中山11R 有馬記念に出走したクレッシェンドラヴは8着でした。
【レース内容】互角のスタートから押して先行、2番手争いの中で最初のコーナーへ。一周目の4角手前で馬が落ち着き4、5番手で直線に入りました。1000通過62秒余りの遅い流れを淡々とこなし、1~2コーナーを5、6番手で回って向こう正面へ。スローペースを嫌って外から上がる各馬の動きにも反応せず、坂井騎手は手綱を持ったまま、勝負どころの3コーナーでは7、8番手の最内へコース取り。4角手前からようやく坂井騎手の手綱が動きましたが、外を回った馬たちもまだ余力充分で、直線入り口では9、10番手あたりまで位置を落としていたでしょうか。その後は進路を約2頭分外に取り、懸命に末脚を伸ばしましたがさすがに前の馬も強く、8番手まで盛り返したところがゴールでした。
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素晴らしいファイト、ありがとうございましたm(_ _)m
最終的にクレッシェンドラヴは最低16番人気の単勝188.1倍。さすがに中山でそれは無いだろうと思って見ていましたが、案の定8位入線まで頑張ってくれました。8着とは言え、(勝ったクロノジェネシスからは0.8秒離されましたが)あのラッキーライラックからは0.3秒、掲示板のワールドプレミア、カレンブーケドールからは0.2秒しか遅れていませんからね。
東京と中山でこれだけパフォーマンスが変わるのも競馬の面白さですが、(一瞬の切れ味では劣るものの)最後までしぶとく脚を伸ばすクレッシェンドラヴの良さが見られたことはとても嬉しかったです。きっと、馬の状態も良かったのでしょうし、坂井騎手が積極的な競馬をしてくれたのも、このメンバーの中での8位入着に繋がったと思います。
まあ、欲を言えば4角付近でやや立ち遅れたのが惜しかったですが、あの形から一瞬でトップスピードに移行するのはクレッシェンドラヴのパターンではないですからね。インで我慢をしたことが最後にオセアグレイト、ラヴズオンンリーユーを交わしたことに繋がったかもしれず、とにかく本当によく頑張ってくれたと思います。
しかし、こういう競馬を見せられると、右回りの力がいる馬場ならG1でも相当にやれる手応えを感じちゃいます。もちろん、このあとはゆっくり休んで欲しいのですが、来年は大阪杯とか天皇賞・春とか宝塚記念とか、改めて狙ってみたいレースがたくさん出てきそうです(^^ゞ
最後まで懸命の調整をしてくれた林先生と厩舎の皆さん、阪神の騎乗を断って乗ってくれた坂井騎手、JC後の立て直しに尽力頂いたテンコートレセンの皆さん、本当にありがとうございましたm(_ _)m
**2020/12/27中山11R 有馬記念(G1/芝2500m)・良**
いよいよ当日の朝になりました。今のところ15番人気と評価は低いままですが、まあ、人気通りに決まらないのが競馬の面白さですからね。
**2020/12/27中山11R 有馬記念(G1/芝2500m)単複オッズ(当日6:34)**
当のクレッシェンドラヴはと言いますと、金曜に続いて土曜も坂路に入るなど、最後の最後まで入念に調整されたようです。林先生は「状態はJCと同じかそれ以上、万全の態勢で有馬記念に向かえる」と仰っていますし、坂井騎手も相当に気合が入っていますから、こちらはもう応援に専念するだけです。
そうは言っても壁は分厚くて高いでしょうが、ジャパンカップに続いて有馬記念に出走するという、古馬中長距離路線の王道中の王道を歩んでくれただけでも感無量。いつもとはひと味違った気分での応援になりそうです。(どうせなら天皇賞にも出てみたいですけど(^^ゞ)
Sponichi Annex『【有馬記念】(3)クレッシェンドラヴ凄くいい雰囲気「ジャパンCの時と同じかそれ以上」』
クレッシェンドラヴは南Aコースを1周半して息を整えてから、坂路へ移動。4F72秒7~1F16秒3で登坂した。再びAコースへ戻り、半周してクールダウン。林師は「順調に調整できて、万全の態勢で有馬記念を迎えられる。凄くいい雰囲気。ジャパンCの時と同じか、それ以上。馬体の張りや毛ヅヤは一段と良くなった」とにこやかに話した。
競馬ラボ 『【有馬記念】さあ来たぞ確変!土曜の競馬から急浮上した逆転候補!』
【有馬記念・馬券のヒント】
●中山芝は「前残り」!? 12月26日(土)の中山芝は『逃げ・先行馬』が大活躍!芝で行われた5レースで馬券対象の3着以内に入った15頭のうち、なんと13頭が4コーナーで4番手より前につけていた馬でした。
日曜の有馬記念(G1)と同じ芝2500mで行われた12RグレイトフルSでは、爆穴馬ジャコマル(12人気、単勝72.4倍)が逃げ切り大波乱!
有馬記念も「前残り」に要注意!逃げて結果を残してきたバビットやキセキの激走があるかもしれません!
●「内枠有利」の傾向も! さらに土曜の中山芝では、後半3レースで内枠の馬が好走ラッシュ!『1枠(白帽)』『2枠(黒帽)』がともに3戦連続で3着以内に入りました!ただでさえ有馬記念は「内枠有利」が定説。今年は『1枠(白帽)』にバビット、ブラストワンピース。『2枠(黒帽)』にクレッシェンドラヴ、ラヴズオンリーユーと、配当妙味タップリの人気薄がズラリ。押さえておいて損はないでしょう!
極ウマ 『クレッシェンドラヴ繰り上がりの運生かす/有馬記念』
クレッシェンドラヴ(牡6、林)の気配がいい。26日は美浦Aコース(ダート)と坂路で最終調整を終えた。林師は「状態は前走と同じかそれ以上だと思います。万全の態勢で有馬記念に向かえます」と話す。ミッキースワローの回避で補欠1番手だった同馬にチャンスが巡ってきたが、仕上げは万全だ。
スポーツ報知 『【有馬記念】23歳坂井、有馬初挑戦で最多10勝の「3番」引いた! 繰り上げ出走のクレッシェンドラヴで「期待に応えたい」』
◆第65回有馬記念・G1(12月27日・芝2500メートル、中山競馬場)
今年JRAで42勝を挙げキャリアハイを更新し続ける23歳の坂井が、初めてグランプリの舞台に立つ。
23日の最終追い切り後に、ミッキースワローが回避。補欠1番手だったクレッシェンドラヴが繰り上がり、同日夕方に依頼があった。枠順も、64回の歴史で最多の10勝を誇る2枠3番を引き、2日続けて強運ぶりを発揮した。坂井は「ありがたいです。オーナー(広尾レース(株))にもすごくかわいがっていただいてます」と声を弾ませた。
中山で4勝をマークしている心強い相棒。もちろん、レース映像も確認済みで「舞台は合っていると思います。これから内田さん(主戦の内田騎手)にも聞いて」とイメージを膨らませる。
管理する美浦・林調教師は、技術調教師時代に坂井が所属する栗東・矢作厩舎で研修した経緯がある。「かなり前から縁がある林先生の馬で有馬記念に出られるというのは、すごくうれしく思います。(今年は初めて日本ダービーにも騎乗し)ダービーと有馬はG1の中でも特別。その場に立てることはすごくうれしいですし、期待に応えたいです」。デビュー5年目の若武者が、また大きな一歩を踏み出す。
ZBAT!競馬 『【ホープフルS】ダノンザキッドが無傷3連勝で2歳中距離王者!』
第37回ホープフルステークス(2歳牡・牝、G1、芝2000m)は、川田将雅騎手騎乗の1番人気ダノンザキッド(牡、栗東・安田隆行厩舎)が道中は好位を追走から直線で馬場の真ん中を伸びて快勝。無傷の3連勝でG1制覇を果たし2歳中距離王の座に就いた。タイムは2分02秒8(良)。
1馬身1/4差の2着にインから追い上げたオーソクレース(3番人気)、さらに半馬身差遅れた3着には後方から直線で末脚を伸ばしたヨーホーレイク(4番人気)が入った。なお、早めに先頭に立ったランドオブリバティは最終コーナーで外へ逃避し、そのまま競走を中止している。
20日の朝日杯FS(グレナディアガーズ)を勝って現役単独2位の7年連続JRA・G1制覇を飾った川田将雅騎手は、この勝利で2週連続のG1勝ちを果たした。
ホープフルSを勝ったダノンザキッドは、父ジャスタウェイ、母エピックラヴ、母の父Dansiliという血統。通算成績は3戦3勝。重賞は東スポ杯2歳S(G2)に次いで2勝目。ホープフルSは、管理する安田隆行調教師が初勝利、騎乗した川田将雅騎手は2014年のシャイニングレイ(G2時)に次いで2勝目。
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1番人気に応えたダノンザキッドが見事なG1勝ちを決めました。新馬、東スポ杯、ホープフルSの3戦3勝は昨年のコントレイルと全く同じパターン。さすがに勝ちっぷりにはコントレイルほどのインパクトは無かったですが、今後が楽しみな馬であることは確かです。
2着に入ったオーソクレース、3着のヨーホーレイクも力のあるところは見せてくれたと思います。ただ、1000m通過61.9秒の流れにも関わらず上り3F36.4秒が最速ですから、余ほど今の中山が時計のかかる馬場になっているのか、あるいはレースレベル的にどうだったのか…。
先週の朝日杯FSがハイレベルのレコード決着だっただけに(あと、自分の出資馬が朝日杯組なだけに(^^ゞ)、2018年産世代は朝日杯組の方に魅力を感じてしまいます。
しかし、これだけパワー寄りで時計のかかるレースになるのであれば、明日のクレッシェンドラヴにも追い風だと思うのですが…。いろいろと、ウマイ具合に噛み合ってくれんかなぁ(o´艸`)ムフフ
ちなみに逸走して競争中止になったランドオブリバティですが、4角手前の手応えでは楽勝まであるかと思いました。今日は非常に残念な結果でしたが、素質の高さは間違いなさそうですし、キチンと競馬を覚えたときにはかなり怖い存在になりそうです。
**2020/12/26中山11R ホープフルステークス(G1/芝2000m)・良**
**2020/12/27中山11R 有馬記念(G1/芝2500m)15:25発走**
◎ クロノジェネシス
○ フィエールマン
▲ クレッシェンドラヴ
△ カレンブーケドール
△ ワールドプレミア
△ ラッキーライラック
△ キセキ
△ オーソリティ
改めてになりますが、クレッシェンドラヴは2枠3番、人気薄の馬が一発大仕事をするには絶好の枠を引きました。ちなみに有馬記念の3番枠は過去最多の10勝を挙げており、また、クレッシェンドラヴが今年の七夕賞を勝った時も2枠3番だったという、縁起の面でも完璧な枠です!(金杯で負けた時も2枠3番だったのは… この際、綺麗に忘れましょう(^^;))
実は、最終追い切りの動きが今ひとつに見えたので、少し心配をしていたのですが、金曜日にも坂路に入って最終仕上げが行われたようです。その後の林先生のコメントが極ウマ、ZBAT!競馬、Sponichi Annexなどで報じられており、いずれもとても前向きな内容になっています。
極ウマ 『クレッシェンドラヴ中山替わり楽しみ/有馬記念』
クレッシェンドラヴ(牡6、林)はAコースを周回した後、坂を上がった。林師は「変わらず雰囲気はいいですね。ジャパンCと同じかそれ以上の状態です。大きなことは言えませんが、舞台設定は大きく好転するので楽しみです」と期待した。
ZBAT!競馬 『【有馬記念】最新ナマ情報』
◆2年越し出走〔3〕クレッシェンドラヴ
昨年は賞金除外で、2年越しのグランプリ出走がかなったステイゴールド産駒は美浦南A→坂路で調整。「きょうは気持ちのスイッチを入れるためにしまい2ハロンを15-15を切る感じで伸ばしました。雰囲気はいいし、(時計がかかる)今の中山の馬場状態はいいし、条件は好転するので楽しみな面はあります」と林調教師。
Sponichi Annex 『【有馬記念】(3)クレッシェンドラヴ 中山開催歓迎「今の馬場状態合う」』
クレッシェンドラヴはAコースを経由して坂路入り。4F60秒2で上った後、再度Aコースに入り体をほぐした。ミッキースワローの回避により、繰り上がりで出走。林師は「馬主にとっては有馬出走は1年の悲願。期待に応えられたことにはうれしく思う。東京から中山に替わるのはいいし、今の中山の馬場状態も合っている。毛ヅヤはいいし馬体の張りも申し分ない」と期待を持って送り出す。
まあ、状態面に関しては私が心配しても屁のツッパリにもなりませんから、厩舎の皆さんのお仕事を信頼するとして、あとは3番枠からどういう競馬をしていくのか…。位置取りに関しては「坂井騎手にお任せ」と林先生が仰っていましたので、おそらく中団より前で脚を溜めるカタチをめざすと思います。
1枠1番という絶好枠を引き当てたバビット&内田騎手がスンナリ逃げてペースが落ち着けば、道中はおそらく平均ペース以下。キセキの動向は気になりますが、浜中騎手がジャパンカップのような競馬を狙うとは思えず、最終的には淡々とした流れからのロングスパート勝負になるのではと思っています。そうなったときに、3番という絶好の内枠を活かせる脚が残っているかどうかですが、それは当日のお楽しみですね。
ちなみに外から差してくるクロノジェネシス、フィエールマンの2頭は強いですし、天皇賞からJCをスキップしたローテーションも文句なしなので、この2頭が本命・対抗。内枠有利と坂井騎手の好騎乗を前提にクレッシェンドラヴを単穴評価にしましたが、JC時の△評価よりはだいぶ着順の期待値を上げています。
その他、安定感抜群のカレンブーケドール、昨年3着のワールドプレミアあたりも充分に争覇圏内。出走各馬のプロフィールをなぞっていると、どの馬も強そうに思えるのはグランプリならではの楽しさですね。
やはり、アレコレ細かい予想をするよりも、自分の好きな馬を楽しく応援するのがこのレースには相応しいのかも…。クレッシェンドラヴにとっては2年越しで達成した有馬記念出走ですし、最後まで『らしい走り』で盛り上げて欲しいと思います!(内田騎手を交わすのは心苦しいですが(^^ゞ)
理由は別にして、19年産と20年産に関しては馬名選挙を行わないことになっていますが、馬名応募に関しては通常通りのスケジュールで進んでいます。
早いもので、本年も残すところあと1週間となりました。コロナウィルスの影響により、様々な制限が余儀なくされた2020年でしたが、無敗の三冠牝馬・牡馬の誕生、アーモンドアイの9冠達成、世界初の白毛馬のG1制覇など、競馬会においては明るい話題に事欠かない一年となりました。ふと気が付けばもう有馬記念…競馬を楽しんでいると時が経つのが早いなと改めて実感しております。
さて、2019年産駒の馬名募集につきましても、年内いっぱいでの締め切りとなります。 競馬を楽しんでいるとあっという間に時が過ぎてしまいますので…皆さまお気をつけください。
ここで参考までに、現在の申込数を発表させていただきますので、まだお申込みを頂いていない方はお早めにご応募いただけますと幸いです。 ご応募が少ない馬につきましては、まだまだチャンスがありますよ♪
【235候補】ステラリード’19
【395候補】ショウナンタレント’19
【339候補】ショウナンカラット’19
【169候補】ゼロカラノキセキ’19
【169候補】グレイスフルソング’19
【124候補】レディバウンティフル’19
【350候補】ミスペンバリー’19
【321候補】サティアナ’19
【110候補】レフィナーダ’19
【208候補】スイートマカロン’19
【272候補】ベネディーレ’19
【169候補】レトロクラシック’19
正直なところ、昨年の選挙の時に選ばれた5候補を見たときに、『これは自分のセンスでは無理、絶対にこういう名前は思いつかないし採用して欲しくない』と思える馬名がいくつか並んでいて…。
最終的には選挙があったので、(案の定?)珍馬名系の候補には票が集まらず、今では18年産世代の名前も普通に馴染んできていますが、候補を見た時は完膚なきまでに叩きのめされたと言いますか、もう馬名に関してはあまり近づかないようにしよう…とすら考えましたからねぇ。。(^^;)
それでも馬名応募を諦めてしまうのは、せっかくの楽しいイベントを自ら放棄することになりますし、ここは気を取り直して再びチャレンジすることにしました。
ということで、私が出資をしている19年産馬、ミスペンバリー'19、ステラリード'19、サティアナ'19、レフィナーダ'19について、考えた馬名を三つずつ提出完了しています!
今回は選挙も無いのでどういう基準で選ばれるかは分かりませんが、できれば覚えやすくて呼びやすい、(自分の馬名でなくても全然OKなので)良い名前が採用されて欲しいと思いますm(_ _)m
クレッシェンドラヴは12月27日中山11R 有馬記念(G1・芝2500m)に坂井瑠星騎手で出走します。
-調教時計-
20.12.23 助 手 美南W良 5F 67.9-52.8-39.2-13.4(8) 強めに追う
チュウワジョーダン(古馬1勝)直強めの内0.4秒追走同入
20.12.20 助 手 美南坂良 1回 55.4-40.2-26.0-13.0 馬ナリ余力
20.12.17 伊藤工 美南W良 5F 68.9-53.7-39.8-13.1(9) 馬ナリ余力
チュウワジョーダン(古馬1勝)馬ナリの外0.8秒追走同入
◇林調教師のコメント 「きのうウッドでやや強めにやりました。今回は後ろから行って内に入り、外の馬を動かしてから、あまり早めではなく1コーナーあたりで捕まえる内容。手元の時計では終い12秒台ですし、動き、息遣いともに良く、先週乗った伊藤工騎手も『ジャパンCの時よりいいかも』とのこと。順調にきていますよ。我々としては待つ身でしたし、目標に向けて状態を整えて仕上げるだけ。自分がジタバタしても仕方ないですからね。直前で回避となったミッキースワロー陣営のことを考えると素直には喜べませんが、(この出走は)先週のG1でも4着だった倶楽部の勢いにあやかることができたのかなとも思います。東京よりも中山が合う点が活きて欲しいところです」
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クレッシェンドラヴの有馬記念出走が確定しました。枠は2枠3番と、過去最多10勝を挙げている好枠をゲット。もともと内枠からの競馬が得意ではなかったクレッシェンドラヴですが、様々な経験を積むことにより、馬群の中での走り、位置を取っての競馬なども覚えてきましたからね。坂井騎手が「なるべく内枠が欲しかった。ロスなく運んで上位を狙いたい」と、前向きなのも大きいです。
ということなのですが、今回はライバルとして何度も対戦したミッキースワローが追い切り後に脚部不安を発症、出走回避となったための滑り込み出走であり…。林先生が仰るように、ミッキースワロー陣営のことを考えると諸手を上げて喜ぶ気にはなりませんが、それだけに『無様な姿は見せられない』という気持ちもあり、いつもとは少し違った複雑な心境です。
ただ、当のクレッシェンドラヴにとってそんな事情は関係なし。ジャパンカップに続いて今回も強さトップクラスの相手と戦うことになるワケで、もちろん生半可な状態で出走して何とかできる相手ではなく、最低でもジャパンカップ並みの状態はキープしたままレースに臨みたいところです。
その意味では林先生が「今までで一番よかったジャパンCよりいいかも」と、状態面、仕上げには自信アリのコメントをしてくれたのは良かったと思います。実際に過去最高のデキかどうか、また、出走確定に至るプロセスがどうだったかは別にして、厩舎、ジョッキーが前向きにチャレンジする姿勢は必要条件だと思いますので。
一度使った上積みに、コース替わりのプラス要素をのせての有馬記念挑戦。。泣いても笑ってもあと二日で本番を迎えるわけですから、こちらも少しずつ気合を入れていきたいと思います!
**2020/12/27中山11R 有馬記念(G1/芝2500m)出走馬**
【2020/11/29東京12R ジャパンカップ(G1)でのクレッシェンドラヴ:公式HPより】
スポーツ報知 『【有馬記念・枠順抽選会】クレッシェンドラヴは2枠3番 坂井「上位に来られるように頑張りたい」』
2020年の中央競馬の総決算、第65回有馬記念・G1(12月27日、中山競馬場・芝2500m)の枠順抽選会が12月24日、東京都内で行われ、出走馬16頭の枠順が決まった。ミッキースワローの回避によって繰り上がりで出走となったクレッシェンドラヴ(牡6歳、美浦・林徹厩舎)は、2枠3番に入った。「なるべく内枠がいいと思っていた。いい枠。ロスなく運んで、上位に来られるように頑張りたい」(坂井瑠星騎手)
クレッシェンドラヴ(牡6、林)は内の3番枠に決まった。過去最多10勝の枠。「岡部さん、ありがとうございます。はい。なるべく内枠が良かったので、いい枠だと思います。このような舞台で騎乗依頼をいただいた関係者に感謝の気持ちでいっぱいです。イメージとしてはなるべくロスなく運んで少しでも上位に来られるように頑張りたいと思います」(坂井騎手)
極ウマ 『繰り上がりクレッシェンドラヴ上積みある/有馬記念』
ミッキースワローが23日の追い切り後に脚部不安で回避したため、出走決定賞金順で補欠1番手だったクレッシェンドラヴ(牡6、林)が繰り上がった。林師は「ミッキースワローの関係者の気持ちを察すると素直に喜べませんが・・・」と他陣営を気遣いながらも、「ジャパンC(13着)後の反動も少なく、使った上積みはあると思います。時計のかかる今の中山の馬場は大歓迎です。前走より条件が良くなりますからね」とグランプリ初挑戦に胸を高鳴らせた。
ZBAT!競馬 『【有馬記念】クレッシェンドラヴ一杯に追われ併入』
ミッキースワローの回避で出走が可能になったクレッシェンドラヴは、美浦Wコースで一杯に追われ、5ハロン68秒1-12秒5。外のチュウワジョーダン(1勝クラス)と併入した。林調教師は「先週、今週と追い切りを消化して、派手さはないですが順調です。ミッキースワロー陣営のことを考えると素直には喜べないですが、反動はないですし、今までで一番よかったジャパンCよりいいかもしれません」と仕上がりの良さを伝えた。
美浦トレセン在厩のグランソヴァールは、24日朝、ウッドで追い切られています。
-調教時計-
20.12.24 助 手 美南W良 5F 70.2-54.8-40.5-13.4(8) 馬ナリ余力
◇尾関調教師のコメント 「帰厩してから最初の追い切りを消化。折り合いもスムーズで、やり始めた段階としてはいい雰囲気かと思います。放牧を挟んだことにより、トモの感じや精神的な部分についても特に気になる感じはありません。目標は1月23日中京11R 豊明ステークス(3勝クラス・芝1400m)。ただ、3勝クラスは今頭数が多く、すんなりと出走できない場合もありますからね。番組変更により、一週前に1月16日中京12R 3勝クラス(ダ1400m)が編成されましたので、そこも視野に入れていこうと思っています」
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トレセンに戻ったあとも、ひとまず順調に立ち上がっているようです。尾関先生によれば、「トモの感じや精神的な部分についても特に気になる感じはない」とのことなので、このまま以前の姿を取り戻してくれると良いのですが…。(一応、そんなに簡単にいかないことも想定しておきますけれど(^^;))
どちらにしても、結論は次走を使ってみなければ分かりません。
具体的な候補としては、1/16中京12R(ダ1400m)か1/23中京の豊明ステークス(芝1400m)とのことなので、そう遠くない時期に一旦の答えが出ると思うと何となく緊張しますが、ずっと結論を避けていくわけにはいきませんからね。
一応、第一希望は豊明Sのようですが、どちらのレースになっても得意の1400m戦ですし、今度こそ諸々の不安を払拭する走りを見せて欲しいと思います!
栗東トレセン在厩のバスラットレオンは24日より騎乗を再開しています。
◇岡助手のコメント 「レース後も脚元やテンションに問題はありませんが、24日朝に跨ってみた坂井騎手によれば、『トモを中心として、さすがにお疲れ気味』とのこと。現状の疲れが取れるまでは、角馬場で軽めの調整に終始する予定です。次の目標である1月10日中京11R シンザン記念(G3・芝1600m)に向かえるよう、まずはコンディションを整えることに集中したいと思います」
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G1朝日杯FSではあと一歩で馬券圏内とよく頑張ってくれましたので、多少の疲れが残るのは当然でしょう。「まずはコンディションを整えることに集中」し、早く元気になって欲しいと思います。
しかし、多少の疲れが残っていても、次走目標と定めたシンザン記念を簡単に諦めず、1/10に間に合わせる努力をするところが矢作厩舎らしくて良いですね。本当に間に合うかどうか、結果がどうなるかは別ですが、厩舎サイドの要求にしっかり応えていけば、自然に大舞台への道が見えてくるでしょう!
ちなみに当たり前かもしれませんが、朝日杯FSでは麗さんもバスラットが本命だったんですね。今では考えられないですが、麗さんは2018年の広尾TC展示会にもご参加頂いたんですよねぇ…
グレナディアガーズ😆👏
— 矢作 麗 (@rei_y_14) December 20, 2020
予想は外れたけど、バスラットもよく頑張った😭😭
#朝日杯フューチュリティステークス pic.twitter.com/MH7IWrI9DX
前走では世代トップと差のない実力を示したバスラットレオンですが、客観的にはまだ『1勝クラス』の馬なわけです。この先のレース選択を思い通りにするためにも、できるだけ早く賞金を加算してオープン馬になっておきたいところ。そして可能ならば、次走シンザン記念をアッサリ勝ってオープン入りといきたいです!
【2020/12/20阪神11R 朝日杯FS(G1/芝1600m)でのバスラットレオン:公式HPより】
スポーツ報知 『【注目馬動向】バスラットレオンはシンザン記念』
朝日杯FSで4着だったバスラットレオン(牡2歳、栗東・矢作芳人厩舎)は、シンザン記念(1月10日、中京・芝1600メートル)で重賞初制覇を狙う。「何とか賞金を加算させていきたいね」と矢作芳人調教師。
マーテルは、22日にトレセン近郊のチャンピオンヒルズへ放牧に出ています。
◇武幸四郎調教師のコメント 「無理を強いることで怪我をされたり、制御が利かなくなったりしては困りますからね。トレセンの環境から競馬までの流れの中でだいぶ気持ちが高ぶっている状況ですので、まずは牧場でリフレッシュを促し、落ち着きを取り戻してあげられればと思います」
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前走は激し過ぎる気性ゆえに、ゲート内で既見た目以上に『テンパった』状態となり、マトモにレースができずの18着(最下位)という結果に。。走る能力以前の問題だけに、簡単に良化の道筋が見つかるとは思えないものの、とにかく落ち着いた状態に戻してあげるのが先決です。
その上で幸四郎先生は、チャンピオンヒルズで追い切りに近いところまでをこなし、トレセン在厩期間をなるべく短くするなどの工夫(いわゆる10日競馬)も考えているようですし、一度トレセンでの追い切りから実戦への流れを経験したことが次走に活きてくるようなら…。
しかし、マーテルのような馬の場合、外厩の役割が一段と重要になってきますね。次走までに全ての課題が解決とはいかないでしょうし、チャンピオンヒルズの皆さんにはご苦労をかけることになりますが、血統的にも筋が通ったせっかくの好素材ですから、くれぐれもよろしくお願いしたいと思いますm(_ _)m
【2020/12/20阪神6R メイクデビュー阪神でのマーテル:公式HPより】
イクタトレーニングファーム在厩のゴッドシエルは、現在は周回コースでハロン17~18秒ペースのキャンター3200mを消化しています。
◇生田場長のコメント 「馬体重は475kg。雪の影響で坂路は使えなかったものの、ほどなく周回コースで調教を再開。今週末から改めて坂路入りへとつなげていく予定になっています。ハミ受けや口向きは大分良くなってきましたので、今後ペースを上げていく中での走りをチェックしていきましょう。トレセンの環境下ではあまり飼葉を食べてくれなかったようですが、現在の馬体重が示す通り、こちらでは問題なく完食してくれています」
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17~18秒のキャンターを継続しながら馬体が増える流れはしっかりキープできているようです。間もなく坂路入り、ペースアップがあるようですが、引き続き今の好調が続いてくれるとありがたいです。
今後のトレーニングが順調であれば、年明けの1月中旬頃にはトレセンに戻ってくるかもしれません。その時までには480kg程度の身体を作っておきたいところですから(トレセンでは減るタイプのようなので)、そのあたりについてもペースアップ後の状況に注目ですね。
心身が成長し、ハミ受けや口向きが良くなっているとすれば、復帰戦では前走より良いレースが期待できるハズです。そして、その先には勝ち上がりへの道が待っていますので、今はとにかく地道なトレーニングにしっかり取り組んで欲しいと思います。
【イクタトレーニングファームでのゴッドシエル:公式HP(2020/11/20更新分)より】