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日本語版新聞紹介

元米空軍兵士は、米国が“テロ対策”と称して世界各地で行っている無人機攻撃は民間人を多数殺害!

2015-11-30 | しんぶん赤旗

空爆の強化ではテロなくならない

根本解決へ国際社会の結束した行動を

 

 

 11月13日にパリで起きた同時テロ後、米仏政府などが過激組織ISに対する空爆強化の動きをとっている一方、テロ犠牲者遺族や米の元軍人、各国メディア、専門家などから「空爆でテロはなくならない」「戦争は答えとはならない」という批判が出ています。

■犠牲者遺族は

 「私は君たちに憎しみという贈り物を与えない。君たちはそれを求めていただろうが、憎しみに怒りで応じることは、君たちと同じ無知に屈することになる」

 パリ同時テロで妻を失ったフランス人ジャーナリスト、アントワーヌ・レリスさん(34)がテロ実行犯に向け、フェイスブックに投稿した文章は世界中の共感を呼んでいます。

 妻エレーヌさん(35)が銃撃に巻き込まれたのは、最大の犠牲者を出したバタクラン劇場。レリスさんには1歳5カ月の息子メルビルちゃんが残されました。悲しみを抱えつつ、レリスさんはつづっています。

 「私は息子と2人になった。だが、私たちは世界の全ての軍隊よりも強い」「このかわいい男の子の生涯が幸せで自由であることが君たちを辱めるだろう」

■元米空軍兵士は 

 米空軍の元兵士4人は18日、米国が“テロ対策”と称して世界各地で行っている無人機攻撃は罪のない民間人を多数殺害し、憎しみや怒りを広げるとする公開書簡を米大統領らに送りました。

 書簡では「パリでの攻撃のような悲劇を黙って傍観することはできない」と表明。同時に無人機攻撃などの空爆の強化について、「罪のない民間人を殺 害していることは憎しみの気持ちをあおるだけで、その結果、テロリズムや過激組織ISのような集団を奮起させ、(戦闘員)獲得の重要な手段となっている」 と指摘しました。

■研究者らは

 米シンクタンク「ブルッキングズ研究所」のジェレミー・シャピロ研究員は17日、「テロ犯罪者が望むのは、暴力をいっそうかきたて、恐怖と分断をもたらす対応」だと軍事攻撃強化によるテロ対策を批判しました。

 同時テロ後、空爆強化に乗り出した仏の対応についても、フランスはイラク戦争をはじめとした「米国の対テロ戦略の誤りと行き過ぎ」を目の当たりに したはずと、イラク、アフガン戦争から教訓を引き出すべきであると指摘。「過去の経験から言って空爆はISの攻撃能力を弱めず、攻撃の動機を強めるかもし れない」と警告を発しています。

 トルコ紙ヒュリエト・デイリー・ニューズは15日付の論評で、「(フランスへの連帯を)もう一つの戦争に向かう理由にすべきではない」と強調しました。

■国際機関は

 トルコでは、同時テロ直後の15、16の両日、フランスを含む20カ国・地域(G20)首脳会議が開かれ、「対テロ声明」を採択しました。このな かでは、「テロ行為は宗教や国籍、文明、人種と結びつき得ないし、結びつけるべきではない」「テロリストの資産に関する情報交換や凍結、資金調達の罰則化 などにより、資金の経路に対処する」と宣言しました。

 国連安全保障理事会は20日、ISが「国際平和と安全にとって前例のない脅威」になっていると指摘し、「あらゆる手段でたたかう」という内容の決議を全会一致で採択しました。

 同時に、イラクやシリアへの外国人戦闘員の流入を止め、テロ組織の資金源を断つ努力を強めるよう国連加盟国に呼びかけました。

 決議は、ISに対する新しい制裁や軍事行動などの強制措置にはふれませんでした。

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一年に一度の参道清掃、今年は近くの児童公園にも足をのばしました。ご苦労様でした。

2015-11-29 | 市民のくらしのなかで

 11月29日、 向日市向日町老人会・長寿会(大橋満会長)は、朝10時から21人が集まり、向日神社の参道・北山公園・西ノ段児童公園の落ち葉広い清掃を自主的におこないました。

 朝からよいお天気になり、「無理をせず体調にあわせて」45分間ちょっとよい汗を流しました。おかげでこんなに美しくなりました。



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植民地からの独立を目指した反ファシスト人民自由連盟のアウン・サン総裁がスー・チーさんの父 親です。

2015-11-29 | 世界の変化はすすむ

ミャンマーのスー・チー氏はどんな人? 早稲田塾講師・坂東太郎の時事用語

THE PAGE 11月29日(日)14時0分配信

 

 ミャンマーの国会議員選挙(上下両院)の開票結果が出そろい、アウン・サン・スー・チーさんが党首の国民民主連盟(NLD)が改選議席491議席の約8 割を占める390議席を獲得し、政権交代が実現しました。テイン・セイン現大統領は軍部の流れを引く政権だったのでミャンマーの民主化がいっそう進むと期 待されていますが、スー・チーさん自身は憲法の規定により大統領になれません。

 そこで、大統領にもなれないのにどうしてこれほどスーチーさんは注目され、期待されているのか? について考えていきます。

●「独立の指導者」の娘

 ミャンマー(ビルマ)の近現代は激動の歴史です。イギリス植民地からの独立を目指した反ファシスト人民自由連盟のアウン・サン総裁がスー・チーさんの父 親です。彼が暗殺された後に総裁となったウー・ヌ氏らによって1948年に独立を果たし、社会主義的な政策を推し進めたものの内外の政争に明け暮れて不安 定な状態が続きました。

 62年のクーデターで政権を握ったネ・ウィン将軍は以後、独裁政権を敷いていきます。軍の勢力をバックにいかなる外国の資本や人の流入も原則として認め ない「鎖国」政策を用います。こうした容易に外国人の入国を許さない国は当時、ホッジャ独裁のアルバニアと双璧で典型的な「謎の国」でした。

 80年代後半に入ると開放経済圏ともソ連を中心とする計画経済圏とも付き合わない「ビルマ式社会主義」の経済的な行き詰まりは甚だしくなり、また長期独裁への反発も日増しに強まっていきます。

 1949年に当時のビルマ首都(当時)ラングーン(現在のヤンゴン)に生まれたスー・チーさんは15歳の頃からインドで学んだのを皮切りにイギリスの大学を卒業。主にイギリスで研究生活をしてきました。イギリス人と結婚(死別)しています。

●民主化の旗手

 そんな彼女が母親の見舞いで帰国した1988年、学生運動に端を発した大規模な民主化要求が広く市民の抗議活動へと発展し、ついにネ・ウィン退陣へと追 い込みました。さなかに民主化を支持する演説を行ったのが民主化勢力の大評判となります。あでやかな姿と「アウン・サン将軍の娘」という血統および国際性 であっという間にヒロインとなったのです。

 運動そのものはクーデターを起こした軍によって徹底的に弾圧されました。それでもスー・チーさんは90年に予定されていた総選挙を勝ち抜くべくNLD結 党にまい進し大勝利を収めます。しかし軍政はこの結果を葬り去って政権に居座りました。国際世論はこの状況に沸騰し、軍政を批判するとともに対抗する スー・チーさんを民主化のシンボルとみなして91年にはノーベル平和賞が授与されました。

 スー・チーさんは以後、長期間にわたり断続的な自宅軟禁状態に置かれるようになりました。短期間の解放をされても民主化要請と軍事独裁批判の姿勢は変わ らず、再び、三度と軟禁生活に逆戻りを余儀なくされてきました。アメリカや欧州西側主要国は一貫してスー・チーさん支持を表明し続けます。

 なぜ軍政にとって目の上のたんこぶであるスー・チーさんを政治犯として刑務所送りにするのでも殺害するのでもなく軟禁という手段を続けたかについてはさまざまな説があります。

 国内的にはやはりアウン・サン将軍の長女という点が大きいでしょう。軍を率いて独立にまい進した人物の子を抹殺すれば軍の正統性が揺らいでしまいます。 国際的にはノーベル平和賞を授与されるなど高い知名度を誇っていて(ゆえに邪魔でもあったのだけれど)うかつに手を出せば今をはるかに超える国際社会の圧 力を受けかねないとの不安もあったようです。いっそ海外に渡ってくれればと思ってもスー・チーさんが母国での運動を選んだためできませんでした。

 

●復活

 2008年、軍政は1988年のクーデターで停止されたままになっていた憲法を改正し、国民投票を経て成立しました。これが現憲法で国会議員664人の うち4分の1は軍人議員で、改正には4分の3以上が必要としました。軍が気に入らない改正案は成立できなくしたのです。また家族に外国籍がいる者は大統領 になれないという縛りも設けました。スー・チーさんはこの時点で夫とは死別していましたが、子ともはイギリス国籍で、事実上、彼女が就任できないようにす る条項と思われます。

 こうした安全装置を用意した上で10年には選挙を実施して民政へ移管すると発表し、軍政と表裏一体の「連邦団結発展党」(USDP)が圧勝した後に、 スー・チーさんの軟禁を解きました。USDPを作ったテイン・セイン氏が翌年大統領に就任。当初は「軍服をスーツに着替えただけで何も変わらない」と冷や やかに見られていました。

 ところが就任後、経済の開放や政治犯の釈放、選挙に国際監視団を入れるなど矢継ぎ早の改革を行い、アメリカなどの経済制裁を緩和して「鎖国」状態から一 転して地下資源も豊富な人口5000万人を越える有望な市場としておどり出ました。その一助となったのがスー・チーさんの軟禁状態の解除と政治活動の再開 だったのです。

 新憲法に反対ながら12年の補欠選挙で当選して国会議員となったスー・チーさんはNLD党首として15年の議会選挙に臨みました。勝っても党首が大統領 になれないから伸び悩む材料であろうともくろんでいたUSDPの目算は大きく外れ、軍人枠を含む664議席(うち7議席が投票中止)の過半数になる333 議席を大幅に上回る地滑り的勝利を収めました。

 一方のUSDPは42議席と惨敗。軍人枠166を加えてもNLDには遠く及びません。テイン・セイン氏の改革は評価しても、それまで長く続いた軍政への嫌悪感が有権者のなかで勝ったのでしょう。

●今後は?

 さて今後の展開です。まず大統領が誰になるのかですが、恐らくスー・チーさんが選んだ者でしょう。NLDは彼女の圧倒的な人気で支えられてきた一本足打 法の政党で本人も「(大統領の)上に立つ」「私がすべての決定を下す。大統領には何の権限もない」と言い切っているのを不安視する向きもあります。文字通 りに取れば新政権はスー・チーさんの「院政」となり憲法を無視した体制だと軍につけ込まれる危険があります。応援してきた欧米も、問題ある憲法下とはいえ 「院制」は支持できそうにありません。

 発言の真意は08年憲法の改正にあると擁護する声もあります。あつれきを生むか軍との融和を果たして改正へと持っていけるかが腕のみせどころです。

 意外とうまく行くのではないかという楽観的観測もあります。考えてみればテイン・セイン氏も初めはこんなに改革できると誰も思っていなかったのに成し遂げました。だから新大統領も現時点で無名でもスー・チーさんと軍のバランスを保ちながら運営できるのではないかと。

 国内外で最も重要なのは経済です。スー・チーさんは選挙中「報復はしない」「抑圧してきた人たちとさえ協力する」と発言していました。アパルトヘイト (人種隔離政策)で抑圧されてきたにも関わらず、大統領になっても報復しなかった南アフリカのネルソン・マンデラ氏のように、前政権の産物でも良いところ は継承して不要な摩擦を生まないようにしないと、09年に政権を奪取した日本の民主党のように政権担当能力がないと国民から見捨てられる可能性もありま す。

 幸か不幸か新しいNLD政権は運営面で軍と協力せざるを得ません。4分の1の軍人議員と小さくなったとはいえ数十の議席を持つUSDPと話し合わなけれ ばなりませんし、憲法は安全保障や治安維持に関わる国防・内務・国境の3大臣を軍が選ぶと定めています。いわば最初から軍との連立政権のような形にならざ るを得ず、どちらかが孤立感を深める結果にはならないだろうとの見立てです。

 その名を世界に轟かせてから四半世紀以上になるスー・チーさんの動向から今後も目が離せません。

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2005年10月杭州市の西湖に行きました。日本の文化の西湖に対するあこがれは強い。

2015-11-28 | 「私がお話し」します。

杭州が日本文化に大きな影響 至る所で見られる西湖の縮図

人民網日本語版 2015年11月26日15:08
 

今から500年前の冬の初め、59歳だった室町時代の禅僧・万里集九は、江戸城を離れて、鎌倉へ行き、六浦(金沢)名刹・称名寺を訪れた。その目的は、中国杭州にある西湖から移植された梅を見るためだったと言われている。杭州日報が報じた。

万里集九

元(1271-1368年)や明(1368-1644年)の時代にかけて、日本の禅僧約400人が中国へ渡り、その多くが、杭州へ行った。しかし、当時、 中国への「留学」は決して容易でなく、ほとんどの日本の僧侶が、西湖に行って自分の目で詩に頻繁に出てくる絶景を見ることはできず、ただそれを想像するし かなかった。

五山禅林の禅僧だった万里集九もその一人で、西湖を訪れたことはなく、ただ、西湖の情景に思いを馳せるのみだった。

「五山」とは、中国の南宋時代(1127-1279年)における寺格の一つで、禅寺を五山の最上位に置き、政府が住持(住職)を任命する。鎌倉幕府時代の 日本にもこの寺格があり、「五山十刹」の禅僧がいて、高待遇を受けていた。そして、禅や漢詩を研究する漢文学に参加し、禅宗を通して中国文学に触れ、「五山文学」が生まれた。

「五山文学」の代表的な人物が万里集九。称名寺に来た万里集九は、梅の花がまだ咲いていなかったため、すぐに帰って行ったとされている。

その後、それを知った鎌倉の建長寺の僧侶も称名寺へ行き、梅の花を摘み、江戸城へ送った。万里集九はそれを生まれ故郷の美濃国へ持っていき、梅の花のために枝を描いた。梅の花を見て、杭州の孤山へ行き、詩人・林逋と一緒にそれを見ることを思い描いていたのだ。

日本の文化の西湖に対するあこがれは、今の日本の多くの都市でも見ることができる。例えば、東京の小石川後楽園、旧浜離宮恩賜庭園、広島市の縮景園、和歌山市の養翠園、水戸市の千波湖などがあり、どれもが西湖の縮図だ。

「人民網日本語版」2015年11月26日

西湖の小型遊覧船。撮影・おおはしみつる

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日米政府の強硬手段に、ご先祖様の怒りが爆発!ここは大昔から沖縄の土地だ!この文化財を見よ!

2015-11-28 | 琉球新報より

県教委、シュワブ土器を文化財認定 新基地工事へ影響必至

 県教育委員会は27日、名護市辺野古の米軍キャンプ・シュワブ内の沿岸で発見された土器や石器など全17点を文化財として認定した。発見場所は米軍普天間飛行場移設に伴う、名護市辺野古への新基地建設の埋め立て予定地となっており、今後の工事への影響は避けられない。

 名護市教育委員会と県は現場一帯を遺跡に認定するために調整に入る。市教委は複数の文化財が見つかっている場所として、発見現場一帯を遺跡の「遺物散布地」に認定するよう県に求め、今後シュワブ内にある既存の遺跡との関連性を含めて調整を進めていく。
 遺跡に認定された場合、試掘調査などが必要になり、工事の進捗(しんちょく)に影響を与える可能性が高い。現時点での遺物散布地としての認定が見送られた場合も、遺跡認定に向けて、発見現場で文化財の分布調査を実施する可能性がある。
 県教委は、発見された場所がシュワブ内の遺跡の中では最寄りのヤニバマ遺物散布地と大又遺跡と距離が離れており、両遺跡との関連性を見いだすのは難しい としている。同じ現場で2月に見つかった文化財の碇石(いかりいし)と今回新たに認定された土器と石器について、年代に開きがあるなどの理由から、関連性 は薄いとしている。

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配備するのは警備、地対空ミサイル、地対艦ミサイルの3部隊で、隊庁舎やグラウンド、火薬庫、射撃場

2015-11-27 | しんぶん赤旗

防衛副大臣 陸自受け入れ 石垣市に要請

3部隊500~600人 南西諸島の増強狙う

 

 若宮健嗣防衛副大臣は26日、沖縄県石垣市役所を訪れ、中山義隆市長に対し、石垣島に計500~600人規模の陸上自衛隊を配備する方針を説明 し、受け入れを要請しました。中山市長は「防災上の(自衛隊の)尽力を住民も理解している」として前向きな姿勢を示しつつ、市議会と協議の上で回答する意 向を伝えました。

 若宮副大臣は、石垣市に属する尖閣諸島周辺で頻発する中国公船の領海侵入などを口実に、「無人島を含めた南西諸島地域の防衛体制充実が極めて重要だ」と強調。駐屯地の候補として、島中央部・平得地区の市有地、およびその周辺を挙げました。

 面積や具体的な区画については提示されていません。具体的な日程も未定としています。

 防衛省が市側に示した説明資料によると、石垣島に配備するのは警備、地対空ミサイル、地対艦ミサイルの3部隊で、隊庁舎やグラウンド、火薬庫、射撃場を整備します。

 防衛省は現行の中期防衛力整備計画に基づき、与那国島(沖縄県)への陸自配備を進め、宮古島(同)、奄美大島(鹿児島県)への陸自配備についても2018年度中に完了する計画です。

 これらは中国をにらんだ南西諸島への自衛隊増強です。部隊には中国の海洋進出を念頭に置いた地対艦ミサイル部隊が含まれており、東シナ海での緊張激化につながる危険な動きです。

図

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25日、京都市内のホテルで、韓国平和活動家「カン ジェスク・姜 濟淑」さんにお会いしました。

2015-11-26 | 日本と韓国・朝鮮・中国との友好

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最近、韓国朴大統領の振る舞いがおかしい、お父さんに似てきた。日本はお爺さん似だが。

2015-11-26 | 韓国ハンギョレ新聞

[インタビュー]デモ隊をISにたとえた朴大統領、欧州なら弾劾も

登録 : 2015.11.26 00:05 修正 : 2015.11.26 07:36

 

放水銃で重体のペク・ナムギ氏のオランダ人姻戚ハロルド・モナン氏 
「凶器もない年寄りに向け放水銃...犯罪であり、殺人」

ペク・ナムギ氏の次女、ペク・民主化氏のオランダ人義父母のハロルド・モナン氏とリタ・モナン氏=ファン・グムビ記者//ハンギョレ新聞社

 今月14日、ソウル都心で開かれた民衆総決起大会で、警察の放水銃に撃たれ倒れた農民ペク・ナムギ氏(68)が、12日間も意識 を失ったまま、ソウル鍾路区ソウル大病院で治療を受けている。ペク氏の姻戚であり、次女のペク・民主化(ミンジュファ)氏(29)のオランダ人義父母のハ ロルド・モナン氏(63)とリタ・モナン氏(63)が23日、ペク氏のお見舞いのために韓国を訪れ、ソウル大学病院に足を運んだ。

 

 25日、ハンギョレのインタビューに応じたハロルド・モナン氏は、「今回のことでデモと関連したオランダの法律を詳しく調べた」と口火を切った。彼は 「警察の生命の脅威となるような、いかなるものも持っていない68歳の年寄りを放水銃で直撃したのは犯罪行為であり、殺人だ」と話した。朴槿恵(パク・ク ネ)大統領がデモ隊をイスラム国(IS)と比較する発言をしたことについては、「欧州なら、弾劾もあり得る発言」と指摘した。

 

 以下は、ハロルド氏との一問一答。

 

- ペク・ナムギ氏のニュースをどこで聞き、初めて聞いたときどう思ったか。

 

 「民主化(嫁)が家に来た時に教えてくれた。ショックを受けた。信じられなかった。一緒に泣いた。それからこの事件についてインターネットニュースで調べた。どのメディアなのかは分からないが、英語で書かれた記事を読んで、動画や写真も見た」

 

- ペク・民主化氏の話では、負傷した状況の説明を聞いても(状況が)理解できなかったようだが、どの部分が理解できなかったか。

 

 「68歳の年寄りが広場の真ん中に立っており、放水銃が放たれた。なぜそうなったのか、その状況が理解できなかった。彼は一人だったし、手には凶器になるようなものが何もなかった。警察はなぜそんなことをしたのか?到底理解できるような状況ではない」

 

- 今回の集会について韓国では「暴力的なデモだったため、放水銃をはじめとする公権力の行使は正当だった」という意見と、「市民に脅威を与える放水銃の使用は中止すべきだ」という意見、二つの意見が対立している。このような議論についてはどう思うか。

 

 「両方の立場に同意する。オランダ、またはヨーロッパで、警察は脅威になるような状況がある場合、誰かが警察に銃を向けるか、凶器で脅す場合は、警察の 生命も危険になるので、そのような状況では警察は十分防御できる。もしそのような状況なら、放水銃も使用できる。正当防衛の概念だ。もし誰かが警察に銃を 向けたり、レンガを投げたり、殴ったりするような危険な状況ならば、警察の生命を守るために放水銃を使うこともできる。しかし、重要なことは、それを使う のは、警察が危険な状況から逃れるためであって、相手を殺すためではないことだ。人が広場の真ん中で、一人で立っていた。警察の生命を脅かすような、いか なるものも持っていなかったのに、その人に狙いを定めて放水銃を撃った。それは犯罪行為であり、殺人だ。

 

 オランダでは、警察が集会に集まった人たちの周りを車壁やコンテナ、バスなどで遮断することはできない。それは違法とされている。一般人の通行を確保す るためにとか、建物の入り口を防ぐために、特定の部分だけを遮断することはできでも、人々が集まっている広場全体をぐるりと囲むことは違法だ。法律で定め られている」

 

 

カトリック農民会などの農民団体が16日午後、ソウル西大門区の警察庁前で14日の全国農民大会で警察の放水銃に倒れたペク・ナムギ氏に関する記者会見を開き、カン・シンミョン警察庁長官の罷免と責任者の処罰を求めている=キム・ボンギュ先任記者//ハンギョレ新聞社

- 警察は当時の集会が違法だったため、車壁を設置したと言っている。

 

 「それが問題だと思う。なぜデモが違法となるのか?民主主義社会ではないか。非常に不幸なことだ。韓国は北朝鮮とは異なり民主的な社会だと思っていた。 しかし、このようなことを目の当たりにすると、そうは思えない。どこが韓国で、どこが北朝鮮なのか、分からなくなる。オランダで英語の記事を読んだけど、 どこに民主主義があるのか、分からなかった。この国が本当に民主主義国家なのか、疑わしい」

 

- SNSに国外(特に欧州)の集会と韓国の集会を比較する文が多く載せられている。デモとこれに対する公権力の統制は、どのように行われているのか。

 

 「オランダでも、様々なデモがたくさん行われている。通常の場合、デモ隊が5000人程度集まれば、目に見える警察は10人ほどだ。他の警察は、目立た ないところで、万が一の状況に備えて待機している。なぜデモ隊の前面に出ないのかというと、警察がデモ隊を刺激させて、他の問題が起こる可能性があるから であり、警察の存在自体が、デモ隊が言いたいことを言えなくなるような、妨げになることもあるからだ。

 

 オランダでもやはり3~40年前のデモでは逮捕された人も多く、ケガ人もたくさん出た。しかし、その時、このようにデモを進めたり、鎮圧してはならない ということを学んだため、今ではそういうことは起きない。デモ隊が望むデモを安全に行うようにすること、また万が一の状況に備えて待機することが警察の役 割だ」

 

- デモの鎮圧はどのように行われるのか。

 

 「オランダでも集会で警察が放水銃を使用する。しかし、使用規定が非常に詳しく記載されており、厳密に適用される。放水銃が設置されたトラックには、4 人の警察官がいなければならない。そのうちの一人は、指示を出す指揮官(commander)で、もう一人は管制官(controller)だ。指揮官が (放水銃を)撃つか撃たないのかを決定し、統制官が移行する。トラックの4カ所には、それぞれ4つに分割されたカメラの画面がある。その画面を通じて外の デモの状況を確認する。

 

 また、一般的に人に向かって撃つことができない。常に人の前の地面に、スプレー(噴射)する形で撃つ。 『シューティング(shooting)』ではなく『スプレイング(spraying)』だ。人々が濡れることはあっても、それによって負傷することは絶対 にない。もしそれでも人々が動かない場合は、胸から下に向かって放水銃を撃つことになっている。絶対胸から上には撃ってはならない。法律で明確に規定され ている。水圧も最大圧力を7気圧に制限している。ペク・ナムギ氏に向けられたのは10気圧以上だったと聞いた。

 

 オランダでも6~7年前にフーリガンがある警察署を襲撃して、警察官を脅かしたが、警察が防御する際に銃を撃ってフーリガンの1人が死亡したことがあっ た。当時、警察の行動は正当防衛が認められ、起訴されなかったが、ロッテルダム警察庁長官が辞任した。警察が自己防衛として銃を撃ったのは、十分に起こり うる出来事だ。重要なのは、このような状況でも、責任者が常に責任を取るということだ。当時ロッテルダム警察庁長は、その状況について、警察がよりよく対 処すべきだったし、そのような状況を避けるべきだったのに、それができなかったことについて責任を取るために、謝罪をして辞任した。責任者は常に責任を取 るものだ。

 

 なぜこのような話をするのかというと、人はミスをするものだ。当然あり得ることだ。それなら、責任者は、まず『申し訳ない』と謝り、当時現場にいた人を 処罰し、責任を問わなければならない。責任ある地位にある人は、そのような措置を取るべきものだ。ところが、今回の出来事はどうか?誰も責任を取らない。 韓国にも安全関連の部処があるではないか?その長官にも責任があると思う。国民の安全について責任を持つ公職者だ。警察庁長官と長官、責任者があまりにも 明らかではないか。ところで、私はこのような話をして無事にオランダに帰ることができるだろうか?このような国で?」

 

- まだ警察庁長官をはじめとする責任者は、謝罪しておらず、一部の国会議員は、不適切な発言で問題になっている。

 

 「パリとオランダは400キロメートルほど離れている。全世界のすべての人々がパリで起きたテロについて知っており、それからすぐペク・ナムギ氏のこと があった。韓国の大統領がデモ隊を暴徒としながら、マスクをしたデモ隊をIS(イスラム国)と比較する発言をしたというニュースを見た。もしそのような発 言を、ヨーロッパの政治家がしたとしたら、彼は次の任期に絶対選ばれないだろう。民主主義社会では、弾劾もあり得る発言だ。パリのテロリストは人を殺すた めに謀議した、爆弾を使用したテロリストであり、韓国で集まった人たちは、自分の主張を行っていたデモ参加者たちだった。それをどうやって比較できるとい うのか。

 

 先週、オランダ首相が欧州で起きる爆弾テロと関連して『オランダも戦争中だ』と発言した。多くの市民が首相のその発言を非難した。テロと戦わなければな らないのは確かだが、戦争という言葉は、それとは全く異なる意味だからだ。多くの人々が話にならないと思った。一国のリーダー(首長)なら、発言一つにも 細心の注意を払わなければならない」

 

- (姻戚である)ペク・ナムギ氏はどのような人だったのか?印象的な記憶やエピソードがあれば紹介してほしい。

 

 「実は遠く離れているので、あまり会えなかった。それでも娘を『民主化』と名付け、年寄りにもかかわらず、デモの現場にいたことを見ても、どのような方だったか、見当がつく」

 

- 集中治療室で面会したとき、とのような気持になったか。

 

 「涙が出た。非常に悲しかった。多くの人たちが望むように一日も早い快復を祈る気持ちしかない」

 

- ペク氏が倒れてから、様々な社会団体の記者会見が続いており、病院の前では、快復を祈る座り込みとミサなどが行われている。ペク氏の快復を願う人が多いが、彼らに伝えたいことがあれば。

 

 「2日前に病院に到着したとき、座り込みする人たちを見た。祈りを捧げ、支援するために来た人たちだった。全く面識もないのに、自分のことのように来て くださる人たちが多いが、オランダでは見られない光景なので、非常に驚いた。あまりにも感動的な出来事だ。その方々に心から感謝の言葉を伝えたい」

 

ファン・グムビ記者(お問い合わせ japan@hani.co.kr )

 

韓国語原文入力:2015-11-25 15:00

http://www.hani.co.kr/arti/society/society_general/719012.html?_fr=st1訳H.J

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「憲法本来の目的を忘れた法律屋、法匪(ほうひ=法律の知識を自らのために悪用する者)だ」と非難

2015-11-25 | しんぶん赤旗

高村自民副総裁また暴言

「9条2項守れは法匪」

 

 

 自民党の高村正彦副総裁は24日、東京都内で講演し、政府による集団的自衛権行使容認の憲法解釈を批判し戦力不保持を明記した憲法9条2項の条文 を守れと主張する政治家、法律家にたいし「憲法本来の目的を忘れた法律屋、法匪(ほうひ=法律の知識を自らのために悪用する者)だ」と非難しました。

 高村氏はこれまでも、「憲法学者は9条2項の字面に拘泥する」などの暴言を繰り返してきており、「反知性主義」などと厳しい批判の声が上がっていました。今回の発言にも批判が高まるのは必至です。

 高村氏は講演で、「国民の命を犠牲にしてまで、憲法9条2項の条文を守れというような考えをしてはならない。そのような解釈をする人は法律家ではなく、憲法本来の目的を忘れた法律屋、法匪だ」と言い放ちました。

 さらに、駐留米軍の合憲性を争った1959年12月の最高裁判決(砂川判決)は集団的自衛権など問題にしていないにもかかわらず、同判決が「憲法 上、国民を守るために必要な措置を取ることは許容されていると明言したものだ」と強弁。「これがもっとも重要な法理だ」として、砂川判決さえあれば憲法9 条の解釈変更はすべて許されると絶対視しました。

 高村氏は、「100の学説より一つの最高裁判決だ。これが立憲主義だ。憲法9条3項となったと言っても過言ではない」などと暴論を展開しました。

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「ペロブスカイト太陽電池」:将来の太陽光発電産業を背負って立つ“大型新人“となりそうだ。

2015-11-24 | ちょっと気になるマスコミ報道

塗るとクルマで発電ができる日本発の太陽電池

ニュースイッチ 11月23日(月)9時15分配信

 

 再生可能エネルギーが新境地に入ろうとしている。日本発の新型太陽電池の研究成果が世界で次々に発表されている。発明から10年もたたないうちに主流のシリコン系太陽電池に迫るまでに性能が向上しており、将来の太陽光発電産業を背負って立つ“大型新人“となりそうだ。

 日本生まれの新しい太陽電池は「ペロブスカイト太陽電池」。「ペロブスカイト」という特殊な結晶構造を持つ太陽電池の総称だ。目新しい構造ではなかったが、桐蔭横浜大学の宮坂力教授が太陽電池として作動することを見いだした。

 宮坂教授は特徴としてまず「光発電の特性に優れる」ことをあげる。太陽光エネルギーを電気に変える変換効率が太陽電池の性能を示す指標だ。数値が高いほど少ない面積で多くの電力を生み出せる。シリコン系ではセルベースで24%超が量産されている。

 宮坂教授が09年に製作したペロブスカイト太陽電池は3%台だった。それが12年に10%を突破すると世界中で研究に火がついた。14年には米カリフォ ルニア大学ロサンゼルス校のチームが19・3%の成果を発表。そして15年、韓国化学研究所が20・1%をたたきだし、20%台へ突入した。

 そして先日、東京大学先端科学技術研究センターの瀬川浩司教授らが、エネルギー変換効率21・5%と世界最高値を達成した。今後、太陽電池セルの性能向上などを進め、2020年頃までに同25%超を目指すという。

 理論上は30%が可能とされている。実際の製作可能性を考えると25%は十分にいけると見られている。それも「あと1年で25%に届くと言われている」 (宮坂教授)という。研究室レベルではあるがペロブスカイト太陽電池は短期間に半世紀の歴史があるシリコン系と並ぶという驚異的な成長ぶりだ。

 「圧倒的な低コストで製造できる」(宮坂教授)のも大きな特徴であり、世界中の研究者を引きつける魅力だ。材料そのものが安い。その材料を基板に塗って製作できるためシリコン系ほど高温を必要する製造プロセスがなく安価だ。

 皿のような器にペロブスカイト太陽電池の材料を載せて高速で回す実験映像がある。回転するうちに材料が均一に広がり発光が始まる。照射された光に反応し て生み出された電子が発光した。電子を電気として取り出す配線を施しておくと発電する。この映像でも簡単に作れることがわかる。

 ペロブスカイト太陽電池はデビュー前でありながら、従来の太陽電池を変えるような研究成果が次々に公表されている。まさに「未完の大器」だ。宮坂教授は 実用化されると「シリコン系と競合しない」と話す。屋根の上や地面はシリコン系が使われ、ペロブスカイト太陽電池はシリコン系が苦手な場所に普及すると見 通す。

 例えば軽さを生かし、ビル壁面に貼り付ける太陽電池をつくれる。フィルムのような柔らかい基板にも塗布できるので曲げ伸ばし可能な太陽電池を製作して曲面にも取り付けができる。窓を太陽電池にすることも可能だ。

 現在でも「窓発電」はあるが、太陽電池に光が透過する切り込みを入れている。室内に光を届けられるが、切った部分は発電しないので無駄だ。ペロブスカイト太陽電池は色を薄くして半透明にもできるので、窓全体を発電に使える。自動車に塗ると車体を太陽電池にできる。

 課題は耐久性だ。有機材料を使うため高温に弱い。空気や湿気による劣化も進むため、適切な封止剤を見つけて密閉する必要がある。「劣化の原因はわかって いる。犯人の物質を他の物質に置き換えればよい」とするように、課題克服の道筋ははっきりしている。世界の研究者が競い合うように開発を加速させており、 実用化の日は近い。

 

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「差別はいらない 一緒に生きよう」と唱和し、買い物客や観光客でにぎわう沿道にアピールしました。

2015-11-23 | しんぶん赤旗

東京大行進

差別なく一緒に生きよう

 

 

写真

(写真)あらゆる差別をなくそうと訴える東京大行進の参加者=22日、東京・新宿

 人種や民族、セクシュアリティー、宗教などに関する全ての差別とヘイトスピーチ(差別扇動行為)に反対し、多様性ある民主主義社会を求めるデモ 「東京大行進2015」が22日、東京・新宿駅周辺で行われ、約2500人(主催者発表)が参加しました。主催はTOKYO NO HATE。今回で3回 目です。

 「差別のない世界を子どもたちに」などのメッセージボードを持った参加者は、さまざまな言語の歌や音楽に乗せて「差別はいらない 一緒に生きよう」と唱和し、買い物客や観光客でにぎわう沿道にアピールしました。

 「主権者として声を上げたい」と福島県から参加した高校3年生、まりあさんは「みんなが平等に生きるうえで差別があってはいけない」と話しました。

 生まれて2カ月の娘を連れた神奈川県茅ケ崎市の42歳と27歳の夫妻は「平和を感じられる場所に子どもを連れて来たかった」といいます。妻はバイセクシュアル(両性愛者)です。「LGBT(性的少数者)がいるのも普通のことだと知ってもらいたい」と訴えました。

 日本共産党から池内さおり衆院議員が参加しました。

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新基地にあらがう沖縄の民意は一層高まり、不屈の意思が強まることを安倍政権は自覚すべきだ。

2015-11-23 | 琉球新報より

<社説>苛烈な辺野古警備 市民の命危険にさらすな

 

名護市辺野古への新基地建設をめぐり、キャンプ・シュワブのゲート前や大浦湾の埋め立て予定海域で、抗議する市民の側にけが人が相次いでいる。
 まず、確認しておこう。
 今、全国で市民の非暴力の抵抗に対し、警察や海上保安庁の警備要員が連日投入されている現場は名護市辺野古と周辺海域しかない。新基地建設にあらがう市民社会の行動を、屈強な体力と装備を備えた要員が押さえ込み、危険にさらしている。
 沖縄の民意を一顧だにせず、10月29日に本体工事に着手した安倍政権の強硬姿勢が第1の要因だ。
 「弾圧」という言葉を用いても言い過ぎではあるまい。このままでは命に関わる重大事態が生じかねない。県警と海上保安庁は人権を侵害する行き過ぎた警備を即刻改め、現場から撤収すべきだ。
 4日に「鬼」「疾風」などのたけだけしい異名を冠された警視庁機動隊の精鋭部隊が投入されて以来、力ずくで市民の身体の自由を奪う警備が苛烈になっている。警視庁に触発されたのか、海保の海上での警備も乱暴さを増している。
 「海保拘束後に嘔吐(おうと)」「市民、骨折の可能性 機動隊に押され」「海保首絞め男性重傷」。19~21日の本紙朝刊の見出しを並べると、3日連続で身体的被害が生じる事案が起き、状況は悪化している。
 18日の大浦湾で、海上保安官に4人がかりで押さえ付けられた抗議船長の意識がもうろうとなり、搬送中の救急車内で嘔吐した。19日には作業車両前に立ちはだかった男性が機動隊員に押され、肋骨(ろっこつ)骨折の疑いがあるけがを負った。
 大浦湾の海上でカヌーに乗って抗議していた男性を拘束した海上保安官に首を絞められ、頸椎(けいつい)捻挫のけがを負ったのは20日だ。複数の目撃者に よると、首を絞めたとされる保安官は18日に抗議船長を拘束したメンバーの一人だ。冷静さを欠き、感情を荒立てて市民にぶつかる要員を統率できていないの ではないか。
 ゲート前に結集し、海上に出る市民は、主権者として理不尽な基地押し付けにあらがっている。選挙で示された民意を踏まえ、民主主義を体現する行動には正 当性がある。それを組み敷く過剰警備が続けば、新基地にあらがう沖縄の民意は一層高まり、不屈の意思が強まることを安倍政権は自覚すべきだ。

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在日米軍司令部も兼ねる第5空軍司令部の庁舎は、航空総隊庁舎と約80メートル離れて向かい

2015-11-21 | しんぶん赤旗

党国会議員団 空自横田基地を初調査

日米一体化の“最前線”

「瞬時に情報共有」 総隊副司令官説明

 

 

写真

(写真)横田基地内の航空総隊司令部庁舎前で担当者から説明を聞く日本共産党国会議員団のメンバー=20日、米軍横田基地内

 日本共産党国会議員団は20日、戦争法の強行成立を受けて、日米軍事一体化の最前線として強化されてきた米空軍横田基地(東京都福生市など)内 の、航空自衛隊航空総隊司令部へ調査に入りました。2006年の米軍再編計画に基づき、12年3月に空自府中基地(同府中市)から同司令部が移転して以 来、党議員団の視察は初めて。

 航空総隊は、戦闘機などの全国の空自の実動部隊を一元的に指揮・統制しています。横田基地には総隊司令部の移転と同時に、日米の「共同統合運用調整所」(BJOCC)が設置され、司令部機能の一体化が図られてきました。

 党議員団は、総隊司令部の概況や移転後の日米連携の実態などを聴き取りました。

 総隊の前原弘昭副司令官は、「(横田への移転で)米軍と情報共有がリアルタイムでできるようになった。フェイス・トゥー・フェイス(対面)で会議する頻度が非常に増えた」と語りました。

 また、前原氏は、総隊庁舎の地下にある「調整所」では「総隊司令部と米第5空軍司令部間の調整をする」と説明。陸海空の統合レベルの日米調整については、「(横田基地の)米軍側、もしくは市ケ谷(の防衛省)でやる」と述べました。

 在日米軍司令部も兼ねる第5空軍司令部の庁舎は、航空総隊庁舎と約80メートル離れて向かい合っており、地下ではつながっているとされます。

 両司令部前には、フランスのテロに弔意を示す半旗の米国旗が掲げられており、前原氏は「お互いどんなリズムで生活しているかを肌で感じることができる」と“同居”の利点を強調しました。

 党議員団は、宮本徹、池内さおり、塩川鉄也、赤嶺政賢各衆院議員、井上哲士、田村智子両参院議員の計6人。

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アーミテー ジ元米国務副長官ら元高官が相次いで辺野古新基地建設に疑問を呈している

2015-11-21 | 琉球新報より

普天間「県外に移せる」 モチヅキ、橋本氏、日本側に決断要求

普天間問題解決に辺野古ではない第三の道を探るよう提言したマイク・モチヅキ氏(右)と橋本晃和氏=18日、千代田区の日本記者クラブ

 【東京】普天間飛行場の移設先を名護市辺野古ではない第三の道を探るよう提言した「沖縄ソリューション」を発刊したマ イク・モチヅキ米ジョージ・ワシントン大学教授と橋本晃和桜美林大学大学院特任教授が18日、日本記者クラブで講演した。モチヅキ氏は米国内でアーミテー ジ元米国務副長官ら元高官が相次いで辺野古新基地建設に疑問を呈していることを挙げ「米国内では再検討の機は熟した。日本側が新たな案を出す時期だ」と述 べた。

 さらに普天間の部隊を県外の航空施設などに分散移転する案を紹介し「日本政府が検討して決断すれば、日米、沖縄3者に利益がある」と述べた。
 橋本氏は工期と費用がかかる辺野古埋め立ては「普天間の固定化を招くパラドックス(矛盾)だ」と述べ、10年以上の工期の間に大惨事が起きる危険性を指摘した。さらに県民の反対運動が高まり、撤去要求が嘉手納基地まで及べば日米安保最大の危機になると強調した。
 「普天間の航空部隊と海兵隊の地上部隊が近接する必要があり、県外移転はできないというのは神話だ。いずれ県民は埋め立てに同意するという東京の声は虚説だ。普天間は県外に移せる」と述べ、海兵隊移設計画を説明した。

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詳細な調査が必要になった場合、基地建設のスケジュールに影響が出る可能性がある。

2015-11-21 | NASA

辺野古新基地予定地の土器 文化財に来週にも認定 沖縄県教委

沖縄タイムス 11月21日(土)5時30分配信

 

 米軍の新基地建設が計画されている名護市辺野古の海辺で見つかった土器とみられる出土品について、県教育委員会は来週にも文化財認定する方向で調整に 入ったことが20日、分かった。県教委文化財課の職員が、週明けに現物を確認して最終判断する。発見場所近くでは、ことし2月に文化財「碇石(いかりい し)」も見つかっており、詳細な調査が必要になった場合、基地建設のスケジュールに影響が出る可能性がある。(鈴木実、伊禮由紀子)

 名護市教育委員会の作った出土品の資料を今週半ばに受け取った県教委文化財課が鑑定していた。人の手で作られた跡が確認されたことから、文化財保護法に基づいて正式に文化財認定する見通しだ。
 土器などが見つかった場所は、基地建設に伴う仮設岸壁や仮設道路の予定地にかかる。名護市教委が碇石の発見場所付近を調べている際、干潮時の砂浜や岩礁で数点を見つけた。
 出土品には石器らしきものも含まれる。土器と比べると判定が難しいため、文化財課は慎重に見極める方針だ。
 文化財が相次いで見つかっていることから、名護市教委は周辺一帯を遺跡として県教委に認定申請することも検討する。遺跡と認められれば、試掘調査や本調査で建設計画がずれ込む可能性がある。
 シュワブ内では、過去に遺跡や土器などが見つかる遺物散布地が過去に確認されている。中でも、思原(うむいばる)遺跡や大又(うふまた)遺跡は、貝塚時代後期のものとみられ、年代は2500~1500年前とされている。

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