになった。

さて、気持ちを落ち着かせようと薬缶をガスコンロに乗っけたその時、
「あっ!」
もぉ~……今度はなんやねん?
「Kが乗ってるのはアウディやった!」
薬缶を奴に向かって放り投げてしまうとこやった。あんた、今日、自分がどの車運転してたかも忘れてたん……今まで……

ということで、めっちゃヤバいやんソレっちゅうことが分かり、旦那は慌ててモールに向かってった。
わたしはそれを見送って、これを書いてるというわけです。

たった今旦那から電話がかかってきて、すべては無事に終了。今、Kと一緒に大型スポーツ店に寄って、ベンチプレス買うてるって……
男ってほんま……ど~ゆ~生き物なん……


追伸。

事故は、モールを囲む幹線道路を走っていたKの車に、駐車場から出ようとした女の子の車がぶつかってきたそうです。
横からまともにぶつかられたKの車は、そのはずみで別の車線に飛ばされ、縁石に乗り上げました。
かなりの衝撃を受け、車の外観はだいぶ変わってしもたけど、運転には支障が無い様子。
警察の現場検証を受け、相手の過失100%という結果が出ました。日本では絶対に出てこない過失の割合だと思います。
女の子は必死で、Kにも責任を負わせようと話をしたそうやけど、状況が状況だけに、警察官さんが相手にしてくれなかったそうな。
事故に遭ったことは大変なことでしたが、Kにも相手の女の子にも怪我が無かったのは不幸中の幸いでした。
また、そこに居合わせた人達に被害が及ばなかったことにも感謝です。
さあて、明日からまた、車の手配やら手続きやら、いろいろ面倒なことになりそうですが、無事を感謝して片付けていこうと思います。
コメント (12)
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