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今までも政府は1床当たり200万円超の補助金で約7000の病床削減を進めましたが今回は倍額だとし、「赤字で悲鳴を上げる病院の病床削減につながる誘導策だ」と批判しました.

2024-12-18 | 日本共産党へご協力を!

2024年12月18日(水)

病床削減の補助金やめて直接支援に

参院予算委 補正予算案で倉林氏

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(写真)質問する倉林明子議員=17日、参院予算委

 日本共産党の倉林明子議員は17日の参院予算委員会で、病床を削減する医療機関に1床当たり400万円超を「補助金」として支給し、7000床規模を削減することを補正予算案に盛り込んでいるとして「地域医療崩壊を加速させる」「病床廃止を条件とせず直接支援に回すべき」だと訴えました。

 倉林氏はコロナ禍で入院や医療にかかることができないまま死亡した事例を挙げ、「必要な病床、スタッフがあれば救えた命があった」と強調。今も看護師不足による病床の閉鎖や、コロナやインフルエンザのクラスター(集団感染)が続発する下、病床稼働率の急速な低下などによって経営が急速に悪化し、全国地方独立行政法人病院協議会に加盟する病院の中で7割が赤字だと指摘しました。

 今までも政府は1床当たり200万円超の補助金で約7000の病床削減を進めましたが今回は倍額だとし、「赤字で悲鳴を上げる病院の病床削減につながる誘導策だ」と批判しました。

 石破茂首相は、全国で地域の病院が非常に厳しい状況にあると認めましたが、「病床数を減らしながら(医療を)維持するやり方もある」と開き直りました。倉林氏は「地域の医療崩壊を加速させる補助金はやめるべき」だと追及しました。

 医労連の調査では全国の医療機関・介護施設で年末一時金を大幅に減らす回答が相次いでいます。17万円引き下げとなる中小病院では、看護師の大量離職によって入院患者数延べ2300人に対応できなくなると予測されています。倉林氏は「医療福祉の現場に物価高に負けない賃上げが全然届いていない。公費の投入と併せて報酬の緊急再改定をやるべきだ」と迫りました。

 看護学生の実態について家計の低所得、高学費による奨学金への依存度が高いことを挙げ、「経済負担を軽減するために国の責任で助成する仕組みをつくるべき」だと求めました。

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企業・団体献金の禁止を明確に拒んでいるのは自民党だけだと批判。原発、軍需、マイナンバー、大型開発などの関連企業から自民党が多額の献金を受け取り、政府が公共発注で還元する実態を告発

2024-12-07 | 日本共産党へご協力を!

2024年12月7日(土)

民意無視 背景に企業献金

軍需産業潤す軍拡・財界要求で消費税減税拒否

自民金権政治を告発

参院予算委で山添氏

 「企業献金は自民党と経団連の二人三脚だからやめられない」―日本共産党の山添拓議員は6日の参院予算委員会で、自民党の裏金疑惑を追及しました。自民党が国民の声を無視する背景には企業献金があり、軍需産業から多額の献金を受け大軍拡を進める一方、軍拡増税で国民に負担を強いていると批判。「企業・団体献金はきっぱりやめるべきだ」と主張しました。(論戦ハイライト)


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(写真)質問する山添拓議員=6日、参院予算委

 参院選の年に安倍派が改選議員にパーティー券収入の全額を還流(キックバック)させていた問題で、山添氏は「なぜ参院選の時に限って全額をキックバックしたのか」と追及。石破首相は「選挙の時には政策周知のため経費がかかる」とした上で「選挙の年にそうやったから選挙に使われたというのは論理の飛躍だ」と強弁しました。山添氏は「経費の中身が問題で、明らかにされていない」と反論し、予算委での証人喚問を求めました。

 「しんぶん赤旗」日曜版の調査を示し、麻生派の疑惑を追及。鈴木馨祐法相、岩屋毅外相(2月離脱)、武藤容治経産相と3副大臣の各資金管理団体の収支報告書では、2018年以降はキックバックと見られる寄付収入の記載がある一方、17年以前は記載がないのはなぜかと説明を求めました。

 「規正法にのっとり適切に処理した」と弁明する閣僚らに、山添氏は「この不自然さを誰も説明できない」と批判。麻生派のパーティー収入は、18年に突然1億円以上増額しており、17年以前は裏金処理していたのではないかと指摘しました。「赤旗」の取材では茶封筒で裏金を受け取ったとの証言もあると迫ると、石破首相は取材源が明かされなければ事実確認ができないと主張。山添氏は「自ら調査すべきだ」と批判しました。

 山添氏はさらに、企業・団体献金の禁止を明確に拒んでいるのは自民党だけだと批判。原発、軍需、マイナンバー、大型開発などの関連企業から自民党が多額の献金を受け取り、政府が公共発注で還元する実態を告発し「これらの政策を突き進める背景にカネの結びつきがある」と強調しました。

 物価高騰のもと、かたくなに消費税減税を拒む背景にも、財界の要求で法人税を減税し、消費税で穴埋めする「カネで結びついた政治がある」と批判しました。

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衆院で初当選した田村智子委員長と辰巳孝太郎議員、国政選挙で初当選の堀川朗子議員らがそろって院内に入り、

2024-11-12 | 日本共産党へご協力を!

奮闘誓う 衆院議員が初登院

田村委員長はじめ8氏

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(写真)初登院する(前列左から)志位、田村智子、赤嶺、堀川、(後列左から)塩川、田村貴昭、本村、辰巳の各氏=11日、国会正面玄関

 総選挙をうけた特別国会が召集された11日、日本共産党の衆院議員8氏が初登院しました。衆院で初当選した田村智子委員長と辰巳孝太郎議員、国政選挙で初当選の堀川朗子議員らがそろって院内に入り、日本共産党の控室で党参院議員らに拍手で迎えられまし

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自民・公明の過半数割れ――共産党と「赤旗」の貢献を確信に、国民要求実現へ奮闘を

2024-11-11 | 日本共産党へご協力を!

2024年11月12日(火)

日本共産党議員団総会

田村委員長のあいさつ

 日本共産党の田村智子委員長が11日、特別国会の開会にあたって開かれた国会議員団総会で行ったあいさつは次の通りです。

自民・公明の過半数割れ――共産党と「赤旗」の貢献を確信に、国民要求実現へ奮闘を

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(写真)あいさつする田村智子委員長=11日、衆院第2議員会館

 総選挙で日本共産党にご支持、ご支援いただいたみなさんに心から感謝を申し上げます。全国で大奮闘した候補者のみなさんに、党議員団として心から連帯の拍手を送りたいと思います。

 日本共産党は、沖縄1区で赤嶺政賢さんが勝利し、現地紙は「オール沖縄堅守、赤嶺さん圧巻の9選」と報じました。みなさんで喜び合いたいと思います。

 比例代表では、辰巳孝太郎さん、堀川朗子さんの2人を新しいメンバーとして議員団に迎えました。参院議員団に大門実紀史さんがカムバックしたことを報告したいと思います。

 東北の高橋千鶴子さん、東京の宮本徹さんの大切な議席を失い、日本共産党の議席が8議席へと後退したことは大変に悔しい結果であり、責任を痛感しています。

 わが党の選挙結果については、都道府県委員長、地区委員長から寄せられた総選挙をたたかっての感想、意見、また党内外からの意見にしっかりと耳を傾けて総括と教訓を明らかにし、来年の東京都議会選挙、そして参議院選挙へとめざしていきたいと思います。

 同時に、自民、公明両党の過半数割れという歴史的な選挙結果は、メディアや他党から、「MVPは『赤旗』と日本共産党」などと評されている通り、日本共産党と「しんぶん赤旗」が大きく貢献したからこそであり、このことを確信にして堂々とかつ躍動的に、公約実現へ、国民の諸要求実現へと、国会内外で大奮闘しようではありませんか。

「新しい政治プロセス」の始まり――たたかいいかんで政治を変える可能性

 自民、公明の与党が過半数割れし、日本維新の会が議席を大きく後退させたことにより、衆議院では改憲勢力が3分の2を割りました。

 こうした総選挙全体の結果をどうみるか。10月28日の常任幹部会声明は、「大局的に見れば、国民が自民党政治に代わる新しい政治を模索し、探求する、新しい政治プロセスが始まった」「新たな激動のもとで、国民の切実な願いにこたえるか否かが各党に鋭く問われることになり、世論とたたかいによって、政治を前向きに動かす可能性も大きく開かれてくるでしょう」と述べました。

 この常幹声明を受けて、志位和夫議長が横浜、千葉で行った街頭演説では、自民党大敗、「衆参ねじれ」となった2007年参院選の結果を分析して、「新しい政治プロセス」という情勢の捉え方をしたこと、その時と今日の激動との共通点と相違点が語られました。

 私も候補者としてたたかいましたので、民主党政権へと向かう時代の日本共産党の苦闘はわが身に刻まれた経験でもあります。その時に国民が新しい政治を模索、探求していると捉え、国民とともに政治を前に動かす立場を貫いたことが、10年代中ごろの党の躍進、市民と野党の共同の大きなムーブメントを起こした。これらは党議員団の歴史的経験としても鮮明に刻まれているものです。

 今度の「新しい政治プロセス」は、その時の繰り返しではありません。一つに、自民党の政治モラルの劣化、内政・外交での政治的行き詰まり、国民的基盤の衰退は、どれも格段に深刻となっています。二つに、今始まった「新しい政治プロセス」の扉を開いたのは日本共産党と「赤旗」です。そして三つに、衆院での自公過半数割れは、かつての衆参ねじれとは比較にならないほど自民党にとって深刻な事態です。まさに国民のたたかい、党のたたかいいかんによって、政治を変えるさらに大きなムーブメントをつくる可能性をはらんでいるといえるでしょう。

首相指名への態度――共産党は国民とともに政治動かす姿勢貫く

 この特別国会から、各党が国民の願いにどうこたえるかが問われます。まず、首相指名への態度です。わが党は10月30日、特別国会を迎えるにあたり、立憲民主党の野田佳彦代表と協議を行い、決選投票での協力の要請を受けました。私は、総選挙で示された民意にこたえ、裏金問題の真相解明と企業・団体献金の全面禁止を行うことが不可欠だと強調し、この点で野田代表との一致を確認しました。また、健康保険証廃止の凍結、選択的夫婦別姓制度の実現、来春の大学学費値上げを止めることなど、国民多数の緊急の要求にこたえ、自公過半数割れの国会ですみやかに進めるべきだと求め、前向きな協議となりました。これらをふまえて、首相指名が決選投票となった場合、わが党議員団は、「自公政権ノー」という国民の民意にこたえ、立憲民主党の野田代表に投票することとします。

 本日の本会議で、石破茂氏が再度、首相に指名されたとしても、衆院で政権与党が過半数割れという極めて不安定で流動的な政治情勢がつくられることになります。自民党は国会運営のために、他党の取り込みを狙い、さまざまな策を弄(ろう)してくるでしょう。さまざまな局面で、国民の要求に根差して政治を変える努力をするのか、それとも行き詰まった自民党政治の延命に手を貸すのか、政党の真価が問われる激動の情勢がいよいよ始まります。わが党もまた、真価が問われることになると肝に銘じて奮闘したい。わが党は、「新しい政治プロセス」に臨む基本姿勢として、国民が主人公の政治の実現をめざし国民とともに政治を動かす、この基本姿勢をぶれずに貫いて奮闘することをこの場で明確に表明するものです。

要求運動すすめ新しい政治を国民とともに探究する

 総選挙後、国民の要求運動が元気に繰り広げられています。文化の日の3日には、憲法改悪に反対する総がかり行動実行委員会などによる大行動が国会前で繰り広げられました。その後、健康保険証存続を求める集会、物価高騰を上回る年金を求める集会が行われました。インボイス廃止を求める行動も予定されています。選択的夫婦別姓の実現を求める運動は、国連女性差別撤廃委員会の日本政府審査に参加したNGO団体や市民のみなさんが、積極的に行動を繰り広げています。来春の大学学費値上げに反対して学生たちが声をあげています。年末の予算編成をめぐって、大軍拡の継続や軍拡増税を許すなの声も強まっています。労働運動も、春闘に向かって最賃1500円以上、大幅な賃上げを求めるたたかいが始まっています。草の根からの要求運動をともにたたかい、論戦に果敢に挑み、その実現に全力をあげていこうではありませんか。

 そして、これらの要求運動、国民運動と一体に、自民党政治に代わる新しい政治とは何かを、党綱領を手に掲げ国民とともに語りあい探究する運動におおいに取り組み、「新しい政治プロセス」を前に進めようではありませんか。「新しい政治プロセス」を前に進める最大の推進力となるのは何か。日本共産党の政治的な躍進とそれを支える強く大きな党をつくることです。来年の都議選、参院選での勝利を必ず勝ち取ること、そのために強く大きな党をつくる先頭に、党国会議員団が立つことをよびかけます。

日本共産党の存在意義を論戦・行動・対話で示し、来年の都議選・参院選勝利へ奮闘しよう

 党勢の拡大、とりわけ若い世代、現役世代のなかに党をつくることが待ったなしの課題だと、総選挙の取り組みを通じても全党が痛感しています。今、総選挙の奮闘によって、党づくりの新しい条件が広がっています。「しんぶん赤旗」への注目は強まり、選挙直後から中央委員会には、「ありがとう赤旗」の声とともに購読申し込みが次つぎ寄せられ、約1800人に達しようとしています。その多くが現役世代です。また、選挙ボランティアに加わった若い世代や学生が、日本共産党を伸ばすために自分も何かしたいと入党する経験が各地から報告されています。わが党の議席が増えてほしいと願っている方々、「しんぶん赤旗」に注目している方々への働きかけを今こそ思い切って広げていきましょう。

 自民党政治の行き詰まりはいよいよ深刻となっています。財界・大企業の利益最優先、日米同盟絶対という二つの異常なゆがみを正し、自民党政治を大本から変える展望をもつ日本共産党、企業・団体献金も政党助成金も受け取らず、国民の立場を貫いて政権監視で抜群の役割を果たす日本共産党。この党の存在意義を、論戦で、行動で、対話で、党国会議員団が堂々と示して、来年の都議選、参院選で必ず勝利する、この決意を申し上げて、議員団総会でのあいさつといたします。

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自公の反対で妨げられてきた国民要求の実現も道が開けます。

2024-11-10 | 日本共産党へご協力を!

2024年11月10日(日)

しんぶん赤旗主張

特別国会あす開会

始まった新しい政治プロセス

 総選挙を受けた特別国会があす召集されます。会期は4日間で、初日に首相の指名選挙が行われます。

 総選挙で自民・公明の与党は、衆院で過半数割れという歴史的な大敗を喫しました。さらに、自公と日本維新の会、国民民主党などすべての改憲勢力を合わせた議席が、改憲発議に必要な衆院の3分の2を下回りました。

■自民1強崩れる

 2012年発足の安倍晋三政権以来の「自民1強」体制は崩れ、野党が一致して反対すれば予算案や法律案などを通せなくなりました。予算が通らなければ政権は行き詰まり、総辞職か衆院解散に追い込まれることになります。内閣不信任決議案の可決も可能で、そうなった場合も内閣は総辞職か衆院を解散しなければなりません。

 自公の反対で妨げられてきた国民要求の実現も道が開けます。

 これまで自公は、違憲の集団的自衛権行使の容認や「安保3文書」を国民や国会にも諮らず一方的に閣議決定し、安保法制などの悪法を「数の力」で強行採決してきました。しかし、自公だけの協議で決めた結果を国会にそのまま押し付け、国会での審議を軽視・形骸化してきた強権政治はもはや通用しなくなります。

 これまでの自民党政治に代わる新しい政治を模索・探求する「政治プロセス」が既に動きだしています。それは、特別国会をめぐる与野党の協議にも表れています。

 協議では自民党が特別国会の会期を4日間と提案したのに対し、野党側は予算委員会や、裏金問題を受けた政治倫理審査会の開催など十分な日数確保を求めました。その結果、特別国会の会期は4日間とするものの、早期に臨時国会を召集し、新しい内閣の基本姿勢を正す予算委員会などを開くことで合意しました。

 具体的には、臨時国会で補正予算案の審議に入る前に首相の所信表明演説と各党代表質問、首相をはじめ全大臣が出席する予算委での基本的質疑と各委員会での大臣に対する質疑、政治倫理審査会を行うことを確認しました。

 衆院の人事でも、17ある常任委員会の委員長のうち、予算委員長など七つを野党に配分。予算委は予算案の審理をはじめ国政全般について審議する委員会で、委員長は重要な役割を果たします。

■国民の声が動かす

 国民が声を上げ、政治を動かす時です。

 ▽裏金問題の全容解明と企業・団体献金を全面禁止する法改正▽選択的夫婦別姓制度の実現▽紙の健康保険証の新規発行停止方針の凍結▽大学学費の値上げ阻止▽軍事費に5年間で43兆円をつぎ込むための大軍拡増税のストップ―などは喫緊の重要課題です。

 国会の審議を充実し、政党間の協議や合意形成のプロセスを国民に見えるようにすることが必要です。そこでは各党が国民の声に真摯(しんし)に応えようとしているのかどうかが問われます。

 たたかいを大きく広げ、自公の巻き返しを許さず、国民の願いを実現しましょう。日本共産党は、総選挙で掲げた公約の実現を目指し、新たな「政治プロセス」を前進させるために力を尽くします。

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志位氏は、自公を過半数割れに追い込むうえで、日本共産党と「しんぶん赤旗」が貢献することができたことは非常にうれしいと強調。

2024-10-30 | 日本共産党へご協力を!

2024年10月30日(水)

新しい政治プロセスを前に進めるためにも、

強く大きな共産党を

横浜 志位議長が訴え

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(写真)選挙結果の報告と今後の展望を語る、関東比例を候補者としてたたかった(左から)志位議長、畑野、斉藤、横山の各氏=29日、横浜市西区

 日本共産党の志位和夫議長は29日、総選挙をともにたたかった比例南関東ブロックの畑野君枝、斉藤和子、横山征吾各候補と横浜駅前で演説し、選挙で日本共産党が期待に応える結果を出せなかったことへのおわびとともに、寄せられた支援・支持に心からの感謝を表明しました。自民・公明与党の過半数割れという歴史的結果について、「国民が自民党政治に代わる新しい政治を模索し、探求する新しい政治プロセスが始まりました。この流れを前に進めるうえでも日本共産党を強く大きくしてください。力を合わせて国民の声が生きる新しい政治をつくりましょう」と訴えました。

 志位氏は、自公を過半数割れに追い込むうえで、日本共産党と「しんぶん赤旗」が貢献することができたことは非常にうれしいと強調。27日の開票日に各党の議席予想が流れた直後から、党本部に「赤旗ありがとう」のメッセージとともに「赤旗」購読の申し込みが殺到し、開票開始以降の1日余で900人を超える方が新たに購読したと紹介し、「日本共産党と『赤旗』スクープが自公政権を追い詰める決定打となり、過半数割れに追い込んだことを誇りにしたいと思います」と語りました。

 総選挙の結果生まれた政治状況について志位氏は、企業・団体献金禁止、選択的夫婦別姓の実現などの事例をあげて、自公過半数割れの下で「これまで自民党が反対して実現しなかったことが、国民のたたかいいかんで、今後、実現する道が開かれます」と指摘。さらに、日本共産党が公約として掲げた最低賃金時給1500円、労働時間の短縮、社会保障の充実、外交による東アジアの平和創出などの実現のために全力をつくすと表明。「与野党の力関係の変化、国民的運動、日本共産党の頑張りいかんで、政治を動かすことができる新しい時代が始まりました」と力を込めました。

 さらに、仮に自公が政権を握り続けたとしても少数政権であり、これまでのような強権政治はできないと指摘。ここにも新しい政治をつくる条件が開かれていると訴えました。

 志位氏は、2007年の参院選で自民党が大敗した後の経過を振り返りました。参院で自民が少数となり、日本共産党が“国民が自公政治に代わる新しい政治の中身を探求する新しい時代が始まった”と情勢を捉え、国民とともに政治を前に動かす仕事にとりくみました。09年に政権交代が起き、12年に自公政権が復活しましたが、13年から14年には日本共産党が躍進し、これを力に市民と野党の共闘の大きなうねりをつくってきました。

 その上で、志位氏は「07年の自民党大敗と同じようなことが今回の選挙でも起きました。しかし、同じことの繰り返しではありません。あの時との違いは自民党の劣化と行き詰まりがはるかに深刻だということです。そして、今度の新しい政治プロセスへの扉を開いたのは日本共産党だということです。自公少数転落が衆院で生じたということも重大な点です。この政治プロセスを前に進め、今度こそ、国民の声が生きる政治をつくりましょう。そしてそのためにもつよく大きな共産党をつくるために頑張ります」と決意を表明すると、温かく大きな拍手が起こりました。

政治さらに前へ
畑野氏と斉藤氏

 畑野氏は「自民、公明を過半数割れに追い込んだのは共産党と『赤旗』です。これで終わりではありません。新しい政治をつくった今度の選挙、さらに前に進めましょう。私もがんばります」と表明。斉藤氏は「これからも、住民のみなさんの願いを国会に届けるために全力をあげます」と決意を語りました。

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総選挙(27日)開票開始以降、29日午後5時半までの2日弱の間に、983人に達しました。このうち192人は電子版(日刊紙)の購読申し込みです。

2024-10-30 | 日本共産党へご協力を!

2024年10月30日(水)

総選挙後の2日間 

「赤旗」申し込み1000人に迫る

 日本共産党本部への「赤旗」の申し込みが急増しています。申込者数は、総選挙(27日)開票開始以降、29日午後5時半までの2日弱の間に、983人に達しました。このうち192人は電子版(日刊紙)の購読申し込みです。

 申し込みは、紙の「赤旗」の購読、電子版の購読と無料のお試しキャンペーンを合わせて集計。28日午後5時までに405人が申し込んでいました(29日付既報)が、その後さらに578人から申し込みがありました。

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27日夜の衆院選開票開始直後から、日本共産党本部への「赤旗」購読の申し込みが急増しています。翌28日午後5時までに、紙と電子版の購読や無料のお試しキャンペーンを合わせて405人が申し込みました。

2024-10-29 | 日本共産党へご協力を!

2024年10月29日(火)

「赤旗」ありがとう

購読申し込み 開票直後から急増

 27日夜の衆院選開票開始直後から、日本共産党本部への「赤旗」購読の申し込みが急増しています。翌28日午後5時までに、紙と電子版の購読や無料のお試しキャンペーンを合わせて405人が申し込みました。2014年以降3回の国政選挙開票翌日の申し込み数(20~40人)を大幅に超えました。紙の「赤旗」の申し込みの6割が、40代以下です。

 自民党のパーティー券収入をめぐる裏金問題に加え、自民党が裏金非公認候補へ政党助成金から2000万円を支給していたことをスクープした「赤旗」。総選挙の開票が進む27日夜、X(旧ツイッター)には与党を過半数割れに追い込む最大の役割を発揮した「赤旗」への感謝の思いが、次々と書き込まれました。

 午後9時すぎ、落語家の月亭太遊さんが「ちょっとみんな一回、しんぶん赤旗さんと上脇教授ありがとう!って言おうか #ありがとうしんぶん赤旗 #ありがとう上脇教授」と投稿すると、そのハッシュタグの投稿が次々と広がりました。

 「今回のすごい風を起こしたのは赤旗と上脇教授。それなのに共産党の議席が減るなんて」「赤旗のスクープでここまで与党を追い込んだのに議席が減って残念無念。今こそ応援の気持ちを『しんぶん赤旗』の購読で示そうと思う」などの投稿が続きました。

 党本部への購読申し込みのコメントには、「清廉なジャーナリズムと素晴らしい調査能力に、信頼をおけると感じた」(東京・20代)、「裏金問題を追及したのに、議席を減らしたのは残念。応援したい」(大阪・50代)などの声が寄せられています。

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オール沖縄の皆さんへ、本当に心から感謝を申し上げたいと思います。全国で日本共産党をご支援いただいた皆様にも心からの感謝を申し上げます。

2024-10-28 | 日本共産党へご協力を!

オール沖縄の皆さんへ、本当に心から感謝を申し上げたいと思います。全国で日本共産党をご支援いただいた皆様にも心からの感謝を申し上げます。

2024-10-28 11:49:56 | 国民の暮らし向上最優先!

 

田村委員長が会見

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(写真)記者会見する田村智子委員長=27日、党本部

 

 日本共産党の田村智子委員長は27日午後11時30分ごろ、党本部で記者会見し、次のように述べました。

 選挙結果は途中ですが、日本共産党をご支持いただいた皆さん、沖縄で赤嶺政賢さんへのご支持をいただいた皆さん、オール沖縄の皆さんへ、本当に心から感謝を申し上げたいと思います。全国で日本共産党をご支援いただいた皆様にも心からの感謝を申し上げます。

 この総選挙は、私たち日本共産党が自民党の政治資金パーティーの裏金を暴き、また選挙の最中に裏金が原因で非公認となった候補者にも、自民党本部から2000万円の政党助成金からの資金が振り込まれていたことを暴いて、まさに日本共産党と「しんぶん赤旗」が自民党を大きく追い詰める選挙戦となりました。

 いま自民党が単独過半数割れ、与党でも大きく議席後退ということが言われていますが、ここに日本共産党が大きく貢献したことを、まず確信しているところです。

 私たちの掲げた政策は、この金まみれの政治を一掃するということとともに、国民は裏金にまみれた政治の一方、暮らしはこんなに苦しいということが大きな怒りになったと思います。

 大幅な賃上げ、労働時間短縮、そして社会保障の充実、教育の無償化など私たちが掲げた公約の実現に向けて全力を尽くしていきたいと思います。

 また、この選挙では、軍事費2倍、集団的自衛権行使容認、敵基地攻撃能力の保有、武器輸出など、この国のあり方が根底から覆されようとしていることが大きな争点だったと考えます。

 この問題でも正面から自民党政治に対決し、戦争の心配のない東アジアをつくる平和外交という、軍事同盟強化ではない道を掲げてたたかったことは、大きな意味を持つものです。

 ぜひ平和を願う多くの皆さんとともに、集団的自衛権行使容認の閣議決定の撤回、そして安保法制の廃止の方向に政治が大きく動くように全力を挙げていきたいと思います。

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「藤野さんは2期7年の在職中、原発に関わる論戦は全国の国会議員の中でトップです。『原発ゼロ』の声を国会に届けるために絶対に必要な議席です」と力を込めました。

2024-10-24 | 日本共産党へご協力を!

2024年10月24日(木)

大激戦・大接戦 「比例は共産党」訴えぬいて

猛追の藤野候補 必ず押し上げを

新潟2カ所で志位議長

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(写真)藤野やすふみ比例候補(右)の必勝を訴える志位和夫議長=23日、新潟県長岡市

 日本共産党の志位和夫議長は23日、新潟県の長岡、新潟両市で街頭演説し、議席獲得に猛追している藤野やすふみ北陸信越ブロック比例候補(元職)を押し上げるために、「藤野さんは“理もあれば情もある、強くて温かい論戦をしてきた政治家”です。必ず議席奪還を果たさせてください」と訴えました。

 志位氏は、藤野候補が能登半島地震の「被災者共同支援センター」の責任者として支援を続け、医療費免除措置を12月末まで延長させるなど政治を動かしてきたと力説。さらに、同ブロックの11人の前国会議員は、誰も「原発ゼロ」を言えないと指摘し、「藤野さんは2期7年の在職中、原発に関わる論戦は全国の国会議員の中でトップです。『原発ゼロ』の声を国会に届けるために絶対に必要な議席です」と力を込めました。

 藤野候補は「原発マネーを一切もらわない共産党だから追及できる。希望を届けたい」と訴えました。

 志位氏は、金権腐敗一掃、暮らしと経済、食と農業、外交・平和のどの分野でも党が現実の政治、世界を動かしてきたと力説。この中で、「しんぶん赤旗」23日付が、自民党が裏金事件で非公認となった候補の党支部に政党助成金2000万円を振り込んでいたことをスクープしたと紹介し、「国民を愚弄(ぐろう)するにもほどがある」と厳しく批判。「日本共産党の躍進で汚れた政治を大掃除しましょう」と呼び掛けました。

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「日本共産党を伸ばせば政治は必ず変わります」という訴えを広げに広げ、何としても躍進をつかみとろうではありませんか。

2024-10-23 | 日本共産党へご協力を!

2024年10月23日(水)

「折り入って作戦」こそ“勝利への関門”

300万の後援会員、「赤旗」

読者に一人残らず声をかけきろう

10月22日 総選挙闘争本部

 総選挙はいよいよ終盤です。現状は、わが党の比例候補者の多くが、“当落線上”“当落線上に猛追”という状況にあり、勝敗はこれからの4日間の党の頑張りにかかっています。いま多くの有権者が、自民党への厳しい批判と怒りを強めながらも、政治を変える展望がどこにあるかを真剣に模索しています。「日本共産党を伸ばせば政治は必ず変わります」という訴えを広げに広げ、何としても躍進をつかみとろうではありませんか。

「300万折り入って大作戦」を呼びかけます

 残る4日間の活動で、全党のみなさんに訴えたいのは、宣伝・組織戦が遅れていることから、私たちの活動が、事実上、“目標なしの運動”“やれるだけやるという運動”になっては絶対にならないということです。宣伝戦でも、組織戦でも、掲げた目標達成を最後まで追求しつつ、“これは必ずやり抜く”ことを明確にして、力を集中して突破することがいま重要です。

 その点で心から訴えたいのは、合計で300万人の後援会員と「しんぶん赤旗」の読者に、文字通り一人残らず声をかけ、「比例は日本共産党、1票、2票と広げてください」とお願いする、「300万折り入って大作戦」をやり抜こうということです。

 「折り入って作戦」の到達点は、全国的には後援会員比で13・1%です。党への期待を寄せてくださっている300万人の方々に、あと4日間、声をかけきるならば、わが党がまだ直接結びついていない有権者にも党の訴えが届けられ、躍進のチャンスを実らせる大きな可能性が開けてくるでしょう。現瞬間では、「300万折り入って大作戦」をやり抜くことにこそ、わが党にとっての“勝利への関門”があります。

電話、LINE、あらゆる方法で働きかけを

 「折り入って作戦」は難しく考える必要はありません。訪問だけでなく、電話やLINEも使い、比例ブロックごとの選挙情勢を伝え、「お知り合いに広げてください」と声をかけることは、短時間でも、党員なら誰でもできるとりくみです。

 すべての支部・グループのみなさんが、後援会名簿、マイ名簿などを用意し、どうあたりきるかを急いで相談しましょう。22日~23日におりる「赤旗」日曜版10月27日号の配達にあわせて、後援会ニュースを届けきり、一気に全読者に声をかけましょう。

 地方議員のみなさんが、必ず自分の選挙や相談活動などでのつながりに声をかける時間を確保し、「折り入って作戦」の先頭にたちましょう。

 全党のみなさん。残る4日間、“勝利への関門”――「300万折り入って作戦」を必ずやり抜き、躍進への道をこじあけようではありませんか。

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日本共産党には、現実政治を前に動かしてきた確かな実績(表)があります。

2024-10-22 | 日本共産党へご協力を!

2024年10月22日(火)

共産党が伸びれば政治は必ず変わる

三つの確かな力

腐敗一掃 暮らしよくする経済 核なき世界へ

 「自民党はひどいけど、総選挙でどの党に入れれば政治は変えられるのか」。今度の総選挙、多くの有権者が模索を続けています。「朝日」や「共同」の世論調査でも態度未定の人が4割もいます。日本共産党の志位和夫議長や田村智子委員長は各地の街頭演説で「日本共産党が伸びれば政治は必ず変わります」と訴え、大きな反響を呼んでいます。この訴えを広げに広げるときです。


表

 日本共産党には、現実政治を前に動かしてきた確かな実績(表)があります。

 第一は、腐敗政治を一掃する一番の力となることです。裏金問題は、「しんぶん赤旗」のスクープが検察を動かし、メディアを動かし、党国会議員団の追及で自民党を窮地に追い込んできました。腐敗の大もと、企業・団体献金禁止も世論に押し上げてきました。それができるのも、企業・団体献金を受け取らず、自前の財政(党費、「赤旗」など事業収入、個人の寄付)で活動してきた積み重ねがあるからです。

 第二は、暮らしをよくする最良の力となることです。全国一律の最低賃金1500円の実現をいち早く主張。実現のために大企業の内部留保への時限的課税で中小企業支援にお金を回す提案もしました。それができたのも、国民に寄り添い、財界・大企業中心の政治のゆがみをただす確固とした路線があるからです。

 第三に、平和なアジア、「核なき世界」をつくる確かな力となることです。核兵器廃絶では、戦後直後から被爆者と肩をならべ、草の根での運動を積み重ね、国際政治の場でも「核兵器のない世界」づくりに力をつくしてきたことが、核兵器禁止条約へと実を結びました。アメリカいいなりにならず、米の核政策を揺るがず批判してきました。一貫した主張と行動が、世界を動かしつつあります。

 道理ある主張を掲げ、国民とともに不屈にたたかえば、政治を変えられる―日本共産党の確信です。

裏金追及 最大の功労者

写真

 五十嵐仁・法政大名誉教授の話 金権腐敗政治一掃の課題で、共産党は最大の功労者です。裏金問題は「赤旗」のスクープで始まりました。企業・団体献金の廃止を他党が言わなかったときから一貫して主張し、今では自民党以外の各党も主張するほどになっています。経済と暮らしの問題では、消費税減税や大企業の内部留保への課税による中小企業への支援など、大企業との“腐れ縁”がない共産党ならではの主張です。平和の問題でも、共産党は核兵器廃絶の運動に草の根でとりくんできました。核兵器禁止条約の交渉で、当時の志位和夫委員長が国連の会議に参加し意見表明もしました。唯一の戦争被爆国・日本の政府代表が出席しない中で、核兵器廃絶の運動にプラスとなっただけではなく、日本の名誉も救ったと思います。

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京都市下京、左京両区を回り、「裏金を暴き、国民の暮らしを支えてきた日本共産党には政治を動かす力があります。比例は日本共産党を広げに広げ抜いてください」

2024-10-20 | 日本共産党へご協力を!

2024年10月20日(日)

政治を動かす共産党 近畿で躍進実現を

神戸・京都 田村委員長訴え

写真

(写真)声援に応える(前列左から)たつみ、田村、こむら、の各氏=19日、神戸市中央区

 総選挙公示後、初の週末となった19日、党躍進を訴える日本共産党の田村智子委員長は神戸市と京都市下京、左京両区を回り、「裏金を暴き、国民の暮らしを支えてきた日本共産党には政治を動かす力があります。比例は日本共産党を広げに広げ抜いてください」と多くの有権者に支持を呼び掛けました。衆院近畿比例ブロックの、たつみコータロー、堀川あきこ(京都2区重複)、こむら潤(兵庫8区重複)、冨士谷かえ子の各候補がそろって聴衆に訴えました。

 神戸市元町で田村氏は、元参院議員で論戦力抜群のたつみ候補の実績を紹介。「近畿ブロックの2議席を絶対確保し、3議席へ躍進させ、たつみ候補を国会に押し上げてください」と訴え。京都市では「堀川候補を何としても勝ち抜かせてください」と力を込めました。

 田村氏は「今、学費値上げが相次いでいる」と指摘。社会問題化している「高すぎる学費」を解決する党の政策、▽ただちに授業料半額▽入学金ゼロ▽給付中心の奨学金創設▽奨学金返済の半額免除―を紹介し、「ただちに半額、学費ゼロへと向かうべきだ」と訴えました。

 この間の党首討論で、各党とも教育無償化を訴えながら「財源を示さない」と批判。大企業の優遇税制や膨張する軍事費を見直すことを提案し、「金額まで示し、社会保障や教育を良くしようと主張しているのは日本共産党だけだ」と強調しました。

 また、共産党が財源の提案をできるのは「公約実現に責任を持つからだ」と述べ、「税金や国の予算は何のためにあるのか。格差をただし、暮らしを守ることが一番の目的だ。この立場に確固として立つのが日本共産党だ」と主張しました。

 田村氏が、軍事費2倍化をやめ、大型開発を見直し、教育・社会保障予算を増やすと訴える日本共産党を伸ばして「暮らしの希望を取り戻す政治を実現しよう」と呼び掛けると、会場は大きな拍手で包まれました。

 京都市の街頭演説には、同志社大学の岡野八代教授が参加し、「市民のための政治を取り戻す。そのために日本共産党の躍進を」とエールを送りました。

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裏金隠しを許さないということが求められると思います。この裏金を暴いた私たち日本共産党としては、真相究明とともに、やはり、その根っこにある企業・団体献金の全面的な禁止に踏み込むように求めていきたい。

2024-10-15 | 日本共産党へご協力を!

2024年10月14日(月)

NHK日曜討論 田村委員長の発言

 日本共産党の田村智子委員長は13日のNHK「日曜討論」に出演し、総選挙の争点について与野党党首と討論しました。

何が問われるか

 初めに「何が問われる選挙か」をめぐり田村氏は次のように述べました。

 田村 まず、裏金隠しを許さないということが求められると思います。この裏金を暴いた私たち日本共産党としては、真相究明とともに、やはり、その根っこにある企業・団体献金の全面的な禁止に踏み込むように求めていきたい。

 それから、暮らし経済でも、自民党の政治は本当に行き詰まっているわけです。大企業が利益を上げれば、あるいは株価が上がれば賃金が上がると言われてきたけれども、これは完全に破綻している。やはり、暮らしの応援こそ、日本の経済を立て直し、元気にする道だということです。大幅な賃上げ、労働時間の短縮、社会保障や教育の予算を増やすという政策を大いに訴えて、たたかっていきたいと思います。

 また、軍事対軍事のエスカレーション、軍事同盟の強化、その先に果たして平和があるのかということが問われます。ぜひ、憲法9条を生かした平和の外交と、戦争の心配のない東アジアをつくっていくことを訴えていきたいと思います。

政治の信頼をどうとりもどすか

真相解明なしの政治改革はありえない 組織犯罪の認識欠く自民党に改革できない

 次に「政治の信頼をどう回復するか」をめぐり、石破茂首相・総裁が選挙での公認問題をめぐり「相当の非公認」を出すなど厳しい対応をしてきたなどとしたのに対し、田村氏は「具体的に何が必要か」と問われ次のように答えました。

 田村 まず、真相解明なしの政治改革というのはあり得ないということです。安倍派の会計責任者に対して有罪判決が出ました。その中で事実認定されたのが、幹部からの指示でキックバック(還流)が継続したと。そうすると、いつから、誰の指示で裏金がつくられて、その裏金が何に使われたのかという真相解明にふたをすることはあってはなりません。その点で、組織的犯罪、派閥ぐるみの犯罪が行われたという認識を、石破さんが欠いておられることは、非常に重大だと思います。

 今回、裏金を暴いたのは「しんぶん赤旗」のスクープ報道です。私たちは政治団体が買った政治資金パーティー券、ここから裏金を暴くことができました。しかし、企業は、そういう収支報告をしません。パーティー券はほとんど企業が買っています。そうすると、そのパーティー券の購入も含めた企業・団体献金の禁止へと踏み込んでいかなければ、この裏金問題を根本から解決していくということにはならない。

核廃絶への道筋

核抑止力から抜け出し核禁条約への参加を

 次に日本被団協がノーベル平和賞を受賞したことを巡り、核兵器廃絶への道筋が議論に。石破首相が「われわれは『核抑止力』に頼っていることは間違いない現実だ。いい悪いの問題ではない」などと強弁。「核ミサイルを持った国々に取り囲まれている。まずそこから日本を守っていくことを考えながら、いかにして核廃絶へつないでいくかの道は見いだしていきたい」などと述べました。公明党の石井啓一代表や立憲民主党の野田佳彦代表が「核禁条約へのオブザーバー参加」を主張し、日本維新の会の馬場伸幸代表は「抑止力をキープしながら、あるべき姿を追求していく」などとしたのに対し、田村氏は次のように述べました。

 田村 今回のノーベル平和賞、本当に素晴らしいことですけれども、その受賞の理由が大変重要だと思うのです。被爆者のみなさんが、核兵器の非人道性をひたすら訴えてきた。そして、核兵器は絶対に使われてはならない、こういう「核タブー」=核兵器は悪の存在である。こういう「核タブー」をつくってきた。このことが、80年近く核兵器を戦争で使わせていないというふうに評価されているわけです。そうすると、唯一の戦争被爆国の日本が、この立場に立つのかどうかが問われている。核兵器は悪であると。使われては絶対にならないと。この立場に立つならば、核兵器を違法な存在とした核兵器禁止条約にやはり参加すべきです。

 ところが、いま自民党政治のもとで進められているのが、まさに「核抑止」の強化で、「核抑止」とは、核兵器の使用を前提としているわけです。いざとなったら使うぞという脅しです。やはり、ここから抜け出して、核兵器禁止条約に参加していく。核は使ってはならない、廃絶をと呼び掛ける国にならなければだめだと思います。

物価高対策

中小企業への直接支援による最賃引き上げがカギ 「検討」ではなく足を踏み出せ

 また、物価高対策をどうするかをめぐり、石破首相が「(労働の)付加価値をあげ給料をあげるかだ。コストカット型から付加価値型に変わっていかない限り恒久的な流れにならない」とする一方、「消費税は社会保障財源だから減税は考えない」などとしたのに対し、田村氏は次のように述べました。

 田村 消費税は廃止を目指して5%というのは当然やるべきだと。私たちは、大企業や超富裕層に対する税の優遇を見直せばできると財源も示して提案しています。それから、物価高騰に負けない賃上げが必要だというのは、みんなが認めている。中小企業がカギだということもわかっている。その中小企業への直接支援が求められるわけですね。私たちは繰り返し提案してきましたけれども、アベノミクス以降、法人税減税が繰り返され、大企業の内部留保は年々膨張している。だったら、アベノミクス以降で積み増した内部留保に時限的な課税をして5年間で10兆円規模の財源をつくって、これを中小企業への直接支援にして最低賃金を1500円に。これ(最賃1500円)は石破さんも言われているわけですから、これはもう実現する政策に踏み出さなければならない。慎重な検討ではなくて、実現を目指して、踏み込んでいただきたい。

社会保障の財源は

軍事一辺倒は暮らし、教育、社会保障を踏みつぶす

 議論で出された「社会保障費の増大と財源の問題についてどう考えるか」と問われ、田村氏は次のように答えました。

 田村 そもそも軍事費は2倍に増やすわけです。ミサイルにはミサイル、あたかも核兵器には核兵器と石破総裁は発言されたけれども、本当に問題だと思います。この際限のない軍事対軍事のエスカレーションになっていけば、私たちの暮らしは押しつぶされていきます。いま軍事費の総額は、教育予算全体の2倍にまで膨れ上がっているわけです。これはどちらが安全保障、国民の暮らしを守る道なのかと、本当に考えなければならないと思うのです。

 核兵器の問題で、核廃絶を理想論扱いにし、棚上げにして、核兵器には核兵器と構えるような議論があるのはとても危険だと思います。理想論の時代は80年代、90年代で終わっているんです。NPT(核不拡散条約)で核保有国は核の軍縮、廃絶これを約束をした。そして(核兵器)禁止条約もある、やっぱり、この立場に日本が立てば、暮らしの予算だって増やすことができるということです。

 石破首相が「どんどん軍事費の拡大をするとおっしゃいますけれども、きちんと国民を保護するための、そういう予算もやっていかないと、抑止力にならない。そして、(自衛官の)人件費もきちんと見るべきものを見ていかないと。これを、防衛費を増やしたと非難を受ける筋合いはどこにもない」と述べたのに対し田村氏は「その軍事一辺倒でいいのかということを聞いています」と反論しました。

獲得議席の目標は

 最後に、総選挙の獲得議席の目標を聞かれた田村氏は次のように答えました。

 田村 目標はオール沖縄(全員の当選)、とりわけ沖縄1区は私たちの議席ですので、これは必ず守るということと、比例での現有議席を必ず守り、前進、躍進を図るということです。

 きょうの議論でも、暮らしを守る具体的な政策が自民党の側から何も示されない状況です。どうしたら賃金が上がるかわからない。そしてもう一つ。本当に重大だと思ったのは、世界を見ればですね、軍事同盟強化ではだめだと、対立と排除、こういうブロック政治ではだめだという動きがASEAN(東南アジア諸国連合)を中心に確実にあるのに、日本がその立場に立たなくてどうするかということです。憲法9条を持ち、唯一の戦争被爆国が、なぜ外交の努力によって平和の構築をしていこうとしないのかと、このことが本当に大きく問われる選挙になっていくと思います。暮らしと平和を守るために全力で頑張ります。

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軍需産業が多く集まる東海地域。日本政府がイタリア、イギリスとともに共同で進める次期戦闘機の開発は、愛知県の三菱重工小牧南工場で行われています。

2024-10-14 | 日本共産党へご協力を!

2024年10月14日(月)

比例ブロックの様相

東海ブロック(定数21)現有絶対・複数議席へ全力

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(写真)訴える、もとむら伸子予定候補

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(写真)訴える、すやま初美予定候補

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(写真)訴える山口ゆうき予定候補

 東海ブロックで日本共産党は、もとむら伸子(前)、すやま初美(新)、山口ゆうき(新)の3氏を擁立します。同ブロックの愛知、静岡、三重、岐阜の4県は「東海いっせい宣伝」に取り組むなど、得票68万票、得票率10%以上の獲得で現有議席の絶対確保、複数議席の奪還に向け奮闘しています。

躍進で腐敗断つ

 岸田文雄内閣の退陣につながった自民党の組織的な裏金づくりは、東海各県から選出された自民党議員でも明らかになりました。「企業・団体献金の全面禁止」を前面に押し出し、日本共産党の躍進で腐敗政治の根を断とうと、東海からも声を上げています。

 もとむら氏は、愛知県内の保育士や保護者によるアンケートで浮かび上がった保育現場の実態を示し、保育士1人が担当する子どもの人数の基準を国会で追及。4、5歳児で76年ぶりとなる配置基準の改善を勝ち取ることができました。

 すやま氏は、党愛知県人権ジェンダー平等部責任者として、男女の賃金格差是正に力を入れます。格差解消に向けた実効ある法律制定の必要性を訴えます。山口氏は、奨学金を借りながらの大学進学や高齢者施設での勤務経験から、「多くの人を幸せにしたい」と奮闘しています。

 JR東海がすすめるリニア建設工事は総選挙の大きな争点の一つです。もとむら氏は岐阜県瑞浪(みずなみ)市大湫(おおくて)町の水枯れ問題で、現地調査で聞き取った農家からの被害に苦しむ切実な声を国会でも紹介し、リニア建設工事の中止を迫りました。

 軍需産業が多く集まる東海地域。日本政府がイタリア、イギリスとともに共同で進める次期戦闘機の開発は、愛知県の三菱重工小牧南工場で行われています。すやま氏は「東アジアの平和構築への提言」を手に、自公政権による「戦争国家」づくりに抗し、憲法9条に基づく対話による平和外交の大切さを訴えています。

若者宣伝に共感

 名古屋市で、党と日本民主青年同盟が共同して取り組む定例の若者宣伝では、党の学費支援策や気候危機対策などをシールボードで対話。「政党助成金を受け取らない共産党は好印象」との反応が寄せられています。

 自民党政治を変え、国民とともにたたかう選挙戦の軸に位置付ける「折り入って作戦」に活用するため、3候補の写真が入ったリーフを作成し、行動に踏み出しています。

 東海ブロックでは、定数21のうち自民9、公明3とその補完勢力である維新2、国民1が15議席を占めます。今回新たに、日本保守党から河村たかし名古屋市長が出馬予定です。日本共産党は、行き詰まった自民党政治を変え、新しい政治実現のため「比例2議席奪還へ」と訴えます。

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