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浜なつ子『死んでもいい マニラ行きの男たち』

2009-04-20 17:34:00 | ノンジャンル
 17日深夜の「タモリ倶楽部」で、打楽器専門店をネタにした番組をやっていました。アフリカの打楽器(いわゆる手で叩く太鼓)は、叩き方によって3つの高さの音を出すことができることを、初めて知りました。「タモリ倶楽部」は毎回サブカル的な話題を拾ってくれていて、とても楽しく見させてもらっています。みうらじゅんさんの存在を知ったのも、この番組だったのではなかったでしょうか?

 さて、浜なつ子さんの'99年作品「死んでもいい マニラ行きの男たち」を読みました。日本でホストをしていた男がフィリピンにはまり、そこで生活するようになっていく話です。
 一人称で書かれていて、そこに不自然さを感じました。書かれている内容も、一日に少なくとも2人の女性とセックスするという女たらしの生活で、女性を騙して金品を取るのは当たり前というモラルの持ち主なので、感情移入もできず、最初の部分を少しだけ読んで、後は飛ばし読みしてしまいました。浜さんの作品では「マニラ行き 男たちの片道切符」の方が数段面白かったと思います。ホストの生活に興味のある方にはオススメです。