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馬を育てるのは施設か人か ~BTC・軽種馬育成調教センター見学~

2012-11-05 05:57:41 | イベント・募集馬検討
一週間にわたって展示会で見てきた馬たちの紹介をしてきましたが、今回からは番外編に突入します。
その第一弾は、10/28に森本スティーブルのMさんとYさんに案内して頂いた、日本では珍しい規模の育成調教施設であるBTCの設備紹介です。

では早速。。
スターティングゲートのある左のコースはダート直線1200m、右側のコースは屋根付Wチップ1200m。


屋根付ダートトラック600m、その奥に見えるのが屋根付坂路1000m。手前の芝生もコースです。


目の前に広がる芝生は、そのまま芝2400mの坂路コースに続いています。(最初はただの原っぱかと(笑))


ダートトラック1600mコース。立派な競馬場のサイズですね(;^_^


森本スティーブルでは、管理馬をこのダートトラックコースで5F70秒が切れるまでに仕上げてから厩舎に送り出すそうです。そこまで充分にやれた馬は、入厩後1ヶ月できちんとデビューし、さらにデビュー戦では少なくとも入着以上の成績を収めてくれる、ということなのだそうです。


いやいや、BTCは広くて設備が素晴らしいと聞いていましたが、まさかここまでとは。
何しろ敷地が広くて余裕があるので、実に様々なバリエーションのコースがゆったりと作られている印象です。
(写真のほかにもWマシンや放牧用のパドックなど、全ての設備がゆったりです。。)

こういう施設であれば、馬の個性や状態にあった調教をストレス無く行うことが出来るでしょうから、調教がワンパターンになって、「鍛えている割りに成果が出ない」という事態も少なくなるのではないでしょうか。
さすがにこういう施設を育成牧場が自前で揃えるのは無理でしょうから、BTCは強い馬作りの実現において非常に価値が高い施設と言えるでしょう。

ただ、売上げ減少に歯止めが掛からないJRAにとって、この設備の維持管理費を負担することは年々重荷になっているようで、現実には利用料の値上げがBTC利用者の肩に圧し掛かっているとのこと。
まあ、受益者負担と言えばそうなのでしょうが、せっかくの設備が、「お金が高いから」という理由で使いにくくなってしまうのは単純に残念な気もします。(利用料を払うのは結局は馬を預ける馬主負担になりますね。)


さて、それはさておき、BTCの見学で非常に印象に残ったのは、旧グローバル時代から数多くの広尾TC馬の面倒を見てくれた(今はBTC内・森本スティーブルで頑張っています!)Yさんのお話です。

「BTCの素晴らしさは単純に設備がいいということではありません。設備に余裕があるので混み合うことが無く、結果的に調教時間をタップリ取れるので、その馬に合った調教を納得ゆくまで行うことが出来ます。そうすると、今まで諦めざるを得なかった、『この馬にはもっとこんなことを試してみたい』、ということがどんどん実現できるので、調教スタッフの真剣さも違ってきます。」

私、なるほどなぁ、と感心してしまいました。
強い馬を作ろうとしていろいろ考えたとしても、施設面や時間の関係でそれが実現できなかったら、やがては考えること自体をやめてしまうかもしれません。
考えたことを試すことが出来る、それで上手く行かなかったら、また更に考えて試してみる。最近BTC調教馬が好成績を上げているように、そうすることが競馬場での結果に繋がるようになれば、その達成感というのは調教スタッフにとって非常に大きいのではないでしょうか。

素晴らしい設備を用意したとしても、馬に携わる人が一緒に成長していかなければ強い馬など出来ないでしょう。
素質のある馬、充実した設備、優秀で真剣な調教スタッフ、そしてそれを支える馬主や競馬ファン。そういう全ての要素が整ってこそ、本当に地に足のつた強い馬作りが実現できるということなんですね(^_^)

実は、BTCを見学したのは、森本スティーブルで育成されるレフィナーダ’11とドルフィンスルー’11を見に行ったオマケのようなものでした。にもかかわらず、とても親切に対応してくれた森本スティーブルのMさん、Yさん(Yくん)、わざわざBTCまで様子を見に来てくれた広尾TC生産担当のKさん。馬に携わる皆さんて、何でこんなにいい人ばかりなのでしょうね。本当にありがとうございましたm(_ _)m

最後になりますが、レフィナーダ’11やドルフィンスルー’11に限らず、「一切手を抜かない素晴らしいスタッフが揃っている森本スティーブル」から、今後ドンドン活躍馬が出るのは間違い無いと思います。
ドンドン出資できるかどうかは別にして(笑)、これからは森本スティーブルのことも応援していこうと思います!

頑張れ!!\(^O^)/

*文中の引用コメントは私の記憶に基づいて書いていますので、ニュアンスの違いなどは全て私の責任ですm(_ _)m

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今週末はブリッツェンの復帰レースです(^_^)

2012-11-05 04:55:52 | 競馬・一口馬主全般
今週末は、待ちに待ったブリッツェンの復帰戦。無事にレースを終えるのが第一目標とはいえ、やはりこの馬が帰ってきてくれると、ようやく一本芯が通ってくれた気がして心強いです。
日本一になった巨人の阿部選手…、これはいささか言い過ぎかもしれませんが、そんな存在は大事なんですよね。

<出資馬の状況>
・ブリッツェン : 美浦トレセン在厩(11/11アンドロメダS予定)
・ステラリード : UPHILL在厩(もしかしたら帰厩しているかも・次走5回東京後半目標)
・アタッキングゾーン : 下総トレーニング在厩(次走未定)
・マカハ : 栗東トレセン在厩(次走未定)
・ゴッドフロアー : グリーンウッド在厩(次走未定)
・スプラッシュエンド : ミホ分場在厩(次走は年明けの予定)
・エタンダール : ヒルサイドステーブル在厩(休養・次走未定)
・オラージュ : ライズステーブルで調教中(今月中の入厩あるか?)
・バシレウス : ファンタストクラブで調教中(そろそろエコー検査?)
・ダブルネーム’11 : 坂東牧場で調教中(多分もう移動しているはず)

ブリッツェン以外では、ステラリードが帰厩して18日の牝馬限定戦(東京12R)を目指しそうなのと、アタッキングゾーンがそろそろ本格的にペースアップしそうなのが主な動きになるでしょう。

その他では、マカハとゴッドフロアーの動向がハッキリしないのがもどかしいですねぇ…。
気がつくと今年もあと僅かになってきましたし、なんとか一つでも二つでも勝ち星を上げられるように気合を入れ直して欲しいものです。と言っても無理をしてはイカンしなぁ…(;^_^

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