ウィンザー通信

アメリカ東海岸の小さな町で、米国人鍼灸師の夫&空ちゃん海ちゃんと暮らすピアノ弾き&教師の、日々の思いをつづります。

大阪湾海底土壌から、最大でセシウム9,686(484.3)Bq/kg、ストロンチウム90も検出!

2012年01月19日 | 日本とわたし
※1/14緊急速報 

大阪湾海底土壌からセシウム9,686Bq/kg、ストロンチウム90も検出!

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@jyceagara さんの数値はBq/kg-乾土です。
一般に文科省が発表する数値はBq/kg-湿土であり、
(Bq/kg-湿土) = (Bq/kg-乾土程度)÷20、とお考えください。
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【核種分析結果】MAXで9,686(484.3)Bq/kg検出!

12月29日グラブ採泥器/大阪湾/その1
関西空港周辺海底土壌


セシウム134 7,271Bq/Kg
セシウム137 705Bq/Kg
ストロンチウム90 28Bq/Kg


12月29日グラブ採泥器/大阪湾/その2
浜寺、大和川河口近傍海底土壌


セシウム134 8,924Bq/Kg
セシウム137 762Bq/Kg
ストロンチウム90 31Bq/Kg


12月29日グラブ採泥器/大阪湾/その3
安治川河口付近海底土壌


セシウム134 3,527Bq/Kg
セシウム137 269Bq/Kg
ストロンチウム90 ND(検出せず)


淡路島/津名

セシウム134 2,590Bq/Kg
セシウム137 172Bq/Kg


12月29日石ガレイ/大阪湾/その4

セシウム134 783Bq/kg
セシウム137 39Bq/Kg
ストロンチウム90 ND

なんとカレイ822Bq/kgオーダー!


セシウム134が高濃度に存在していることから最近の原発由来(福島)と見られる。
ストロンチウム90が検出されていることは、使用済み核燃料の存在を意味します。
やはり原発由来のセシウムが検出されました。
汚染は大阪湾の流れが悪い所に生じています。
食することによる内部被曝にご注意下さい。



1月2日グラブ採泥器/淡路島以西(香川県沖まで)/その1
鳴門海峡周辺海底土壌


セシウム134 86Bq/Kg
セシウム137 12Bq/Kg
ストロンチウム90 ND


1月2日グラブ採泥器/淡路島以西(香川県沖まで)/その2
坂出沖海底土壌


セシウム134 ND
セシウム137 14Bq/Kg
ストロンチウム90 ND

採取した底物ガシラの汚染は有りませんでした。


1月2日グラブ採泥器/淡路島以西(香川県沖まで)/その3
小豆島沖海底土壌


セシウム134 10Bq/Kg以下
のごく僅かな検出を見ましたが……今のところ、汚染は無いと見て良いのではないかと思われます。

1月6日グラブ採泥器/淡路島周辺/その1
淡路岩屋・明石付近


セシウム134 376Bq/Kg
セシウム137 53Bq/Kg
ストロンチウム90 ND


1月6日グラブ採泥器/淡路島周辺/その3
須磨海釣り公園5Km 沖海底土壌

セシウム134 826Bq/Kg
セシウム137 102Bq/Kg
ストロンチウム90 ND


1月6日グラブ採泥器/淡路島周辺/その4
淡路島郡家沖海底土壌


セシウム134 1,052Bq/Kg
セシウム137 217Bq/Kg
ストロンチウム90 ND


1月6日グラブ採泥器/淡路島周辺/その5
姫路港周辺海底土壌


セシウム134 269Bq/Kg
セシウム137 38Bq/Kg
ストロンチウム90 ND

尚、淡路島周辺の底物ガッチョは汚染が見られません。
今のところ淡路周辺の魚は安全かと思われます。


以上、@JYCEagara http://twitter.com/JYCEagaraさんからの情報でした。

関空より北東域→堺方面の汚染は深刻ですが、今のところ、その他は過剰な心配は不要です、ということです。


 
ここからはわたしの思うところを書きます。
大阪湾に汚染が見られることは、前々から聞いていました。
けれども、こんなふうに数字ではっきり見えてくると、やっぱりとても悔しいし残念でなりません。

日本は今、事故があったので、いろいろな物が検査されるようになりました。
有志の方々、専門家の方々、市民団体の方々、そして個人個人の、想像をはるかに超える根気と努力と、手間を惜しまない気持ちの強さでもって、
数十年前だったら多分、有耶無耶にされていたような事柄の細部に渡る事実関係が、我々の目にもはっきりと見えるようになりました。

放射能と比べてもいいのかどうかわかりませんが、危険な化学物質による汚染や、膨れ上がる産業廃棄物の汚染などによって
我々が口にする水や食べ物が危険な物質を含んでいたら、いったいそれが体内にどのような影響をもたらすのか、
どの地域のどの食物にどのくらいの汚染があるのか、そんなことを調べて教えてくれる機関も組織もありません。
そして大半の人々は、汚染のことに関しては無関心。
よほどの事故や公害が身の回りで起こらない限り、のんきに安全を信じ込んで暮らしています。

それは多分、すべてのことを知る術がなく、またすべてのことを知ったら、その時点で生きる希望を失ってしまう可能性だってあるからかもしれません。
それほど人間という生き物の中に少なからずいる、正しく生きることに無頓着で、不誠実で、豊かさを勘違いしている者達が、
どうしてだか妙な権力や財力を手にし、企業や国の上に立って好き放題をするために、市民は虐げられたり、酷い場合殺されたりします。

今の日本が、まさにその、虐待の真っただ中にいるのです。
虐待というのは、人間として最低の行為です。
心身ともに弱らせて、抵抗する気力を削いでいき、虐待する者の思い通りに物事が進むように仕向けていく。

負けないでください。
もっと外に声を出してください。
叫び声を、声が枯れるまで、上げ続けてください。
もしあなたの声が枯れてしまったなら、それを聞いていた誰かが引き継いでくれます。
ひとりではないということを忘れないでください。
わたしはやめませんから。
明るい希望の出口に、ちゃんとみなさんの身体が出てしまうまで、絶対にやめませんから。
だから負けないでください。

敵が一番困るのは、人口の流出です。
声を出すのが苦手な人は、この無言の抵抗を実行してください。
日本は小さな国だけど、まだまだ住める所が他にあります。
できるだけ汚染の少ない所に引っ越してください。
汚染をなんとか食い止めようと頑張っている町もいいではないですか。
そうやって、国中汚染を広げてしまおうとしている敵に必死で立ち向かっている町を、応援することにもつながりますもんね。

とにかく、ここ10~20年以内は、活動期の最たるものだというデータが出ています。
もし近くに原発があるような所に住んでいる方は、どうか本気で、移住に向けて考えてください。
子供の頃に、突発的な(人はそれを夜逃げと言う)引っ越しも含めて十回以上、大人になってからは自分の意思で四回、
環境もガラリと変わり、仕事も人間関係もすべて一から、という引っ越しをしたわたしが保証します。
本気で決めてしまえばいろんなことが後からついてきてくれます。
まずはあなたの心と身体が、一歩二歩三歩と、歩みを進めていきさえすれば。
あきらめないで。
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これこそが、東京をはじめとする、無知で無能で欲深で恥知らずな知事が招いた地獄

2012年01月19日 | 日本とわたし
新井哉さんは、危機管理研究者・危機管理ジャーナリストとして活躍されている方です。
危機管理・国民保護ブログというブログを書いておられます。
その記事を読むと、わたしなどには到底調べられないような細かい実態が詳しく書かれていて、いつも参考にさせていただいています。
とてもありがたいです。

先日から、原発狂団がまた、もはや滑稽と思われるほどの政策を発表しましたね。
わたしはもう、笑い飛ばしでもしないと気がおかしくなりそうだったのですが、あの記事を読んだ旦那が、ちょいと眉をひそめて、
「書き方、ちょっと気をつけた方がええのとちゃうの?」などと心配しておりました。

呆れ果てて嫌気が差して、もうどうでもええわい!となるのを、物陰に隠れて待っているあの阿呆どもに、
今回ばかりは、呆れ果てようが、嫌気が差そうが、怒りで気がおかしくなろうが、あきらめへんで!という気持ちを忘れないためにも、
新井氏のように、コツコツと、大切な情報を提供してくださる方を応援していきたいと思います。


今日は、「汚染がれき」問題について、彼のツイートをまとめてくださったものを転載させていただきます。
ツイートというのは、ツィッターを使って140文字以内にまとめられた情報のことです。
どうか、ひとつひとつゆっくり読んで、現実を知ってください!


「汚染がれき」問題 ツイートまとめ①
 

*汚染がれきを東京に搬出する宮城県女川町で、1月13日の仮設役場庁舎前の放射線量率が昨年7月の測定開始以来最高の1.1μSv/h(地上50㎝)に急上昇。
新たに放射性物質降下か。
女川の瓦礫は危険だ。

*政府は1月16日、宮城県角田市と白石市の原木シイタケ出荷停止を指示。
白石で最大1377ベクレル(1Kg)。
汚染実態判明で、同県の「汚染がれき」東京焼却はさらに困難な状況に。

*汚染がれきを洗浄等で処理する試験プラントが福島で始動予定だが、処理技術を持っているなら被災地にプラントを建設して処理すべき。
広域処理による放射性物質の拡散は被曝者を増やすだけの愚策だ。

*「汚染がれき」焼却の住民説明会が、1月20日に神奈川県横須賀市で開かれるが、情報公開は不十分だ。
同市の南処理工場は、処理過程で出る汚水の放射能濃度を未公開。
「汚染放流水」について、住民への説明が必要だ。

*宮城県は12月27日、政府に放射線の健康影響への対応を求める要望書を提出。
県民の被曝を宮城県が認めたことを意味し、「宮城県女川町のがれきは安全」とする東京都の主張は破綻同然だ。

*宮城や岩手の「汚染がれき」を受け入れて燃やせば拡散し、被爆者増の可能性大。
処分場等への封じ込めが必要。
政府や自治体は現地処理に政策を変更すべきだ。

*放射性物質拡散を懸念し、正月の飾り物等を燃やす「どんど焼き」自粛の動きは妥当な選択だ。
放射性廃棄物は燃やせば拡散するため処分場等への封じ込めが必要。
「汚染がれき」焼却は最悪の選択だ。

*「汚染がれき」焼却予定の東京23区清掃一部事務組合は、作業員に呼吸用保護具を着用させるなど、内部被曝防止に配慮する一方、
周辺住宅地等で放射性降下物測定をせず、住民の被曝対策に取り組んでいない。

*東北大学大学院の土屋範芳教授ら実施の津波堆積物調査で、青森県八戸市から福島県相馬市まで、129地点のうち39地点で基準値超のヒ素検出。
放射性物質と毒性強いヒ素含むがれき焼却は危険極まりない。

*「汚染がれき」焼却予定の東京23区清掃一部事務組合の、江戸川清掃工場の放流水からセシウム検出。
「汚染放流水」は規制値以下として、下水道に流されて汚染を拡大していたことが判明。

*廃棄物の処理及び清掃に関する法律に「放射性物質及びこれによって汚染されたものを除く」と明記されている。
清掃工場での「汚染がれき」焼却は想定外だ。

*福島県内の「汚染がれき」は深刻だ。
瓦の放射性セシウムの値は南相馬市で5500ベクレル(1kgあたり)。
子供たちの疎開が必要であろう。

*東京の「汚染がれき」問題で、東京都が約280億円を貸し付ける、財団法人東京都環境整備公社の常勤役員の平均報酬支給額は、1274万円。
常勤職員の平均給与支給額も、600万円超。
がれき処理で今後も高額維持か。

*「汚染がれき」処理で、東京都が約280億円を貸し付ける東京都環境整備公社の理事に、東京都環境政策部長や東京商工会議所理事ら、評議員に東電執行役員、特別区副区長会長らが名を連ねる。
政官財のオンパレードだ。

*東京の「汚染がれき」問題で、東京都が処理費等約230億円を貸し付ける財団法人東京都環境整備公社の評議員に、福島第1原発事故以降も、東京電力執行役員の影山嘉宏環境部長が名を連ねていたことが判明。
癒着か。

*宮城県女川町の「汚染がれき」を東京都内で焼却する問題で、東京都が約230億円を貸し付ける財団法人東京都環境整備公社の理事に、紺野秀之・東京都環境局環境政策部長が就いていたことが判明。
「利権」の温床か。

*『東京「汚染がれき」処理、「利権」優先か』記事をアップしました。
天下り団体に約280億円を貸付予定。
石原都知事と都庁、リサイクル・産業廃棄物処理業者ら政・官・財の不透明な「利権の構図」が明らかになったことで見直しを迫られるのは必至だ。

宮城県内の「汚染がれき」は危険だ。
東京都は女川町から受け入れるが、同町隣接の石巻市の災害廃棄物(繊維類)は1140ベクレル(1kgあたり)、福島県に近い山元町で最大2500ベクレル検出。

*東京都が受け入れる宮城県女川町の「汚染がれき」の焼却試験ではスラグから141ベクレル(1kgあたり)検出。
23区内清掃工場は28~89ベクレル。
女川町のスラグの放射能濃度は1.6~5倍。

*宮城、岩手両県の「汚染がれき」の受け入れに否定的な回答をした都道府県と政令市が計36団体、約6割に及ぶことが産経新聞の調査で判明。
焼却で放射性物質を放出する可能性があるので当然の判断だ。

*東京都内で宮城県女川町の「汚染がれき」を焼却する東京23区清掃一部事務組合の管理者は、西川太一郎・荒川区長。
23区内で最後まで測定と除染に取り組まず、荒川区民に無用な被曝を強いた人物だ。

*東京都内で、宮城県女川町の「汚染がれき」を焼却する事業主体は、「東京23区清掃一部事務組合」。
組合議会は、23区の区議会議長23名で構成。
つまり区議会が「反対」を議決すれば、搬入阻止が可能。

*東京都内で、宮城県女川町の「汚染がれき」を焼却する事業主体は、23区が分担金拠出する「東京23区清掃一部事務組合」。
自治体財政難で予算切迫。
「汚染がれき」搬入で息を吹き返せるか。

*宮城県女川町の「汚染がれき」の東京都受け入れは問題だ。
「放射性廃棄物」の処理を想定していない清掃工場等での焼却は、大気中に放射性物質を放出する可能性があり、住民は被曝の危機に直面。

*福島市の「あらかわクリーンセンター」では、集塵機能の高い「バグフィルター」を使っていたにもかかわらず、
放射性セシウムを大気中に放出寸前の煙突部分で検出。
関係者に困惑が広がっている。

*『「汚染がれき」焼却、清掃工場から放射性物質を放出か』 
記事をアップしました。
東京都内で「汚染がれき」を焼却すれば、大気中にセシウムを放出される可能性が高い。
放射性物質の拡散は最悪の選択肢で、封じ込めが現時点で最も有効な対策といえよう。

*宮城県女川町の「汚染がれき」を焼却する清掃工場は、東京都内では20カ所の予定。
施設や焼却炉等が放射性物質で汚染される上、汚染焼却灰等の「放射性廃棄物」を生み出す。
東京都内に20カ所の「ミニ原発」が出現か。

*宮城県女川町の「汚染がれき」を東京都内で焼却しているが、清掃工場内や焼却炉が放射性物質で汚染されるため、事故やトラブル発生の際、修理等の対応が困難に。
施設や炉の爆発・火災で、放射性物質が飛散する恐れも。

*宮城県女川町の「汚染がれき」を東京都が受け入れた問題で、品川、大田の両清掃工場での試験焼却後、敷地境界の一部で空間放射線量が上昇したことが判明。
子供たちや住民の被曝を防ぐため、正確な情報公開が必要だ。

*「汚染がれき」の焼却灰から、高い放射線量を測定。
宮城県女川町の災害廃棄物を、東京都の足立清掃工場等で焼却するが、女川町での試験焼却で焼却灰から2300ベクレル(1kgあたり)を検出。
住民の被曝対策が急務だ。

*放射性セシウムを大気中に放出している、福島県の須賀川地方衛生センターと伊達地方衛生処理組合清掃センターは、バグフィルターより性能の劣るとみられる電気集塵機を使用。
旧式な焼却施設の周辺住民は、被曝の危機に直面。

*放射能汚染が深刻な福島県内では、2カ所の一般廃棄物焼却施設の排ガスから、放射性物質を検出。
須賀川地方衛生センターと伊達地方衛生処理組合清掃センターが、放射性セシウムを大気中に放出。
周辺住民の被曝は確実だ。

*東京都が宮城県女川町から受け入れる「汚染がれき」は、セシウムが1キロあたり最大440ベクレル。
10万トン焼却で440億ベクレル。
除去率99%で4億4000万、99.9%で4400万ベクレルを大気中に放出。

*環境省の一般廃棄物焼却施設における排ガスのモニタリング結果によると、福島県内2ヵ所の焼却施設の排ガスから放射性セシウム検出。
受け入れた汚染がれきを焼却すれば、大気中にセシウムを放出。
住民の被曝は確実だ。


新井哉
危機管理研究者・危機管理ジャーナリスト
専攻分野:危機管理
職歴:千葉日報社記者、中国新聞社記者、安全保障専門紙記者(現職)
学歴:福島大学行政社会学部卒 放送大学大学院文化科学研究科在学
所属学会:日本安全保障・危機管理学会
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