マダムホーリーの毎日のご飯とぼやき日記

毎日作る料理をご紹介し、日々思うことをぼやいています。

武士道は悪いことなのか?

2019-10-21 09:27:00 | ぼやき日記

今の世の中をどう捉えるかはそれぞれ個人の自由だと思います。一つの意見としてある方のこんな発言があります。

「昔武士道だとかで強調しすぎたツケが反動として出てきている可能性がある。平成は個性尊重、自由、ゆとりが尊重されたために、それを理解できない昭和世代は、厳しい態度で接している。価値観や哲学、生き方などが根本的に変わらなければ、悪魔の罠に嵌まり込む


私は昭和生まれですから、もしかしたら知らず知らずに、若い世代に寛容でなくなっているかもしれません。ということは心を入れ替えなければ悪魔の罠に嵌まり込むのでしょうか?

 

それとは別に、武士道についての、正しい理解がどこまでなされているのか、上の意見を投稿した方の武士道の捉え方に疑問を持ってしまいました。そしてついつい、コメント欄に以下の私の意見を載せてしまいました。

この方は友達だけに発信されているので、ご本人が特定されないようにするため、発言内容も私流に編集しております。ですから、100%上の方の意見を踏襲しておりませんので最初にお断りさせていただきます。あくまでもただの一物語として捉えていただければ喜びます。

私の投稿

武士道の何をご存知なのでしょう? 武士道精神は新渡戸稲造の著書によって世界中の人に認知されました。新渡戸稲造のアメリカ人の妻も、彼の思いを理解し、当時日本の経済的に恵まれない人々に無償で教育を施しました。妻も、アメリカで病気の療養をしながら、夫に送金して、多くの人に支援をしたのです。そして海外との橋渡しの役割をなくなるまで果たしました。残念ながら武士道は一握りの武士の階層に浸透していた思想です。歴史を深く学んでいる人によれば、今の多くの日本人に真の武士道精神が浸透していたら、今の日本はもっと良くなっているだろうと話しています。 我慢とか秩序を乱さないとかいう行為は、家族でも良い、とにかく世の中の誰かの幸せのために、自分にできることをするのであれば尊いことです。それは悪魔の罠でもなんでもありません。自らが天に恥じずに誇り高く生きたいと願って行うこと。人の笑顔が自分の幸せだと願うことも、悪魔の罠にはまっているのですか?

収穫されるお米の一粒、土作りを大切にして育てた無農薬で栄養価の高い安全な野菜も、多くの人の努力によって生まれているのです。天災などの多くの試練を経て、それでも喜んでくれる人々のために、日々努力する人々もいらっしゃるのです。毎日子供のために、パートで働くお母さんたちだって立派です。辛いことを我慢しているかもしれません。その人たちを見習いましょうと言っても、難しいことでしょう。だけど、どんな人も立ち止まって感謝するということはできます。感謝の気持ちを大事にすれば、きっと良い方向へ行くはずです。

以上です。この後のコメントはここでは差し控えたいと思います。もしかしたら、反応が全くない可能性があります。皆様のご意見をお伺いしたいと思います。

そして昨晩は、ラグビー日本代表は、南アフリカと戦いました。先週と同じく、笑顔工房さんで、応援させていただきました。日本チームは大健闘しましたが、力及ばず敗退となりました。でも、ラグビーの応援を通して、多くのことを学び、勇気も元気ももらいました。

最初の、平成世代とのギャップの話に戻りますが、昨晩同席した方々の中に、ドレッドヘアの若い方がいらっしゃいました。堀江選手の髪型で何かと話題になっているのですが、実際に見たのは昨日が初めてなので、ついつい色々質問をしてしまいました。でも嫌がることなく、色々話を聞かせてくださいました。

ドレッドヘアは想像以上にお手入れも大変だそうです。この方は完成するまでに、23時間かかったそうですし、すぐにシャンプーはできず、髪が徐々に伸びてくると、髪の根元をねじってかぎ針で整えるのだそうです。生半可な気持ちでこの髪型にすることはできないと感じました。

今の若い人は、我々が思っている以上に、年配の我々とも気さくにお話ししてくださいます。そして相手が負担に感じない、さりげない気遣いをしてくださいます。しかも自分の考えをきちんと持っています。かと言って個性ばかりを主張してはいませんし、周りの空気をいち早く感じ取って、その場にあった対応ができます。我々の方が、どうしても、自分の意見ばかりを前面に出してしまいがちなので、若い人から学ぶことが多いと感じます。

昭和生まれの方が、意識改革が必要なのはある方の意見の通りです。少し長く生きているからって偉いわけではない。

だけど、武士道のせいで日本が歪められたわけでは決してありません。もしかしたら、今の若い人の方が、武士道に近い考えを持っているかもしれません。

昨日出会った、自由なヘアスタイルの若者とそのお仲間の方々に清々しいものを感じ、おかげで、日本が負けて辛かったのですが、幸せな気持ちで帰ることができました。

 

 

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