八幡市ホームページより
11月30日、学習会の講師に行きました。講演内容に一部加筆しています。
いちからわかる朝鮮半島問題・・八幡市平和委員会、日朝協会全国代表理事 大橋 満と言うレジメで話を進めました。
はじめに
1、朝鮮を知ることは、日本をまるごと知ることです。
京都と朝鮮の関係。長岡京・平安京の造営は渡来人の秦氏一族が指導したこと、桓武天皇の母は百済人=宮内庁HP、伊勢神宮も朝鮮と深い関係・(上田正昭先生)枚方には、百済寺、仁徳天皇の子供のころのお師匠さんで、日本に千文字を伝えた王仁博士のお墓もある。などなど朝鮮は尊敬の対象だった。
ところが最近は、安倍首相が先頭に立って
2、韓国は国際的な約束を守らないと反朝鮮・反韓国ヘイトスピーチの先頭に立っている。
具体的には以下のとおりであるが、私の考えを述べ皆さんとご一緒に理解を深めたいと思います。
慰安婦問題(戦時性奴隷問題) 2015/12/28「日米の慰安婦合意」は時期がサード配置問題で 日韓の足並みを合わせるために アメリカが、朴・安倍に圧力をかけ合意させたが 2019/7/5 日本軍「慰安婦」の癒し財団の解散、文内閣が合意経過を調査、 ①米の介入、②関係者無視、③合意文書なし、国家間の約束と言えない、文政権の考えは、 朴・安倍合意はあったが、内容は実行できない。
徴用工裁判18/10/30新日鉄住金・11/30三菱重工業判決は民・民間裁判、 差し戻し裁判。前回は却下、新しい事実、併合支配強制連行という「不法行為」に対する慰謝料裁判、個人請求権がある。未払い賃金裁判でない。三権分立厳守、個人の人権を救済していくのが、現在の裁判のながれ
政府は、日韓基本条約で解決済みと言うが、国家の外交保護権を放棄した だけで、これまでも個人請求権はあると国会で関係大臣が答弁している。
韓国大法院の判決は、日韓条約の経過と個人請求権がある事を明確にしたすでに中国被害者補償・2016年には新日鉄が韓国人とも和解している。
2019/7/1半導体輸出規制・フッ化水素など 「慰安婦」「徴用工」の報復 8/2 輸出優遇国リスト日本が(ホワイト国)から韓国を外す。 8/12 韓国も日本を外す。
2019/8/22 韓国が日本との軍事情報包括保護協定(GSOMIA)の終了 安保問題に発展 韓国を信頼できないのなら仕方ない。 2016~2019/11/23失効? 情報交換は、17年19回、18年2回 朝鮮半島が平和になれば不必要なものである。
アメリカの要求で一時延期、韓国はいつでも破棄できる権利留保
不買運動は、旅行者が半減、国民が何か役に立ちたいと!自主的に参加、 話し合いで解決する以外に道はない! ところが安倍内閣は応じない
チョグク前法相問題・韓国の検察は、軍事政権時代の国民弾圧組織・KCIAとグルだった。強制捜査、夜間捜査・人権侵害、警察と!、被疑者を公表 検察改革で国民弾圧組織から国民の人権守る検察に変える。権限・組織
北朝鮮に対して、安倍首相は、金委員長と無条件で話し合いたいと言うが 制裁強化、在日朝鮮人への差別、教育補助打ち切り等、条件がない。
これらの問題の根底には、大日本帝国が大韓帝国を併合支配した事がある。
3、大日本帝国による大韓帝国「併合」は、合法か、非合法か?
明治元年(1868年)以来151年、西洋列強国の仲間入り目指す(加害責任)
1873年ごろから征韓論/74台湾侵略・75/韓国江華島事件、76/日韓修好条約
大韓帝国「併合」は、合法ではなかった。韓国の国内手続き無視!その証拠
1894/7~1895/4 日清戦争 詔勅・清国の野望から朝鮮の独立を守るため
1904/2~1905/9日露戦争 詔勅・韓国の安全と東洋永遠の平和のため
1904/8/22第一次日韓協約 韓国の財政と外交顧問に日本の推薦者をおく
1905/11/17第二次日韓協約 外交権を日本に譲渡、日本の保護国となった。
1907/7/24 第三次日韓協約 高級官吏は日本、軍隊解散、内政も日本の管理
不備な外交文書 反対運動に旧軍人が参加 激しい弾圧続く
1910/8/22大韓帝国を併合:当時の万国公法にも違反、(戒厳令下・条例)
日本の勅令・第318号で 国名を「朝鮮」とする。
1919/3/1日本から独立運動 中国上海で大韓民国臨時政府樹立(資料1)
大日本帝国は、朝鮮人を無権利状態にして戦争に駆り立てた。
4、朝鮮を世界大戦(アジアへの侵略)に総動員した。 皇民・臣民化政策、
神社と宮城遥拝、創氏改名、日本語強制、教育勅語、日の丸、君が代、 内鮮一体、強制労働、食料、産業、財産、徴兵制、「慰安婦」、最後は命まで
1923/9/1:関東大震災、直後大量殺害6千人政府資料、反乱を起こすとデマ
1925/2~1945/8/15 75681人が治安維持法での犠牲に! 朝鮮人も日本人
逮捕者を含めると数十万人(吉岡吉典講演より)、政府と軍隊の非人道性。
5、戦後南北に分断された経過について、→日本の占領支配にも責任がある。
米軍・国連が弾圧に参加、反共の砦とするため革新的人士を弾圧、 朝鮮の自主的建国を弾圧、米軍が不承認
1945/9/6 朝鮮民主共和国宣言・朝鮮人の力で南北統一国家を旗揚げした。
1948/8/15 大韓民国建国、南単独選挙、済州島民ボイコット4/3事件(大弾圧)
1948/9/9 朝鮮民主主義人民共和国建国 単独選挙 金日成首相
1950.6、 朝鮮戦争北から、憲法首都ソウル・南北どちらにも戦争の動機、 死者400万人?・離散家族1000万人、全人口南北で当時7000万人
*1951/9/8 日米安保条約調印 *10/2日韓会談予備交渉開始(65年まで)
1953/7/27 休戦協定:調印北朝鮮・中国義勇軍・国連(米軍)韓国不参加
1953年10月1日 米韓軍事同盟締結、 米国のアジア支配政策
1964/ トンキン湾事件以後,米国がベトナム戦争に参加
1965/7/12 朴ベトナム派兵提案、韓国国会8/13派兵批准、9,10月1万5千
1965年から1972年にかけて増派~1975迄45万人 (米、76/1不換紙幣)
米国はその見返りとして、韓国が導入した外資40億ドルの半分である20億ドルを直接負担し、その他の負担分も斡旋し、日本からは11億ドル、西ドイツなどの西欧諸国からは10億3千万ドル調達した。また、戦争に関わった韓国軍人、技術者、建設者、用役軍納などの貿易外特需(7億4千万ドル)や軍事援助(1960年代後半の5年間で17億ドル)により韓国は漢江の奇跡と呼ばれる高度成長を果たした。71/8ニクソン(兌換止め)
日本政府は、日本の援助で「漢江の奇跡」を実現と言うのは事実に反する。アメリカのベトナム戦争協力金と言うのが真相である。
この間に結ばれた軍事同盟が、日韓条約。
1965年6月22日 日韓基本条約・締結、米国の圧力 朝鮮半島唯一国家
日韓協力してベトナム戦争に参戦(日本後方)(資料2)
6、朝鮮民主主義人民共和国はどんな国か、人口約2600万人? 核保有国
1991年国連南北同時加盟賛成・162か国と国交、日本・世界で唯一国交なし
軍事費は?年6千億円、戦争続行不可能、予算の15.9% 米は70兆円、 戦争できる状況にない。なぜミサイル開発するのか? 米と対等に交渉
日本との関係「日朝平壌宣言」国交正常化、にたちもどるべきだ。(資料3)
7、2018年の大転換、4/27 南北朝鮮首脳会議から 6/12米朝会談へ
なぜ南北のトップは統一を強調するのか?
*韓国憲法第66条3・大統領は祖国の平和的統一のために誠実な義務を負う。
*北朝鮮憲法第9条・・自主、平和統一、民族大団結の原則にもとづいて祖国の統一を実現するためにたたかう。
平和の激動をつくりだした根本の力は、戦争に反対し、平和を希求する各国民衆の力。 韓国=文在寅大統領を当選させた、ローソク革命。弾劾・選挙。 2017/5/10 文在寅大統領、二度と失敗しない。国内・南北対話・国際問題
2018/1/1 金正恩年頭の辞→冬季オリンピック参加、合同チームへ
2018/4/27 南北朝鮮首脳会談(文在寅大統領と金正恩委員長)板門店宣言
民族自決権 3・1の精神 (資料4)
2018/6/12 米朝首脳会談(トランプ氏と金正恩氏)シンガポール会談声明(資料5)
2018/9/19 平壌共同宣言・南北首脳 軍事分野合意書 (資料6)
韓国も朝鮮も大きく変わった。 戦争しない、国民の暮らし向上、南北
統一は、事業から。国際的な地位 アメリカとの同盟にも変化・ 軍事、
南北間で協調 外交・中国とも積極的 韓国内政・文大統領支持国民の
考え民生重視を!「ローソク」の力、まだ韓国内の反動勢力は根強い(資料7)
2019/2/27・28 第二回米朝首脳会談 ベトナムハノイ 決裂
2019/6/30 第三回米朝首脳会談 板門店 軍事境界線でセレモニー
2019/10/5・6 第四回首脳会談準備中・スウエーデン・ストックホルム トランプ氏と金正恩氏の約束、朝鮮戦争終結と規制緩和非核化どこまで
継続中、その見通しは明るい。
おわりに
日本・韓国・朝鮮・中国人民は、アジアの平和のためにともに闘う友人
日朝首脳会談、日朝国交正常化、非核・北東アジア平和構築、
38度線を平和ラインに、休戦協定を平和協定に。アメリカの態度?
高校無償化制度の確立・民族教育支援は国連憲章・子どもの権利条約守れ! 在日外国人の人々の要求実現・国際社会・グローバル化、日本人の問題
核兵器禁止条約署名する政府の実現。賛同署名!憲法改悪反対3千万署名
野党共闘!引き続き重要、安倍政権打倒! 日米安保体制打破
沖縄・高知の経験 京都市長選挙勝利へ
マスコミ反朝鮮・韓国宣伝は、官邸・CIA・脱北者・右寄りの解説者など
以上で私の話を終わります。