ドリームファーム在厩のアタッキングゾーンは、先週同様ウォーキングマシン60分、周回コースでのダク700m、ハッキング1400m、坂路での普通キャンター2本を消化、週2回は速めを乗り込まれているとのことです。
◇二ノ宮調教師のコメント(抜粋)
「昇竜Sへの出走も検討していましたが、現状を踏まえて逆算すると時間的にあまり余裕がなく、少なからず馬を急かすことになります。気性的にリズムを乱したくない馬ですし、今は背伸びをさせずに1000万クラスになってから復帰戦を迎えさせてあげる方が良さそうです。もう少し牧場で念入りに乗り込みを重ねて月内にはトレセンに戻し、進めていく中での感触に応じて番組を選択していきましょう。」
◇国分担当のコメント(抜粋)
「30日の2本目に2F26.3-13.3を、4日朝は1本目に26.8-13.3、2本目に26.0-12.6を計時。調教を進めている分テンションが高くなりつつあり、反応が良すぎて敏感になってきていますので、コントロールにはとても気を遣って対応しているところです。その辺もあって、調教師も目標を固定せず慎重なスタンスをとっているのだと思います。」
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5/22の昇竜S(3歳オープン・ダ1400m)に出走の可能性があったアタッキングジーンですが、馬の状況を考慮した二ノ宮調教師の判断により、復帰戦は少なくとも6月以降ということになりそうです。
今月中には成長したアタッキングゾーンが見られるかと思っていたので、正直残念ではありますが、これも馬の将来を第一に考える二ノ宮調教師の判断ですから仕方がありませんね。
確かに、ここで慌ててせっかくの良い流れを台無しにしてもつまらないですから、気性面も含めてじっくり見極めたうえで復帰プランを立ててくれればと思います。(その辺は全て二ノ宮調教師にお任せです!)
まあ、引き続き調整自体は順調のようですし、こちらも慌てずに気を楽にして復帰戦を待ちたいと思います(笑)
*広尾TCのご好意により、クラブ公式HPからの記事・写真転載の許可を頂いています。
◇二ノ宮調教師のコメント(抜粋)
「昇竜Sへの出走も検討していましたが、現状を踏まえて逆算すると時間的にあまり余裕がなく、少なからず馬を急かすことになります。気性的にリズムを乱したくない馬ですし、今は背伸びをさせずに1000万クラスになってから復帰戦を迎えさせてあげる方が良さそうです。もう少し牧場で念入りに乗り込みを重ねて月内にはトレセンに戻し、進めていく中での感触に応じて番組を選択していきましょう。」
◇国分担当のコメント(抜粋)
「30日の2本目に2F26.3-13.3を、4日朝は1本目に26.8-13.3、2本目に26.0-12.6を計時。調教を進めている分テンションが高くなりつつあり、反応が良すぎて敏感になってきていますので、コントロールにはとても気を遣って対応しているところです。その辺もあって、調教師も目標を固定せず慎重なスタンスをとっているのだと思います。」
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5/22の昇竜S(3歳オープン・ダ1400m)に出走の可能性があったアタッキングジーンですが、馬の状況を考慮した二ノ宮調教師の判断により、復帰戦は少なくとも6月以降ということになりそうです。
今月中には成長したアタッキングゾーンが見られるかと思っていたので、正直残念ではありますが、これも馬の将来を第一に考える二ノ宮調教師の判断ですから仕方がありませんね。
確かに、ここで慌ててせっかくの良い流れを台無しにしてもつまらないですから、気性面も含めてじっくり見極めたうえで復帰プランを立ててくれればと思います。(その辺は全て二ノ宮調教師にお任せです!)
まあ、引き続き調整自体は順調のようですし、こちらも慌てずに気を楽にして復帰戦を待ちたいと思います(笑)
*広尾TCのご好意により、クラブ公式HPからの記事・写真転載の許可を頂いています。
ミホ分場在厩のスプラッシュエンドは、周回コースでの普通キャンター3600mを乗り込まれているとのことです。
◇鹿戸調教師のコメント(抜粋)
「もっとトモがパンとして欲しいとの理想は残りますが、すでに疲れは取れており、これといって問題ありませんのでそろそろ帰厩を意識していこうと思います。5/28新潟11R驀進特別(1000万下・芝1000m)で芝や距離の適性をさらに明らかにしていくのもよし、6/5東京8R 1000万下(ダ1300m)に向かうのもよし。いずれにせよこのあたりを目標に掲げ、調整を進めていきたいと思います。」
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ようやくスプラッシュエンドの次走情報が出てきました!
実は、私は勝手に北海道シリーズでの復帰と思っていたのですが(スプラッシュエンドは左回り微妙と思い込んでいたので・・・)、まさかの新潟芝直1000mという手があったのは気付きませんでした(笑)
もちろん、実際には帰厩してからの調整次第でしょうが、確かにスプラッシュエンドのスピードを活かすなら新潟の直線競馬も面白いのかもしれませんね。
ただ、個人的にはあの極端に外枠有利な、内枠に入ったらノーチャンスに近いコースはあまり好きではないんですよね。(クジ引きみたいな側面もあるわけですから)
それを考えると、敢えて左回りの東京ダート1300mで実力勝負を挑んで欲しいという気もしてきます。
まあ、最終的には鹿戸調教師に決めて頂くとして、それがどちらのレースになったとしても、そろそろ1000万条件でもやれるところを見せてもらわなければいけません。
そのためには、これからの1ヶ月余りを上手に過ごして、とにかくいい状態でレースに臨んで欲しいと思います。
*広尾TCのご好意により、クラブ公式HPからの記事・写真転載の許可を頂いています。
◇鹿戸調教師のコメント(抜粋)
「もっとトモがパンとして欲しいとの理想は残りますが、すでに疲れは取れており、これといって問題ありませんのでそろそろ帰厩を意識していこうと思います。5/28新潟11R驀進特別(1000万下・芝1000m)で芝や距離の適性をさらに明らかにしていくのもよし、6/5東京8R 1000万下(ダ1300m)に向かうのもよし。いずれにせよこのあたりを目標に掲げ、調整を進めていきたいと思います。」
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ようやくスプラッシュエンドの次走情報が出てきました!
実は、私は勝手に北海道シリーズでの復帰と思っていたのですが(スプラッシュエンドは左回り微妙と思い込んでいたので・・・)、まさかの新潟芝直1000mという手があったのは気付きませんでした(笑)
もちろん、実際には帰厩してからの調整次第でしょうが、確かにスプラッシュエンドのスピードを活かすなら新潟の直線競馬も面白いのかもしれませんね。
ただ、個人的にはあの極端に外枠有利な、内枠に入ったらノーチャンスに近いコースはあまり好きではないんですよね。(クジ引きみたいな側面もあるわけですから)
それを考えると、敢えて左回りの東京ダート1300mで実力勝負を挑んで欲しいという気もしてきます。
まあ、最終的には鹿戸調教師に決めて頂くとして、それがどちらのレースになったとしても、そろそろ1000万条件でもやれるところを見せてもらわなければいけません。
そのためには、これからの1ヶ月余りを上手に過ごして、とにかくいい状態でレースに臨んで欲しいと思います。
*広尾TCのご好意により、クラブ公式HPからの記事・写真転載の許可を頂いています。
大樹ファームは北海道広尾郡大樹町にあります。(行ったことはありませんが・・・)
私は大樹レーシングクラブの会員だったこともあり、もともと大樹ファームにとても親近感があるのですが、最近は生産馬が広尾TCで募集されることが多く、何だか不思議な縁だなぁと妙に感心したりしています。
それはさておき・・・。
2006年以前の大樹ファームは大樹レーシングクラブへ生産馬を供給する牧場として数々の活躍馬を送り出していたのですが、2007年の事件を境にその内容は大きく変わり、2008年産馬からはソウルオブエイチ、クリサンセマム、ラバンビーナの3頭が広尾TCにラインアップされています。
(大樹レーシングクラブへは、オレンジプリンセス、タイキデュエリストの2頭、だと思います・・・)
また、2009年産馬としてはハイアットリーフ、マカハ、ジョビアーレ、エタンダール、バルカポケットの5頭が広尾TCに送り出されており、今や大樹ファームは広尾TC内国産馬の主力生産牧場という感さえあります。
(期待の2歳馬が目白押しですね!)
今のところ、広尾TC所属の2008年産3頭は残念ながら勝利を挙げられずにいますが、今週もソウルオブエイチが初勝利目指して出走の予定ですし、クリサンセマムには今後大きな活躍をしてくれそうな雰囲気があります。
(ラバンビーナはとにかく脚元を固めないと・・・)
そして、私が出資したエタンダールを含む2009年産の5頭はさらに充実したラインアップになっていますから、再び大樹ファーム生産馬が重賞ウィナーとなる日も夢ではないと思っています。
過去には色々な事件もありましたが、おそらく牧場のスタッフ始め関係者の皆さんは、大樹ファーム復活のために一生懸命努力しておられると思います。
こう言っては何ですが、私自身も不思議な縁を感じていることですし(笑)、何とか大樹ファーム復活の狼煙を広尾TC所属馬が上げてくれればこんなに嬉しいことはありません。
そして、もしもそれがミスペンバリーの仔だったりしたら最高です!
私は大樹レーシングクラブの会員だったこともあり、もともと大樹ファームにとても親近感があるのですが、最近は生産馬が広尾TCで募集されることが多く、何だか不思議な縁だなぁと妙に感心したりしています。
それはさておき・・・。
2006年以前の大樹ファームは大樹レーシングクラブへ生産馬を供給する牧場として数々の活躍馬を送り出していたのですが、2007年の事件を境にその内容は大きく変わり、2008年産馬からはソウルオブエイチ、クリサンセマム、ラバンビーナの3頭が広尾TCにラインアップされています。
(大樹レーシングクラブへは、オレンジプリンセス、タイキデュエリストの2頭、だと思います・・・)
また、2009年産馬としてはハイアットリーフ、マカハ、ジョビアーレ、エタンダール、バルカポケットの5頭が広尾TCに送り出されており、今や大樹ファームは広尾TC内国産馬の主力生産牧場という感さえあります。
(期待の2歳馬が目白押しですね!)
今のところ、広尾TC所属の2008年産3頭は残念ながら勝利を挙げられずにいますが、今週もソウルオブエイチが初勝利目指して出走の予定ですし、クリサンセマムには今後大きな活躍をしてくれそうな雰囲気があります。
(ラバンビーナはとにかく脚元を固めないと・・・)
そして、私が出資したエタンダールを含む2009年産の5頭はさらに充実したラインアップになっていますから、再び大樹ファーム生産馬が重賞ウィナーとなる日も夢ではないと思っています。
過去には色々な事件もありましたが、おそらく牧場のスタッフ始め関係者の皆さんは、大樹ファーム復活のために一生懸命努力しておられると思います。
こう言っては何ですが、私自身も不思議な縁を感じていることですし(笑)、何とか大樹ファーム復活の狼煙を広尾TC所属馬が上げてくれればこんなに嬉しいことはありません。
そして、もしもそれがミスペンバリーの仔だったりしたら最高です!
“HirooX”気になる2歳馬part2で取り上げたライノサロス(サブノアフロディア'09・角居勝彦厩舎)が、この連休明けにも栗東近郊のアカデミー牧場に移動することになったようです。
◇後藤場長のコメント(抜粋)
「4月下旬に来場した調教師の馬体チェックを経て先週の土曜日から15-15を開始。段々贅肉は取れてきましたので、今度は乗り込みにより背中にいい筋肉をつけていきたいですね。まだ多少ムラ駆けする感じではありますが、良い時の動きなどはじつにパワフルです。」
◇角居調教師のコメント(抜粋)
「順調にきているようですので、ゴールデンウィーク明けにもアカデミー牧場に移動させましょうか。この調子で15-15を持ったままで進められるようなら、一旦トレセンに入れてゲート試験まで進めてみるのも手ですよね。現時点ではまだ太めとはいえ、これぐらい立派なほうがトレセンでは仕上げやすいように思います。」
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角居調教師は今や押しも押されもしない日本のトップトレーナーの一人ですが、可能性の少ない馬に無理をさせて早期デビューを狙うタイプではないですよね。そう考えると、15-15を始めたばかりのライノサロスの移動は時期的に非常に早い印象で、角居調教師がこの馬に何を感じているのか益々気になるところです。
もちろん一旦手元で確認をしたうえで、『やっぱりじっくり進めよう』という結論になることも考えられます。
ですが、例え結果がそうなったとしても、角居調教師がライノサロスに、“この時期の2歳馬にしては特別に光る何かを持っている”と感じたのは確かなのではないでしょうか。
幸か不幸かライノサロスは残口に相当余裕があり、この情報だけで慌てて出資を決めなければいけない状況ではありませんが、残った出資候補の中での“即戦力度”という観点では頭ひとつ抜け出す可能性がありそうです。
ということで、2009年産でもう1頭即戦力の出資馬を増やしておきたい私にとっては、つい先日残口僅かとなったマカハ(サークリング'09・小崎憲厩舎)かこの馬が現時点の有力候補だと思います。
【3/23撮影のライノサロス、いかにもパワフルな馬体ですねぇ : 公式HPより】
*広尾TCのご好意により、クラブ公式HPからの記事・写真転載の許可を頂いています。
◇後藤場長のコメント(抜粋)
「4月下旬に来場した調教師の馬体チェックを経て先週の土曜日から15-15を開始。段々贅肉は取れてきましたので、今度は乗り込みにより背中にいい筋肉をつけていきたいですね。まだ多少ムラ駆けする感じではありますが、良い時の動きなどはじつにパワフルです。」
◇角居調教師のコメント(抜粋)
「順調にきているようですので、ゴールデンウィーク明けにもアカデミー牧場に移動させましょうか。この調子で15-15を持ったままで進められるようなら、一旦トレセンに入れてゲート試験まで進めてみるのも手ですよね。現時点ではまだ太めとはいえ、これぐらい立派なほうがトレセンでは仕上げやすいように思います。」
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角居調教師は今や押しも押されもしない日本のトップトレーナーの一人ですが、可能性の少ない馬に無理をさせて早期デビューを狙うタイプではないですよね。そう考えると、15-15を始めたばかりのライノサロスの移動は時期的に非常に早い印象で、角居調教師がこの馬に何を感じているのか益々気になるところです。
もちろん一旦手元で確認をしたうえで、『やっぱりじっくり進めよう』という結論になることも考えられます。
ですが、例え結果がそうなったとしても、角居調教師がライノサロスに、“この時期の2歳馬にしては特別に光る何かを持っている”と感じたのは確かなのではないでしょうか。
幸か不幸かライノサロスは残口に相当余裕があり、この情報だけで慌てて出資を決めなければいけない状況ではありませんが、残った出資候補の中での“即戦力度”という観点では頭ひとつ抜け出す可能性がありそうです。
ということで、2009年産でもう1頭即戦力の出資馬を増やしておきたい私にとっては、つい先日残口僅かとなったマカハ(サークリング'09・小崎憲厩舎)かこの馬が現時点の有力候補だと思います。
【3/23撮影のライノサロス、いかにもパワフルな馬体ですねぇ : 公式HPより】
*広尾TCのご好意により、クラブ公式HPからの記事・写真転載の許可を頂いています。
MSN産経ニュース 『焼き肉店食中毒 生食用牛肉“流通していない” 国の基準形骸化』
-----ここから引用(抜粋)-----
富山、福井の両県で相次いで発覚した焼き肉チェーン「焼肉酒家えびす」での集団食中毒事件では、これまでにチェーン店が非生食用の牛肉を、生で食べるユッケにして客に提供していたことが分かっている。
しかし、国内では現在、国の衛生基準を通った生食用の牛肉は流通していない。厚生労働省は「店が自らの責任で生肉を出している状態」としており、基準は形骸化している。
厚労省は生食牛レバーによる食中毒の多発などを受けて平成10年、「生食用食肉の衛生基準」を全国に通知。生食用の食肉は、糞便(ふんべん)系大腸菌群とサルモネラ属菌が検出されてはいけないなどの条件や、専門設備での解体、細かい消毒法などを定め、基準に適合した食肉処理場は承認登録している。
現在全国で基準適合の登録食肉処理場は13カ所。しかし平成21年以降、いずれの施設も出荷実績は馬レバーか馬肉のみで牛肉は出荷されていない。
厚労省は「現在、店で出されている牛の生肉は、厚労省の衛生基準に適合しているものはなく、非生食用を店の判断で提供している」と説明。一方で「基準に罰則規定はない。指導は可能だが販売停止にはできない」という。
では、店はどうやって非生食用の肉を生で提供しているのか。
食肉関係者によると、食中毒になる腸管出血性大腸菌は肉の表面に存在するため、消毒されたナイフで表面をはぎ取る「トリミング」を行えば、菌を取り除くことが可能という。
ある加工業者は「しっかり衛生管理した店で丁寧にトリミングすれば、子供や高齢者以外が食中毒症状を起こすことはほとんどない」と主張する。
厚労省担当者も「消毒されたされたナイフでしっかりトリミングすることが食肉処理場の適合基準の一つになっている」と説明。ただし「店でどのようにトリミングしているかは分からない。国としては、加熱用の肉は加熱して食べるようにとしか言えない」とも話している。
-----ここまで引用(抜粋)-----
私は焼肉やホルモン焼きが大好きで、レバ刺しやユッケを食べる機会もかなりあります。
そういうこともあって、この事件には大変注目していたのですが、この記事を読む限り今まで無事だったのはただの幸運ということになりますね。
(今回亡くなった方、今も重症の方には本当になんと申し上げて良いか分りません・・・)
まあ、食の安全に関する責任を全て国や自治体に押し付ける気はありませんが、もしも衛生基準を設けるのであれば、少なくとも何らかのチェックが効く仕組みにしておかないと意味が無いと思います。
と言ってはみたものの、新たな仕組みづくりにはそれなりのコストが必要ですし、「店で出されている牛生肉は衛生基準に非適合で、それを店の判断で提供している」状態は、少なくとも今後しばらく続くと思った方が良さそうです。
なかなか難しいところですが、焼肉店やホルモン焼店が今後どうやって生肉を提供していくのか、もしも提供されたとして我々消費者がそれを食べるのかどうか、私も自分の問題として考えてみようと思います。
-----ここから引用(抜粋)-----
富山、福井の両県で相次いで発覚した焼き肉チェーン「焼肉酒家えびす」での集団食中毒事件では、これまでにチェーン店が非生食用の牛肉を、生で食べるユッケにして客に提供していたことが分かっている。
しかし、国内では現在、国の衛生基準を通った生食用の牛肉は流通していない。厚生労働省は「店が自らの責任で生肉を出している状態」としており、基準は形骸化している。
厚労省は生食牛レバーによる食中毒の多発などを受けて平成10年、「生食用食肉の衛生基準」を全国に通知。生食用の食肉は、糞便(ふんべん)系大腸菌群とサルモネラ属菌が検出されてはいけないなどの条件や、専門設備での解体、細かい消毒法などを定め、基準に適合した食肉処理場は承認登録している。
現在全国で基準適合の登録食肉処理場は13カ所。しかし平成21年以降、いずれの施設も出荷実績は馬レバーか馬肉のみで牛肉は出荷されていない。
厚労省は「現在、店で出されている牛の生肉は、厚労省の衛生基準に適合しているものはなく、非生食用を店の判断で提供している」と説明。一方で「基準に罰則規定はない。指導は可能だが販売停止にはできない」という。
では、店はどうやって非生食用の肉を生で提供しているのか。
食肉関係者によると、食中毒になる腸管出血性大腸菌は肉の表面に存在するため、消毒されたナイフで表面をはぎ取る「トリミング」を行えば、菌を取り除くことが可能という。
ある加工業者は「しっかり衛生管理した店で丁寧にトリミングすれば、子供や高齢者以外が食中毒症状を起こすことはほとんどない」と主張する。
厚労省担当者も「消毒されたされたナイフでしっかりトリミングすることが食肉処理場の適合基準の一つになっている」と説明。ただし「店でどのようにトリミングしているかは分からない。国としては、加熱用の肉は加熱して食べるようにとしか言えない」とも話している。
-----ここまで引用(抜粋)-----
私は焼肉やホルモン焼きが大好きで、レバ刺しやユッケを食べる機会もかなりあります。
そういうこともあって、この事件には大変注目していたのですが、この記事を読む限り今まで無事だったのはただの幸運ということになりますね。
(今回亡くなった方、今も重症の方には本当になんと申し上げて良いか分りません・・・)
まあ、食の安全に関する責任を全て国や自治体に押し付ける気はありませんが、もしも衛生基準を設けるのであれば、少なくとも何らかのチェックが効く仕組みにしておかないと意味が無いと思います。
と言ってはみたものの、新たな仕組みづくりにはそれなりのコストが必要ですし、「店で出されている牛生肉は衛生基準に非適合で、それを店の判断で提供している」状態は、少なくとも今後しばらく続くと思った方が良さそうです。
なかなか難しいところですが、焼肉店やホルモン焼店が今後どうやって生肉を提供していくのか、もしも提供されたとして我々消費者がそれを食べるのかどうか、私も自分の問題として考えてみようと思います。