【東スポ杯2歳S】ガストリックがデビュー2連勝!三浦皇成騎手は2週連続重賞勝ち:サンスポZBAT!
第27回東京スポーツ杯2歳ステークス(2歳オープン、馬齢、G2、芝1800m)は、三浦皇成騎手の5番人気ガストリック(牡、美浦・上原博之厩舎)がデビュー2連勝。道中は後方からレースを進めると、直線では府中の長い直線を力強く駆け抜け、外からきたダノンザタイガー(2番人気)との競り合いの末、クビ差で勝利。昨年はイクイノックスが制した出世レースで重賞初制覇を飾った。コンビを組んだ三浦皇成騎手は、12日に武蔵野S(ギルデッドミラー)に続く重賞勝利となった。タイムは1分45秒8(良)。
断然の支持を集めたハーツコンチェルト(1番人気)は、スタートで出遅れ最後方から直線で外から猛烈に追い込んだものの、2着からさらに半馬身遅れた3着に敗れた。
◆三浦皇成騎手(1着 ガストリック)「追い切りに乗せていただいて非常にいい背中をしていると思いました。まだ緩さや頼りなさを残していますが、スピードに乗ってこれだけ沈む馬はなかなかいないので、レースを楽しみにしていました。初戦は後ろから外を回るレースでしたが、きょうは馬群の間を割って次につながる競馬ができました。このレースを勝った意味は大きいと思います」
東スポ杯2歳Sを勝ったガストリックは、父ジャスタウェイ、母エーシンエポナ、母の父Curlinという血統。通算成績は2戦2勝。重賞は初制覇。東スポ杯2歳Sは上原博之調教師、三浦皇成騎手ともに初勝利。
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東京スポーツ杯と言えば、過去10年の勝ち馬にイクイノックス、ダノンザキッド、コントレイル、ワグネリアン、サトノクラウン、イスラボニータと6頭のG1馬、2着馬にもタイトルホルダー、スワーヴリチャードがいるという出世レース中の出世レースとして知られています。(クラシックは東スポ杯の勝ち馬買っときゃ大体OK!…という人がいるぐらい(^^;))
そんな出世レースである今年の東スポ杯を制したのは、5番人気の伏兵ガストリック&三浦皇成騎手でした。
スタートで出負けしたにもかかわらず、後方から慌てずにレースを進め、4角~直線で内から馬群をさばいての差し切り勝ちはお見事でしたし、今後の成長次第でまだまだ活躍しそうな内容だったと思います。最後は外から来た人気2頭に詰め寄られましたので、派手さの点ではそれほどでもないですが、こういう立回りの上手さやしぶとさは混戦では大きな武器になりますからね。
対して1番人気のハーツコンチェルトはちょっと残念な競馬になってしまいました。
敗因は100%出負け…と言えばそのとおりなのですが、まだ緩さがあって『この時季に使いこむのはどうなのかな?』といった印象もありましたので、少なくとも賞金加算はしておきたかったところかと。。素質の高さは間違いないですし、大事に使っていけば大化けもありそうなだけに、クラシックなど無視して古馬での覚醒をめざしても良い気がしました… でも、クラブ馬なのでそうもいかないんでしょうねぇ。。(勝手なことを言ってスミマセンm(_ _)m)
いずれにしても、勝ったガストリックと2、3着だったダノンザタイガー、ハーツコンチェルト、この3頭については(2歳G1やクラシックに限らず)今後も注目していきたいと思いますm(_ _)m
**2022/11/19東京11R 東京スポーツ杯2歳ステークス(G2/芝1800m)**
東京スポーツ杯2歳S【2022年11月19日東京11R】出馬表、予想:競馬ラボ
シュウジデイファーム在厩のステラエージェント’21は、今月上旬よりBTC(軽種馬育成調教センター)入りを開始しています。11月中旬の馬体重は438kgです。
◇岸本担当のコメント 「週1~2回ほどBTCに入り、おもにダートトラックにて軽め1200m、坂路でハロン25~30秒ペースのキャンター1本を消化。初期馴致を滞りなく終え、集団調教にも落ち着いて臨んでくれていますよ。ガッチリとしたバランスの良い体つきですし、跨った際の背中から伝わってくる感触も良好です。当面は各コースや調整内容に慣らしつつ、体力をつけていきたいと思います」
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まだBTC入りをして間もないですし、1歳のこの時季に『競馬で強い馬』かどうかなんて本当のところは分からないのだろうとは思います。それでも、活躍する姿を夢見て出資をした馬が、「背中の感触が良好」と言われれば嬉しくなってしないますし、それが具体的にどういうことかをさて置いて、成功が約束された気分になるのは不思議なものです(^^ゞ
まあ、この仔は良い馬だ…と思って出資をしたのですから当然なのかもしれませんが、ステラリード’21もエンパイアブルー’21もデプロマトウショウ’21もこの馬も、ずっと健康でトレーニングを継続していけばきっと走ってくれる気がします。
いや、活躍のレベルがどの程度かは誰にもわからないことなのでしょうが、『誰が見ても良い馬』というのは確かに存在するもので、ステラエージェント’21などはその範疇に入るのではと勝手にほくそ笑んでいます。
今から1年後に果たして本馬がどのような立場になっているのか、答え合わせをするのがとても楽しみです!
【シュウジデイファーム在厩のステラエージェント’21:公式HP(2022/10/14更新)より】
シュウジデイファーム在厩のエンパイアブルー’21は、今月上旬よりBTC(軽種馬育成調教センター)入りを開始しています。11月中旬の馬体重は432kgです。
◇岸本担当のコメント 「週1~2回ほどBTCに入り、おもにダートトラックにて軽め1200m、坂路でハロン25~30秒ペースのキャンター1本を消化。初期馴致の段階からクセもなく良い子にしてくれており、一つひとつのステップを順調にこなしていますよ。自分からハミを取ってグイグイ走る感じですし、馬体には筋肉がつき始め、徐々に大きくガッチリとしてきました。当面は当たり前のことを当たり前に出来るよう、基礎を固めていきたいと思います」
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「初期馴致の段階からクセもなく良い子にしている」というのは、天才エンパイアブルーの仔ですから当然と言えば当然でしょう(^^ゞ それに、調教を始めて間もないこの時期に「自分からハミを取ってグイグイ走る」というのは心強い限り。。適度な真面目さと負けん気の強さは競走馬にとても大事な要素ですし、早くも成功を予感させるコメントをもらえたような気がします。
「当面は当たり前のことを当たり前に出来るよう、基礎を固めていきたい」については、もともと晩成傾向がある牝系なうえに、4月生まれの本馬にとっては願ったり叶ったりではないでしょうか。あと半年ぐらいはあまり調教で目立つ必要もないですし、とにかく日々を健康に過ごし、走りの基礎習得や体力向上を図って欲しいと思います。
しかし、素質馬選び放題のあの矢作先生が、あえてこの馬を預かる気になったのは何故なんでしょうねぇ…。私のようにお母さんから続く思い入れがあるワケでもなく、ゴッドフロアー’22のようなモズアスコットの仔でもない。。(矢作厩舎に入る馬たちの中では)血統的にすごく目立つという事もないはずですし、具体的に本馬のどこがどう気に入ったのか、いつか機会があれば本当のホンネを聞いてみたい気がします。
【シュウジデイファーム在厩のエンパイアブルー’21:公式HP(2022/10/14更新)より】
シュウジデイファーム在厩のステラリード’21は、今月上旬よりBTC(軽種馬育成調教センター)入りを開始しています。11月中旬の馬体重は423kgです。
◇岸本担当のコメント 「週1~2回ほどBTCに入り、おもにダートトラックにて軽め1200m、坂路にてハロン25~30秒ペースのキャンター1本を消化。レイデオロ産駒には元気な子が多いイメージがあり、本馬も兄たちと同じくピリッとしたところがあって油断していると振り落とされそうになりますが、調教時はコントロールが利いていることですし、それが良さでもある気性ですからね。走っていて頭の高さが気になるようなところはありません」
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「本馬も兄たちと同じくピリッとしたところがあって油断していると振り落とされそうになる」とのことですが、そりゃあ本馬もステラ仔なので、多少のことは諦めてもらわなければイケマセン。シュウジデイの皆さんには引き続きご面倒をおかけしますが、人馬ともに怪我など無いよう、十分に気を付けながら鍛えて頂ければと思いますm(_ _)m
その上で、これまたステラ仔の特徴となっている『頭の高い走り』についてですが、今のところはそういう気配は感じられていないようです。ただ、まだ走りのペースが全然上がっていませんし、本当にそうなのかはこれから次第なのでしょう。
いずれにしても、カイザーノヴァ、キングエルメス、テラステラに続いてステラリードの牡馬をシュウジデイファームで見て頂けるのは非常に心強いです。兄たちとの比較を調教に活かせることはもちろん、普段の生活から成長の進度に至るまで、四世代にもわたって兄弟を見るが故に気づく部分も多いだろうと思います。
ちなみに血統構成で言えば、本馬は同じKingmambo系種牡馬を父に持つキングエルメスに似ているのが普通でしょうが、姿かたちという点では(最初から馬格があった)キングエルメスよりテラステラのイメージに近い気がしています。頭の高さが気にならない…といったところも、どちらかと言えばテラステラと共通ですしね。
果たしてこの馬がどういうタイプに育っていくのか、兄たちとの比較も含めて毎月の近況が楽しみです。あ、そう言えば、気性面を抜きにした走る能力については何故だか全然心配していません(^^ゞ
【シュウジデイファーム在厩のステラリード’21:公式HP(2022/10/14更新)より】