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ロバート・アルドリッチ監督『攻撃』

2010-01-12 13:59:00 | ノンジャンル
 WOWOWで、ロバート・アルドリッチ監督・製作の'56年作品「攻撃」を再見しました。
 「ヨーロッパ1944年」の字幕。トーチカに突撃した分隊は、コスタ中尉(ジャック・パランス)が要請した援護をクーニー大尉(エディ・アルバート)が臆病風に吹かれて拒否したため、14人が全滅します。大尉は実力者である大尉の父の援助で戦後政治に売って出ようとしているクライド大佐(リー・マーヴィン)の計らいで中隊長になっていましたが、度重なる失態にコスタは激怒し、大佐に実情を話そうとしますが、ケンカになりそうになりコスタは出ていきます。その場にいたウッドラフ中尉が代わって実情を大佐に話しますが、大佐は中隊はまもなく兵役を解かれるので心配するなと言います。その直後ドイツ軍の進撃が伝えられ、中隊に町の奪還命令が出ますが、大尉はコスタの分隊に町の端にある小屋を奪取する命令をし、自分は後方から援護すると言います。コスタはもしまた臆病風に吹かれたて自分の部下が1人でも死んだらお前を殺しに帰ると言い残して出撃しますが、遮蔽物の一切ない丘の向こうの小屋に着くことができたのは5人だけで、無線で援助を要請しても大尉はまた臆病風に吹かれてしまいます。戦車を見たコスタらは大砲と煙幕を砲兵隊に要請して撤退しますが、1人は死にコスタも行方不明になります。ウッドラフは大尉に迫りますが、大尉は自分の父が厳しかったことからこんな人間になったと言い出し退行現象を見せ始めます。そこに傷ついたコスタが帰ってきて大尉を殺そうとしますが、ドイツ軍がやってきてコスタの部下がいる場所に戦車が迫っていることを聞き、彼らを助けた後戻ってくると言って町に飛び出します。コスタはバズーカで戦車を破壊しますが、次にやってきた戦車に向けたバズーカの弾は不発弾で、彼は左手を戦車に轢かれます。大尉とウッドラフ、そしてコスタの部下たちが地下室に逃げ込むと大尉は降伏しようとしますが、そこへ左手がブラブラになったコスタがやってきます。彼は力尽きて大尉の目の前で死んでしまい、大尉がまた降伏しようとすると、ウッドラフは彼を銃殺します。自分を軍法会議にかけてくれとウッドラフが他の者たちに言うと、他の者たちも大尉の死体に一発ずつ撃ちこみ、大尉はドイツ兵にやられたのだと言い出します。ドイツ軍が米の反撃で去った後、大佐が現れ、彼らの話を聞いて大尉を戦死ということにして勲章を送ってやろうと言い、反抗するウッドラフに大人になれと言い去ります。ウッドラフはコスタの死体を見て事実を明らかにして自分も戦う決心をし、将軍に電話をするのでした。
 ここでも士官らがポーカーをしているシーンで真上からの俯瞰ショットがありました。また、壁の穴から外景を写す移動撮影など、穴から除くショットが多くあったのにも目を引かれました。単なる戦争映画という枠を超えた面白さです。オススメです。