ウィンザー通信

アメリカ東海岸の小さな町で、米国人鍼灸師の夫&空ちゃん海ちゃんと暮らすピアノ弾き&教師の、日々の思いをつづります。

米国おおきにモミの木事情

2012年01月18日 | 米国○○事情
毎年のことながら、いつもこの一瞬は胸が痛みます。
こんな、まだ活き活きとしている木をポイッと棄てなければならないやなんて……。


去年出会ったこのモミの木は、うちに来てくれる人が皆、口を揃えて褒めてくれた、器量良しの木でした。
というか、年末に、政府がこっそり、モミの木にかける税金をポォ~ンと上げたそうで、
木の代金が急に高くなっていて、それであまり良いランクの木を買えなかったのですが、
値段の高い木ほど、枝振りがみっちりしている→我々が選んだのは、枝振りがスカスカっとしている、ということで、
どうせ飾り物もたくさん無いし、シンプルでええやんと、葉っぱの活き活きさに惚れて持ち帰ってきた木なのでした。

うんしょうんしょと運び入れ、モミの木入れにグイッと差し込み、飾りをつけ終わったら、なんとまあ、ショボイ飾り物によく似合うスカスカっぷり。
すっかり気に入ったのでした。

一ヶ月近くも、部屋の中にいい香りと豊かな緑をありがとう。
引っこ抜く時に、木の幹をぎゅっと握ると、皮がすっかり弱っていることに気がつきました。
ああ、もうギリギリやったんやなあ……。

違う州では、モミの木の再生を始めた所があるそうです。
飾り終わった自分ちのモミの木を、家具や小さなインテリア物に変身させる、というような。
ニュージャージーにも、そういう企画が始まればいいなあと思います。

こんなふうに、道ばたに寝かされて、回収車のトラックを待たなくてもいいように。


ばいばいモミの木、ありがとね。
コメント (4)
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