久保田氏が浜田の新市長に決まりました。浜田をはなれて、民間企業、行政にもたずさわり、今は東京で大学の教授としてがんばっておられた方だそうです。浜田のためにやりたいことがあり、山梨出身の奥様と一緒に浜田に住み、頑張っていきたいと表明されています。
政治家は市民が育てていくのが理想です。そのためには市民が政治に関心を持つことが必要ですです。それから政治家に対しては、噂や先入観にとらわれないことが大切と思います。できれば実際に直接ぶつかっていくことが良いのだと思います。浜田市はまだ都会に比べると、市長や議員と触れ合う機会が多くあります。私は浜田を離れていますが、浜田の人には見えていない部分が見えます。隠岐の島や邑南町でIターンで来た人々が地域を活性化するのに力を発揮していることもあります。ずっと浜田にいてがんばっているひとと新しい風をもたらすひと両方の力が結集すれば良い結果がもたらされると思うのです。
新市長がどなたになっても、なんらかの心配はつきものです。市民の投票結果を信頼して今は久保田氏に期待しましょう。
以前
私の父が議員に出るときに親戚に市長がいて、自分の存在が変な誤解を招き市長の足を引っ張ることになるのを心配していました。その時、今は亡き網元の社長に相談に行きました。その社長さんは、真面目一筋、若いころから苦労をして一代で一番漁になるほどの漁猟会社に成長させ、長者番付にも名前を連ねることもあったかたです。その方が、
親戚だろうがなんだろうが、相談して悪いことをするのではない、相談して浜田市のために良いことをするのなら、心配することはない。
こうおっしゃったそうです。父はその時に目がさめたそうです。
大事なのは、浜田の人が幸せになること。
市長が良いことをするために自分でできる限りの協力をしよう。
置かれている立場がちがったり会派がちがっても、多少の意見の食い違いがあっても、目的が同じならば、一緒に協力する。
頑張っている人の足をひっぱったりしない。
こう誓ったそうです。
一つのことをするのにはいろいろな方法はあるかもしれません。回り道になることもあります。でもとにかく、良いことを実行している人は応援する。この気持ちは忘れずに持ちたいと私も思います。
新市長のもと、みんなで協力してより良い浜田になることを期待しています。
最後に、父に助言下さった社長さんの遺族の方に先日お会いする機会がありました。わたしは、父から聞いた話をお伝えしました。ご遺族の方はご存知ありませんでした。とてもよろこんでくださいました。浜田にはこんな立派な考えの方がいることもお知らせしたかったし、ぜひ若い世代のひとに話してほしかったのでこのブログにも書くことにしました。
ナポリタンは、浜田で過ごした幼いころの思い出とともにある料理です。最近よく作ります。これを食べるとなつかしさがこみあげます。遠く浜田をはなれていても、浜田が好きで涙がでてきます。