息子Tと友人S君が、今朝、ヴァージニアに戻りました。
ニュージャージー州に住む同じ大学の学生の車に同乗させてもらう目論みが外れて、昨日慌ててチャイナタウンバスのチケットを買ったふたり。
5時間かけてワシントンD.C.まで行き、そこからNorth Virginia(通称NOVA)まで電車、そしてNOVAからヴァージニアテックまで再びバスに乗る旅です。
ワシントンD.C.で4時間待ちというえらい効率の悪い行程ですが、今日は感謝祭後の渋滞があちこちで起こるはずなので、安全策といえなくもありません。
結局全部で16時間。明日から卒業までの最後の奮闘が始まるので、「バスの中でしっかり寝ときや」と言うと、「まだ未完のプロジェクトがあるから寝てるわけにはいかん」とT。いやはや、若いとはいえ、なかなか厳しい現実を抱えています。
バスが出発する場所まで旦那と一緒に送り、ふたりがバスの中に姿を消すと、さっさとそこから立ち去ろうとする旦那。
そんなんいややとばかりに、旦那を無視して、動き出したバスの窓越しに見えるTに、手を振って「バイバイ、無理せんときや」と言いながらさよならしました。
バスの中で食べるように、おにぎりをふたつずつと出汁巻、それからひじきの煮物の残り物を持たせました。
朝早く起きて使い捨てのプラスティック容器にそれらを詰めていると、大変だったお弁当時代を懐かしく思い出しました。
11月にボストンであったジョブフェア。TもS君もいい成果が得られず、肩を落としてここに戻ってきました。
詳しいことを聞こうにも、「そのことについては話したく無い」と言うので聞けないくらいの落ち込み様でした。
S君はあともうひと踏ん張り、12月の末にある東京でのジョブフェアに行くことにしたものの、高額な旅費を払ってまでの意味があるのかどうか悩んでいました。
Tも本当は行きたかったみたいですが、卒業式後の旅費が20万円近くになるということで、今回は断念したようです。
それにTはどうやら、なにがなんでも日本!という気持ちが少し薄れてきたようで、ニューヨークのエージェントにも接触し始めています。
昨晩皆で少し話していた時に、旦那が、「今現在でも充分難しいのに、ドバイショックが起き、他にもそれと似通った崩壊がこれからどんどん起こるはずだから、ほんとに運が悪かったとしか言い様が無いな」と言っていました。
わたしもついこないだ、こちらの新聞で、今回の世界的な金融崩壊を予言していた経済学者達が、今回の規模など比べようも無いぐらいの非常に深刻な崩壊が、2012年(マヤ歴の終わり?)に起こる、と断言しているのを読み、あ~あとため息をついたばかりです。
もう、どこで働くか、どこで暮らすか、などと考える余裕すらないほどに厳しくなってしまうのでしょうか……。
五黄の虎の年の終わりに生まれたT。悪運を幸運に変える彼自身が持つ運に期待するしかありません。
がんばれT!がんばれS君!がんばれ若者達!
ニュージャージー州に住む同じ大学の学生の車に同乗させてもらう目論みが外れて、昨日慌ててチャイナタウンバスのチケットを買ったふたり。
5時間かけてワシントンD.C.まで行き、そこからNorth Virginia(通称NOVA)まで電車、そしてNOVAからヴァージニアテックまで再びバスに乗る旅です。
ワシントンD.C.で4時間待ちというえらい効率の悪い行程ですが、今日は感謝祭後の渋滞があちこちで起こるはずなので、安全策といえなくもありません。
結局全部で16時間。明日から卒業までの最後の奮闘が始まるので、「バスの中でしっかり寝ときや」と言うと、「まだ未完のプロジェクトがあるから寝てるわけにはいかん」とT。いやはや、若いとはいえ、なかなか厳しい現実を抱えています。
バスが出発する場所まで旦那と一緒に送り、ふたりがバスの中に姿を消すと、さっさとそこから立ち去ろうとする旦那。
そんなんいややとばかりに、旦那を無視して、動き出したバスの窓越しに見えるTに、手を振って「バイバイ、無理せんときや」と言いながらさよならしました。
バスの中で食べるように、おにぎりをふたつずつと出汁巻、それからひじきの煮物の残り物を持たせました。
朝早く起きて使い捨てのプラスティック容器にそれらを詰めていると、大変だったお弁当時代を懐かしく思い出しました。
11月にボストンであったジョブフェア。TもS君もいい成果が得られず、肩を落としてここに戻ってきました。
詳しいことを聞こうにも、「そのことについては話したく無い」と言うので聞けないくらいの落ち込み様でした。
S君はあともうひと踏ん張り、12月の末にある東京でのジョブフェアに行くことにしたものの、高額な旅費を払ってまでの意味があるのかどうか悩んでいました。
Tも本当は行きたかったみたいですが、卒業式後の旅費が20万円近くになるということで、今回は断念したようです。
それにTはどうやら、なにがなんでも日本!という気持ちが少し薄れてきたようで、ニューヨークのエージェントにも接触し始めています。
昨晩皆で少し話していた時に、旦那が、「今現在でも充分難しいのに、ドバイショックが起き、他にもそれと似通った崩壊がこれからどんどん起こるはずだから、ほんとに運が悪かったとしか言い様が無いな」と言っていました。
わたしもついこないだ、こちらの新聞で、今回の世界的な金融崩壊を予言していた経済学者達が、今回の規模など比べようも無いぐらいの非常に深刻な崩壊が、2012年(マヤ歴の終わり?)に起こる、と断言しているのを読み、あ~あとため息をついたばかりです。
もう、どこで働くか、どこで暮らすか、などと考える余裕すらないほどに厳しくなってしまうのでしょうか……。
五黄の虎の年の終わりに生まれたT。悪運を幸運に変える彼自身が持つ運に期待するしかありません。
がんばれT!がんばれS君!がんばれ若者達!