山田宏一さんが「山田宏一のフランス映画誌」の中で絶賛していた、ジャン=ポール・ラプノー監督の「プロヴァンスの恋」をDVDで見ました。
イタリアの若き愛国者・アンジェロは征服者のオーストリアの秘密警察に追われフランスに亡命しています。逃げ込んだ村はすべての村人がコレラにかかって死に絶え、そこを訪れた医者も彼に薬を残して病死してしまいます。次に訪れた町では持っていた薬を毒だと誤解した人々から病気の元凶だとリンチを受け警察に捕まりますが、そこを抜け出して屋根に逃げ延びます。降り出した雨を避けるために忍び込んだ家には女性(ジュリエット・ビノシュ)が一人で住んでいて、彼を匿ってくれます。翌朝目覚めると彼女の姿はなく、彼は家に押し入ってきた軍隊によって強制的に町から移動させられますが、その人々の群れの中に仲間を見つけ、仲間に軍資金として集めた金貨を託されてイタリアに持って帰ることになります。道中、以前匿ってくれた女性と再会し、その時のお礼として彼女を行く先まで送ることにします。軍の検問を突破するなど困難を乗り越えて、女性が行く先に着くと、彼女は侯爵夫人であり夫を追って来たことが分かりますが、夫は彼女のいた町に既に発った後でした。夫を追って今は疫病の町となったところへ帰るという彼女をアンジェロは止めようとしますが彼女は言うことを聞きません。結局彼女は途中で軍に捕まり、それを見ていたアンジェロもわざと軍に捕まって彼女のいる隔離所に入ります。彼は放火して混乱の中脱出し、彼女の目的地がもうすぐというところまで来ますが、そこで彼女が発病します。彼は医者から教わった体をさするという方法で何とか彼女を救おうとしますが、彼は力尽き倒れます。しかし翌朝彼が気がつくと彼女は病気から回復しており、町に着いていた夫と無事に会うことができました。アンジェロはイタリアに旅立ちますが、彼女の彼を慕う気持ちは抑えがたく、侯爵は彼女の気持ちを尊重しようと思うのでした。
フランスの田舎の景色がとにかく美しく、そんな中を主人公の二人が馬で颯爽と駆けるシーンは夢のようでした。山田さんが言及していたように、屋根の上でアンジェロになつく猫も素晴らしかったと思います。古典的な映画を見たい方にはオススメです。
イタリアの若き愛国者・アンジェロは征服者のオーストリアの秘密警察に追われフランスに亡命しています。逃げ込んだ村はすべての村人がコレラにかかって死に絶え、そこを訪れた医者も彼に薬を残して病死してしまいます。次に訪れた町では持っていた薬を毒だと誤解した人々から病気の元凶だとリンチを受け警察に捕まりますが、そこを抜け出して屋根に逃げ延びます。降り出した雨を避けるために忍び込んだ家には女性(ジュリエット・ビノシュ)が一人で住んでいて、彼を匿ってくれます。翌朝目覚めると彼女の姿はなく、彼は家に押し入ってきた軍隊によって強制的に町から移動させられますが、その人々の群れの中に仲間を見つけ、仲間に軍資金として集めた金貨を託されてイタリアに持って帰ることになります。道中、以前匿ってくれた女性と再会し、その時のお礼として彼女を行く先まで送ることにします。軍の検問を突破するなど困難を乗り越えて、女性が行く先に着くと、彼女は侯爵夫人であり夫を追って来たことが分かりますが、夫は彼女のいた町に既に発った後でした。夫を追って今は疫病の町となったところへ帰るという彼女をアンジェロは止めようとしますが彼女は言うことを聞きません。結局彼女は途中で軍に捕まり、それを見ていたアンジェロもわざと軍に捕まって彼女のいる隔離所に入ります。彼は放火して混乱の中脱出し、彼女の目的地がもうすぐというところまで来ますが、そこで彼女が発病します。彼は医者から教わった体をさするという方法で何とか彼女を救おうとしますが、彼は力尽き倒れます。しかし翌朝彼が気がつくと彼女は病気から回復しており、町に着いていた夫と無事に会うことができました。アンジェロはイタリアに旅立ちますが、彼女の彼を慕う気持ちは抑えがたく、侯爵は彼女の気持ちを尊重しようと思うのでした。
フランスの田舎の景色がとにかく美しく、そんな中を主人公の二人が馬で颯爽と駆けるシーンは夢のようでした。山田さんが言及していたように、屋根の上でアンジェロになつく猫も素晴らしかったと思います。古典的な映画を見たい方にはオススメです。