栗東トレセン在厩のパンサラッサは、24日朝、坂路を併せ馬で追い切られ、同日より検疫厩舎に移動しています。
- 22.11.24 助 手 栗東坂良 1回 52.0-36.9-24.1-12.3 末強め追う
タイセイモンストル(古オープン)一杯を0.7秒追走0.5秒先着
◇矢作調教師のコメント 「雨の影響で重たい馬場でしたが、終いを強めに予定通りの負荷をかけることができました。前回の帰厩時よりも馬の状態は良くなっていますし、国内での調教はしっかりと消化できたと思います。海外遠征は順調度が一番。あとは検疫、輸送をクリアして、このまま良い状態でレースに向かうことができれば楽しみです。初めて検疫厩舎に入る馬は大概イレ込みますからね。一度経験している本馬にはアドバンテージがあるかと思います。出国は30日、12月11日香港・シャティン 香港カップ(G1・芝2000m)を予定しています」
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矢作先生が「前回の帰厩時よりも馬の状態は良くなっている」と仰っていますが、古馬オープンのタイセイモンストルと併せてあっさり先着していますし、いつもマッサージでお世話になっている『八倉多加人(やくら施術院)』さんが直接身体を触った印象も「天皇賞の時より良く感じた」なので、これはもう、前走より良い状態なのは間違いないと思います。
栗東トレセン矢作厩舎出張日。
— 八倉多加人(やくら施術院) (@takajin20102021) November 23, 2022
香港🇭🇰カップ出走
パンサラッサ号のマッサージ。
明日から検疫馬房へ入るので遠征前、
最終マッサージでした。
僕の感覚では
天皇賞の時より良く感じ
ました。
期待して香港カップ応援したいと思います。#パンサラッサ#香港カップ2022#矢作厩舎#やくら施術院 pic.twitter.com/qQScFLVvhY
これから先は検疫、輸送と現地での10日ほどの調整期間を残すのみ。。当然ながら、本番までの時間をうまく乗り切って欲しいわけですが、パンサラッサ自身が既に海外遠征を経験し、結果を出している強み、そして香港はもちろん、全世界で普通に仕事ができる矢作厩舎の強みを最大限に発揮すれば、おそらく何の問題もないでしょう。
香港カップに出走する日本馬は5頭。パンサラッサの他にジオグリフ、ジャックドール、ダノンザキッド、レイパパレという錚々たるメンバーですが、レーティングで言えば121のパンサラッサが最上位!(別に私が偉いワケじゃないですが(^^ゞ)
ロマンチックウォリアーなど海外の馬もいるので、当日の人気がどうなるかは分かりませんが、ここは(せっかくなので)悪ノリをして、日本馬の大将格として堂々と乗り込んで欲しいと思いますm(_ _)m
【2022/10/30東京 天皇賞・秋(G1/芝2000m)でのパンサラッサ:公式HPより】
栗東トレセン在厩のカグヤは18日にゲート試験に合格。24日、坂路を55秒台(単走)で追い切られています。
◇池江調教師のコメント 「練習の内容が悪くなかったことですし、馬が苦しくなる前にゲートを済ませておこうと思い、先週の金曜日に試験を受けて合格しています。少しずつ乗り進めている中でテンションも上がりつつありますので、いったん放牧を挟もうかとも思いましたが、仕上がりが早そうなタイプのようで、あと2~3本追い切れば競馬に使えそうな雰囲気もありますからね。よって、芝1400mあたりのレースを視野に入れ、年内にはデビューを迎える方向でこのまま進めてみようかと考えています」
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栗東トレセンに入ったのが12日ですから、実質一週間でのゲート試験合格、おめでとうございます! なのですが、ゲート試験のアッサリ通過は当初からの想定通り。。問題は、そのあと放牧されるのかデビューをめざすのか…だったわけで、池江先生が「(仕上がりが早そうなので)年内にはデビューさせる方向で」と考えてくれたのは良かったです。
いや、中途半端な仕上げで無理やり使うのはアレですが、カグヤのようなテンション高めの牝馬の場合、一度実戦を経験させてあげた方が良いケースもありますし、そのあたりはこれから進めていっての判断になるのでしょう。
ちなみに、年内の芝1400mの新馬戦は12/18中京5Rに組まれてるのみですが、「あと2~3本追い切れば…」となると、ちょっと計算が合わないかも…。いずれにしても、1~2本、ビシッと追い切ってみないと何ともですね。
◇中舘調教師のコメント 「まだ緩さを残していますし、本当にしっかりしてくるまでにはもう少し時間がかかるのかもしれませんが、馬の格好などは良くなっていますからね。週末くらいから速めを乗っていく予定で考えており、気性的に問題がないことから、このまま乗り進めていけるのではないかと見ています」
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22日に帰厩したものの、「まだ緩さがあり、本当にしっかりしてくるまでにはもう少し…」とのことなので、トレセンでどの程度やってデビューに持っていくのか、まだ何とも言えない感じです。もっとも本格的な追い切りはまだやっていませんので、そこでどれだけ動けるかを確認してからの判断になるでしょう。
いずれにしても、ゆっくり少しずつ良くなっていくタイプのようなので、ダート戦が中心になるタイミングでの帰厩は悪くないかもしれません。ここまで来たらデビューを急ぐ理由もないですから、中舘先生が納得するまで乗り込んで頂ければと思います。
そうですねぇ、感じとしては、年明け中山開催のダート1800m戦でデビューさせるパターンかもしれません。