ウィンザー通信

アメリカ東海岸の小さな町で、米国人鍼灸師の夫&空ちゃん海ちゃんと暮らすピアノ弾き&教師の、日々の思いをつづります。

元旦さんぽ

2012年01月02日 | ひとりごと
あらためまして、気分も新たに、あけましておめでとうございますと、家猫を羽交い締めしながらのご挨拶。


あんまり暖かで、空も気持ち良くすっきり晴れているので、カメラを片手に散歩に出かけた。
青色をバックに、飛行機雲が遊んでいる。


クリスマスの飾りだけど、どこかお正月っぽいなと思うのはわたしだけ?


枯れ木に飾り玉をつけるのも流行っている。


どうしてだか惹かれてしまう雪だるまくん。


旦那がいつも「この木はええなあ~」と見上げる近所の大木。二階建ての家がちびっこく見える。


葉っぱには命の力がみなぎっている。


今日の空はほんとに楽しい。


御用済みのもみの木。うちはいつも、もみの木回収のトラックが来る最終日に間に合うぎりぎりの、1月末ぐらいまで飾る。


一度は横目で見て通り過ぎたのだけど、やっぱり気になって戻って撮ったアライグマくん。


しばらく惚けるように眺めていた。神様からの贈り物。


こんなおっきな巣が枯れ木のあちこちに。


まだまだありまっせ。


などとテクテク歩いていたら、いきなり茜色の光が差してきて……、


日が落ちたらすぐに寒くなった。
急ぎ足で歩いていたら、ちびっこの松ぼっくりを見つけた。
コメント (8)
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脱原発世界会議 at パシフィコ横浜 2012年1月14日&15日

2012年01月02日 | 日本とわたし
脱原発世界会議 at パシフィコ横浜 2012年1月14日&15日



↓『賛同者の声』より、抜粋させていただきました。


辻信一さん (ナマケモノ倶楽部世話人、明治学院大学教員)

別れの時だ。

自販機や温水トイレや電気ポットなしでは生きていけないと思っていた自分と。
原発がクリーンエネルギーだと思っていた自分と。
人間のことばかり思って、他の生きものを忘れていた自分と。
陸ばかり見て、海のことを見ずにいた自分と。
国益ばかり思って、他国の人たちを無視していた自分と。
都市のことばかり思って、田舎のことを忘れていた自分と。
自分たちのことばかりで、未来の世代のことを考えずにいた自分と。
経済のためにはもっともっと石油と原発が必要だと思っていた自分と。
チェルノブイリも水俣もどこか遠くのことだと思っていた自分と。
自然より、愛より、大切なのはお金だと思っていた自分と。
何があっても自分だけは大丈夫だと思っていた自分と。
無力な自分に社会を変えることなどできないと思っていた自分と。

そんな自分よ、これまでありがとう。そして、さようなら。

新しい自分と歩きはじめよう。




上野千鶴子さん (NPO法人ウィメンズアクショ ンネットワーク理事長,東京大学名誉教授,社会学者)

日本はいま、思考停止とあなたまかせのツケを支払っている。

無知だったわけではない。
知ろうとせず、見たくない現実に直面しようとしなかったのだ。
そしてわたしもその点では同罪だ。

このツケは高くつきすぎた。
もうたくさんだ。
いま、日本を変えられなければ、いったいいつ変えることができるだろう?



きっこさん (きっこのブログ)

各電力会社や政府は長年に渡って「どんなに大きな地震が起こっても原発は絶対に安全だ」と言い続けてきましたが、
今から3年前の2008年、原発や核関連施設の設計をしたメーカーの内部資料によって、多くの原発の耐震構造に計算ミスや意図的な耐震偽装があったことが発覚しました。
設計したメーカーは、この事実を1997年に把握していましたが、それを公表せずに2008年まで11年間も隠蔽していたのです。
耐震偽装が発覚したのは、現在分かっているだけでも、
女川原発、
福島第一原発、
福島第二原発、
柏崎刈羽原発、
浜岡原発、
志賀原発、
島根原発、
敦賀原発、
東海原発、
そして、何よりも恐ろしい六ヶ所村の核燃料リサイクル施設と高速増殖炉もんじゅ、
これだけの原発と施設が、設計上の数値よりも低い震度の地震で事故を起こす危険性を持っていたことが分かったのです。
そして、今回、この中のひとつが取り返しのつかない大事故を起こしました。
時計の針を3.11以前にもどしてやり直すことができない以上、私たちの進むべき道は「同じ過ちを二度と繰り返さない」という道しかありません。
今、抜本的にエネルギー政策を転換しなければ、この国は必ず「第二の原発事故」で滅びてしまうでしょう。



鎌田慧さん (ジャーナリスト)

地震国での原発運転など、
自殺行為だったのだが、
わたしたちはそれを阻止できなかった。
自国民にだけでなく、
世界に放射性物質を拡散させた責任は重い。
その償いは、世界の反原発運動ともに、
原発を廃炉にし、
核武装につながる再処理工場と高速増殖炉を廃棄させる。
被爆と被曝の教訓をつたえ、
政府が狙っている原発輸出をやめさせる責任がある。



湯浅誠さん (反貧困ネットワーク事務局長)

脱原発世界会議2012YOKOHAMAに賛同します。
コトが起こったら、もう誰にもどうにもできない、究極の「手に余るもの」としての放射能。
「手に負えないんだったら、飼ってはいけません」
ペットを欲しがる子どもに、親が諭すように言うことがあります。
そんな「常識」を、私たちもまた政府や東電に諭してあげなければならないのかもしれません。
悲しく、情けないことです。




Ryo Arsheさん (音楽、映像プロデューサー・コンポーザ・CCAS被害者連合会代表人)

政府東電は、日本が世界有数の地震国でありながら、
事前に講ずべき万全な安全対策や、緊急時における国民への安全確保等の施策を怠ったまま原発事故を起こし、
政府にあっては、自らが監督機関というその重責をいまだ果たさず、
その責任につき、加害者側の立場であるという事実さえも「政府発表」という形で覆い隠した。
国は“自国民を守るもの”という信頼性を利用しながら、
他方では、緊急時における国民の生命にかかわる重要な情報を隠蔽し、国に不利な情報は意図的に隠し、
その結果、ぼくら国民を不安に陥れている。

これまでに、国という加害者が、東電という別の加害者と共同して何をしてきたのかというと、
国民の保護を優先させるでなしに、逆に、立法府という立場を利用して、長年運用されてきた被爆限度基準のハードルをあげるなど(暫定基準値)、
法を自らの都合に合わせて恣意的に運用にするなどした。
当然これがきっかけであらゆる安全の基準が崩壊し、もはや無秩序の連鎖となった。

多くの国民が真実を知らされない中、政府らの安全宣言などの言葉に対し、一丸となって「犯罪者が言っていることを信じる」というようなおかしな状態が続き、
国民は「国が言うのだから間違いない」、「国が何とかしてくれるだろう」などと信じてしまっている。
しかしながら、本来は、国や東電が“加害者”という身分であり、
巧妙な作文でその身分を誤魔化し、
憲法にも違反するべく国民を予期せぬ危険に今もってさらしているのは紛れもない事実である。

ところで、最近、無主物なる言葉が、ツイッターやニュースを舞った。
幸いにして、この東電弁護団弁護士事務所所属の弁護士と、私が代表を務める企業犯罪被害者連合会とは、別件訴訟が係争中であり、
被害当事者らが直接する外部公益通報(内部告発)につき、名誉毀損による損害賠償と、告発記事削除の請求に対し、当方らは内部告発の正当性を争っている。
今問題の原発事故においても、内部告発などによって多くの人命を救うことが出来たのは容易に想像できるところ、
今後、この別件訴訟において、彼らの主張や目的どおり、事故の目撃者や、隠蔽行為の目撃者、犯罪行為の目撃者や被害者などが声を上げられなくなるような裁判例がつくられると、知る権利が侵されることに直結する。

ぼくの役割は声を上げること、法律上の権利、つまり人権上の表現の自由や言論の自由、知る権利などの人権を守ることだが、
脱原発世界会議の趣旨に賛同した以上、これをなしとげるまで、法律の中に動くことにして、音楽や芸術のことは、しばらくボクからは離れていそうだ。




及川アンリ健二さん (映像ジャーナリスト 国境なき記者団・記者)

日本から原発をなくす。
フランスから原発をなくす。

核廃棄物は無害化するまでに約100万年もの年月がかかります。
遡れば、それはアウストラロピテクスの時代です。
保管・管理の技術が見いだせないのに、原発を稼働させれば核廃棄物はさらに増えていき、末代までに負の遺産をのこすことになります。

原子力発電は1950年代のテクノロジーで時代遅れで、人間には統制かつ統御不可能です。

60年経ったいま、定年退職してもらいましょう。




文魯彬(ロビン・ウィンクラー)さん (台湾緑党・共同議長)

世界中から集う友人たち、そして日本の皆様へ

2011年3月11日に端を発した一連の災害は、原子力エネルギー推進が人類の犯した最悪の過ちの1つであったことへの証明となりました。
まず、今回の災害により被災された皆さまに、心よりお見舞い申し上げます。
原子力エネルギーの即時・包括的廃止は、私たちの進むべき唯一の良識ある道です。
その道筋に向けて世界中から人々が集い、声を発するこの大切なイベントの開催を心から祝福します。

台湾では現在6基の原子炉が稼働しており、世界的にも最も危険な部類に入るものとして知られています。
その原子炉が、台湾総人口2300万人の半数が暮らす50km圏内に位置しています。
台湾は小さな島国であり、一つの原子力事故が全国民の絶滅につながってしまう可能性すらあります。

近々我が国で国政選挙が行われますが、原子力エネルギー問題は今回の選挙の重要な争点の一つとなっています。
選挙と脱原発世界会議の時期が重なるため、私たちの多くは会議への参加がかないません。
しかし、私たちの心は皆さんと共にあり、会議のご成功を一同心よりお祈りしております。



高瀬 毅さん (ジャーナリスト)

うかつだった。
原発によってこれほどの事態が現実のものになることはないと、お前はどこかで高をくくっていたのだ。
核問題といえば、核兵器という図式にいつの間にか落としこまれ、
原発は核の平和利用だと思いこまされていたことを、戦後66年にして、心底、戦慄とともに気づかされた。
被爆都市・長崎で生まれ育った人間として、本当に恥ずかしく、情けない。
原発は核兵器の原料を作る装置。
原発推進の裏に核兵器保有の「裏メッセージ」としての国策があることを知るべきだ。
「脱原発」は「脱核兵器」。
原発と核兵器は双子なのだということを、3・11が被爆国に突きつけた最大のメッセージとして受けて止めなければならない。
どちらかにしか言及しない者は、ニセモノだということを認識することだ。




佐藤真紀さん (日本イラク医療支援ネットワーク(JIM-NET) 事務局長)

米国のイラク攻撃に反対するように、国に意見書を出した県がひとつだけあった。
それが福島だ。
だから僕は福島が大好きだ。
日本政府がイラク戦争を支持した理由は、小泉首相(当時)が明言している。
「米国などの行動を支持することは、国益にかなう」(2003年3月20日 国会)
「国益」ってなんだ!
イラクの市民の命を10万人以上奪った代わりに日本が得た利益とはなんだろう。
こんな戦争は、国連憲章にも違反するし、もちろん、日本国憲法では、戦争を支持するなどは、ありえないはずだ。
原発は、「国益」にかなう。
ここでも同じ構造が見える。
福島の人々を苦しめて、一体どのような利益がこれから転がってくるのか?
これだけの事故を起しても、「原発は安全です。世界に輸出しましょう」ということなのか。
国益を追求するのは結構だ。
しかし、そのことで犠牲になっている人びとの声を私たちは無視するのか?
いや、もう、無視は出来ないはずだ。
今、考えて、行動しよう。




八木啓代さん (ヴォーカリスト&作家)

チェルノブイリを訪れた友人がかつて教えてくれたことがある。
放射能は目に見えない。
だから汚染された山でも森でも草原でも、何事もなかったかのように美しく花が咲き、緑が豊かに繁る。
だからこそ、人々は、目に見えないものを、その地が汚染されている現実を信じることができず、
あるいは信じたくなく、それが避難を遅らせ、二次災害を招く。
汚染されているのに美しい山や森は、ある意味、荒廃した大地の姿よりおそろしい、と。
それから25年後、それと同じことが、わが国で起こるとは、いったい誰に想像ができただろうか。
人間の制御できないものを、制御できるなどと思ってはいけないのだ。



千葉麗子さん (元タレント・実業家)

東京電力がしていることはぶっちゃけ「殺人」だと思います。
早くに亡くなった父が、幼いわたしの手を引いて、福島原発を止めないと大変なことになる、と福島市役所勤務時代に言った言葉をよく覚えています。
いつまで首相でいるかもわからない野田さんや石原都知事に、原発のことを任せることはできません。
母親が、わが子を守るのは当たり前のことだから、わたしたちはもっと勉強しなくちゃいけないんです。
わたしは、脱原発の署名運動のとき、渋谷で呼びかけていますが、109に買い物に来ている若い女の子たちも、いつかは子どもを産み、母親になる。
みんなにもかかわることだから、彼女たちと同じ視線で、わかりやすい言葉で訴えていきたい。




上野千鶴子さん (NPO法人ウィメンズアクショ ンネットワーク理事長,東京大学名誉教授,社会学者)

日本はいま、思考停止とあなたまかせのツケを支払っている。

無知だったわけではない。
知ろうとせず、見たくない現実に直面しようとしなかったのだ。
そしてわたしもその点では同罪だ。

このツケは高くつきすぎた。
もうたくさんだ。
いま、日本を変えられなければ、いったいいつ変えることができるだろう?
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