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大橋みつるの平和ト-ク・・世直しご一緒に!

世界の変化を見ながら世直し提言
朝鮮・韓国・中国・ロシアとの友好促進
日本語版新聞紹介

学校でのいじめは、ここ数年多発する傾向にあり、重大な社会問題となっている。

2016-05-31 | 人民網日本語版

小中学生の約3割、「学校で時々いじめられる」

人民網日本語版 2016年05月30日14:20
 

学校でのいじめは、ここ数年多発する傾向にあり、重大な社会問題となっている。中国青少年研究センターが2015年、国内十省・市の小中学生5864人を 対象に実施した調査によると、「学校で時々いじめられる」と答えた生徒は全体の32.5%に上った。国務院教育監督指導委員会事務室はこのほど通知を発 表、全国各地の小・中学校に対し、生徒同士の間で身体・言葉・インターネットなどの方法を用い、悪意あるいじめや屈辱を与える行為をする、あるいは怪我を させるといった校内いじめに関する特別対策を行うよう求めた。人民日報が報じた。

○少しのサインも見逃さず、注意深く観察する

小紅さんは、遼寧省凌源市にある小学校に通う5年生だ。小紅さんの母親は、少し前から、子供の口数が少なくなり、学校の成績もかなり落ちていることに気が ついた。本人に問い詰めたところ、小紅さんは、「うちが商売をやっていることを知っている数人のクラスメートが、店から商品をもってこいと要求してきた。 品物を持っていかないと、放課後、そのことを彼らに責め立てられ、たいてい殴られた」と告白した。「家では自分が店の商品をもっていくことが私に見つかる のではないかとびくびくし、学校では物をもっていかないとクラスメートに罵られ、殴られる。子供は、憂うつな毎日を送っている」と母親は話した。

安徽省合肥市黄山路小学校の教員葛莉莉氏は、「子供の口数が突然少なくなるのは、重要なサインであることが多い。子供が言葉で罵られる、あるいは身体を傷 つけられた時、一番ダメージを受けるのは本人の自尊心で、同時に気分も非常に落ち込む。また、身体に傷跡が残る、個人の持ち物がなくなる、学校の成績が急 降下する、子供が学校へ行きたがらないなどの現象も、学校でいじめに遭っているサインと考えて間違いない」と指摘した。

○子供の心を軽視してはならない

遼寧省建平県の高校に通う呉洋さんは、「学校の教師が重要視するのは成績だけで、両親は金儲けに夢中、一部のクラスメートは、たいてい何もすることがな く、徒党を組んでけんか騒ぎを起こすばかりだ。周囲のクラスメートは、さまざまな暴力的なゲームや映画・小説の世界に没頭しており、クラスメートの間で ちょっとした諍いが起これば、たいてい暴力的な騒動に発展してしまう」と話した。

渤海大学の朱成科・教授は、「学校でのいじめは、いじめの当事者双方、さらには傍観者までもが、全員被害者だ。身体的な怪我だけではなく、若者の心の中に も、消し去ることが難しい大きな影が残る。また、校内いじめの加害者の多くは、『問題家庭』の『問題児』である点も見逃せない。保護者に対する教育と保護 者が自ら学ぶことが、『問題児』が誕生する芽を摘む重要プロセスのひとつである」と指摘。遼寧省鉄嶺市第三中学校の郭蕾・校長は、「学校と家庭が『成績だ けを重視』して、その他を軽視することと、義務教育段階においてメンタルヘルスを専門とする教員が不足していることも、重要な原因となっている」との見方 を示した。

○各方面の力を結集すべき

校内いじめや校内暴力事件が何度も繰り返し起こるに伴い、社会の各界はその深刻さを認識するようになり、「もはやただごとでは済まされない」状況となって いる。校内いじめの発生を防止することは、1つの体系的な作業であり、多方面・多分野が心を一つにして協力しなければならない。

校内いじめの根っこは心の奥深くにあり、責任の所在は家庭・学校・社会にある。したがって、校内暴力を撲滅し、校内いじめを一掃するためには、教育の役割 を存分に発揮させなければならない。昔から、一部の学校や保護者は、「点数重視・素養軽視」「管理規制過剰・教育不足」に傾き、生徒のメンタル教育を疎か にする傾向があった。青少年は、智能面では非常に強い柔軟性を備えていることから、操作可能な規則教育や行動教育を通じ、言葉や行動で手本を示し、彼らが 「超えてはいけない一線」に対する意識を培い、健全な人格を形成するよう手助けしなければならない。このため、立法化を通じて校内暴力行為に対する予防と 懲罰制度を強化し、保護者や学校の安全教育・管理・防犯責任をいっそう明確にする必要がある。

現在、多くの地域では、義務教育段階におけるメンタルヘルス専門教師の配置を強化し、青少年のメンタルヘルス教育の強化に取り組んでいる。また、社会の各 種予防研究機関、公益組織、専門家も巻き込み、完備された校内暴力・いじめの予防コントロール体制を一日も早く確立することが求められている。(編集 KM)

「人民網日本語版」2016年5月30日

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6月例会 向日市文化史料館見学会、 5日(日)9時45分、向日市文化資料館集合です。

2016-05-30 | 東アジアの文化と歴史を学ぶ会

大至急連絡

6月例会 向日市文化史料館見学会、

6月5日(日)9時45分、向日市文化資料館集合です。

「長岡京」発掘からその全貌、市内のどこにどんな遺跡があるのか、などをまなびます。

 

7月以降の例会は、埋蔵文化財センタ-主催の講演会に参加します。

理 由:運営委員会で、「京都と秦氏」について、どのように取り組めばよいかと思考錯誤しておりましたところ、7月から12月まで、向日市埋蔵文化財センター の連続講座が、私たちが取り組もうとしていた内容をより充実したものなので、センターの催しに参加しようということになりました。

 

向日市埋蔵文化財センター平成28年度普及事業スケジュール  参考資料

市民考古学講座「山背秦氏と長岡・平安京」

 開催日:毎月第三土曜日、14:00~16:00

 会 場:文化資料館研修室

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

第一回 7月16日(土)14:00~16:00 梅本康弘

 古墳築造動向からみた秦氏の勢力伸張過程

 会 場:文化資料館研修室


第二回 9月17日(土)14:00~16:00 梅本康弘

 寺院造営動向からみた秦氏の性格

  会 場:文化資料館研修室

 

第三回 10月15日(土)14:00~16:00 中塚 良

  「秦氏時代」における京都盆地の自然と人間活動

   会 場:文化資料館研修室

 

第四回 10月29日(土)時間未定  

現地見学会 中塚 良  梅本康弘

  「山背秦氏の足跡をたずねて~嵯峨野・松尾~」

 

第五回 11月20日(土)14:00~16:00 場所未定

  東アジアの宮都からみた長岡京1~百済王宮~  中島信親

 

第六回 12月17日(土)14:00~16:00 場所未定

東アジアの宮都からみた長岡京2~唐長王宮~  中島信親

 

講演会

11月の日曜祝日 イオンホール

 秦氏とはなにか(仮題)井上満郎氏(京都産業大学名誉教授)予定

 

 

向日市広報やポスター・ちらし(公共施設)は、6月1日からです。チラシの下段に申込書が付いています。

15日からハガキ・faxでの申し込みが始まります。

先着順に80人まで受付されて、後日自宅にハガキで受講票が送られてきます。各自申し込んでください。

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「下方リスクが高まってきている」との認識を表明しました。・・たくさん費用を使ってこんな確認?

2016-05-28 | 世界の変化はすすむ

世界経済「下方リスク」

サミット閉幕 首脳宣言を採択

 

 

 三重県志摩市で開かれていた主要7カ国(G7)首脳会議(伊勢志摩サミット)は27日、首脳宣言と6本の付属文書を採択して閉幕しました。世界経済について宣言は「下方リスクが高まってきている」との認識を表明しました。

 危機を回避するため「全ての政策対応を行う」とし、財政出動、金融政策、構造改革の「3本の矢のアプローチ」を提唱しましたが、「各国の状況に配慮」すると明記し、具体策は各国に委ねました。

 宣言には、タックスヘイブン(租税回避地)を利用した税逃れ対策が盛り込まれたものの、これまで経済協力開発機構(OECD)と主要20カ国・地 域(G20)が決めた対策を追認しただけでした。多国籍企業や富裕層に甘く、税逃れの不利益をこうむる人々の側に立った内容とはなりませんでした。

 南シナ海、東シナ海における中国の動向については、名指しを避けつつ「懸念」を表明。海洋安全保障では「国際法に基づき主張を行い、力や威圧を用いず、司法手続きを含む平和的手段を追求する」としました。

 北朝鮮の核・ミサイル開発については「最も強い表現で非難する」とし、国連安全保障理事会の決議や2005年の6カ国協議共同声明の履行を要求しました。

 宣言はまた、原発について「ベースロード電源」と規定し、固執する姿勢を示しました。

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黄明委員長:文科省通知に反対し、朝鮮学校の補助金を守っていく意思表明に謝意を表した。

2016-05-27 | 日本と韓国・朝鮮・中国との友好

“朝鮮学校、超党派で守っていく”/日朝友好都議連第14回総会

日朝友好促進東京都議員連絡会第14回総会が23日、東京・新宿の叙々苑游玄亭で行われた。過去最大人数となる都議、区議54人のほか、総聯東京都および西東京本部委員長、都内の総聯支部委員長など関係者らが参加した。

主催者を代表してあいさつした同会代表世話人の芦沢一明・渋谷区議は、対朝鮮「制裁」の復活・強化はもとより「3.29文科省通知」に対していっそ うの危機感を表しながら、通知を受け同会で取り組んだ補助金維持を促す行政への要請行動について述べたうえで、地域住民と手をたずさえて超党派で朝鮮学校 を守り続けていくと思いを語った。

日朝友好都議連総会のようす

日朝友好都議連総会のようす

 

来賓あいさつに立った総聯東京都本部・黄明委員長は、同会をはじめとする日本の人々が地域に根づく日朝友好の固い絆に基いて、文科省通知に反対し、朝鮮学校の補助金を守っていく意思を表明したことについて謝意を表した。

続いて、朝鮮対外文化連絡協会のメッセージが紹介された。

活動報告、会計報告に続き、活動方針が示された。同会では今後、▼日朝関係改善、国交正常化のための対政府要請、世論喚起▼朝鮮学校支援▼第9次訪朝団の派遣▼勉強会や講演会の企画―などに取り組んでいくとしている。

また総会では、「在日特権を許さない市民の会」(在特会)による京都朝鮮第1初級学校(当時)に対する襲撃事件の体験者の成長を追ったNHKドキュ メンタリー「傷つけられた子どもたちは今~ヘイトスピーチから6年」が上映された後、「高校無償化」裁判東京弁護団の伊藤朝日太郎弁護士が講演を行った。

伊藤朝日太郎弁護士

伊藤朝日太郎弁護士

伊藤弁護士は、「無償化」裁判の現状について、広島における裁判では裁判所が原告側の証拠申請をことごとく却下したことから年内の判決が予想される としたうえで、東京の裁判は原告と国の双方の主張が出尽くしたが証人申請の段階には至っていないと報告した。伊藤弁護士は、「無償化」からの朝鮮学校排除 のみならず、政府が地方自治体の補助金まで削らせようとするなか、こうした流れを地方自治体で巻き返していかなければならないとし、「裁判での国の反論に 見られるような偏見に基づいた朝鮮学校差別、まさに他者の間化が社会に広まっている。朝鮮学校を支援する運動、地域交流の広がりこそが、政府による非 人間化に抗し、『無償化』問題に勝利する道である」と述べた。

総会後、懇親会が行われ、参加者たちは焼き肉に舌鼓を打ちながら、地域における活動について語り合い、地域レベルで朝鮮学校を守っていく思いを共通した。

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大統領に地位協定改定は求めなかった。翁長雄志知事が求めたオバマ 氏との面談にも触れなかった。

2016-05-26 | アメリカの反応

4000人、基地なき島訴え 嘉手納ゲート県民集会

犠牲者の冥福を祈って黙とうをささげる緊急県民集会の参加者ら=25日午後2時すぎ、北谷町の米空軍嘉手納基地第1ゲート前(諸見里真利撮影)

 米軍属女性死体遺棄事件に抗議する「元米兵による残虐な蛮行糾弾! 犠牲者を追悼し米軍の撤退を求める緊急県民集会」 (辺野古新基地を造らせないオール沖縄会議主催)が25日、北谷町の米空軍嘉手納基地第1ゲート(通称・砂辺ゲート)前で開かれた。平日の日中にもかかわ らず約4千人(主催者発表)が参加し、沖縄からの基地撤去などを訴えた。

 集会の冒頭、犠牲者の冥福を祈って参加者全員で黙とうをささげた。参加者は(1)米軍基地の大幅な整理縮小(2)日米地位協定の抜本的な改定 (3)普天間飛行場の閉鎖・撤去(4)オスプレイの配備の撤回(5)辺野古新基地建設断念-を日米両政府へ求める抗議決議を拍手で採択した。
 主催者を代表してオール沖縄会議の稲嶺進共同代表(名護市長)は「忌まわしい事件が起こらない沖縄を勝ち取るため、力を合わせよう」と県民に呼び掛けた。
 若者グループのSEALDs RYUKYU(シールズ琉球)の玉城愛さん(21)は「なぜ私たちの命は軽視されなければならないのか。基地は要らないという声を世界に広げていこう」と訴えた。
 県選出衆院議員の照屋寛徳氏、赤嶺政賢氏、玉城デニー氏、仲里利信氏をはじめ県議も登壇した。

 

オバマ氏、女性遺棄事件謝罪せず 地位協定改定も否定

 【三重県で仲村良太】安倍晋三首相は25日夜、オバマ米大統領と三重県志摩市で会談し、共同記者会見に臨んだ。沖縄県 内で起きた米軍属による女性死体遺棄事件についてオバマ氏は被害女性に対する遺憾の意を表したが、謝罪はしなかった。「再発防止にできることは全てやる」 と述べたが、具体的な対策は示さなかった。日米地位協定改定について「日本の司法制度の下で正義の追及を阻むものではない」と述べ、改定の意思がないこと を示した。安倍首相は「地位協定は一つ一つの問題を改善し、結果を積み上げる」と述べ、大統領に地位協定改定は求めなかった。翁長雄志知事が求めたオバマ 氏との面談にも触れなかった。

 会談では安倍首相が事件について「断固抗議」し、米国に実効的な再発防止を求めた。
 オバマ氏は「お悔やみと遺憾の意を表する」とし、「米軍関係者が行った非常に暴力的な犯罪にがくぜんとしている。ショックを受けている。言い訳ができない」と述べた。
 容疑者に対しては「日本の捜査に全面的に協力している。日本の司法制度の下で裁かれるべきだ」とした。
 日米地位協定については現協定下で適切な法的責任の追及がなされるとし、改定の必要性がないことを強調した。
 在沖米軍基地の撤去や整理縮小などへの言及もなかった。
 県内で米軍基地に対する反発が高まっていることについて安倍首相は「失われた信頼の回復は困難だが、日米が協力して沖縄の基地負担軽減に全力を尽くすことで一致した」と述べた。
 首脳会談は26日に開幕する主要国首脳会議(伊勢志摩サミット)に合わせて、当初は26日午前の開催が見込まれていたが、県内での反基地感情のうねりが高まっている現状を踏まえ、首脳レベルで迅速に対応する必要があるとして、オバマ氏の来日直後に設定された。

 

翁長知事、日米首脳会談に失望感 「中身まったく無い」

沖縄タイムス 5月26日(木)0時36分配信

 翁長雄志知事は25日夜、日米首脳会談で日米地位協定の改定に言及がなかったことに「大変、残念だ」と述べた。両首脳の共同記者会見には「中身がまったく無い。運用改善では限界があることは明らかだ」と強い失望感を示した。沖縄県庁で記者団の質問に答えた。
 その上で「これだけの負担があり、事件がある。再発防止と言っても、何も変わらない。地位協定に触らないことは、とても理解できない」と批判。日米安保体制を「砂上の楼閣に乗っている」と表現した。
 また「首相は日本国民という言葉を使い、生命と財産を守ると述べたが、日本の中に沖縄が入っているのか疑問に思う」と述べ、沖縄に寄り添う姿勢が欠如しているとの認識を示した。
 首相が米軍再編を進める発言をしたことには「これまでの発言に修飾語を増やして丁寧に説明しているが、中身はまったく変わらない」と批判した。

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ファンデアベレン氏は50・3%を得票。49・7%ホーファー氏との得票差は、わずか1万 6000票。

2016-05-25 | 世界の変化はすすむ

オーストリア大統領選 左派候補が勝利

大接戦 極右阻む

 

 

 【パリ=島崎桂】22日投票のオーストリア大統領選(任期6年)第2回投票で23日、左派・緑の党のファンデアベレン前党首(72)の勝利が確定 しました。「反難民」を掲げる極右・オーストリア自由党(FPO)のホーファー国民議会(下院)第3議長(45)との大接戦を制し、欧州連合(EU)初と なる極右政党出身の大統領誕生を阻みました。環境政党出身の大統領はEU初で、7月8日に就任する見通し。


 22日の開票作業では、ホーファー氏が約52%、ファンデアベレン氏が約48%を得票。23日に開票された約90万票(有権者の約14%)の郵送 票が勝敗を左右しました。同国内務省の発表によると、ファンデアベレン氏は50・3%を得票。49・7%を得たホーファー氏との得票差は、わずか1万 6000票余りでした。

 選挙戦でホーファー氏は、欧州に流入する難民や、各国への難民割り当てを決めたEUを批判。対するファンデアベレン氏は、難民保護や「多様で開かれた社会」の実現を求めたほか、「ナショナリズムの狂気は国家を破壊する」として反極右勢力の結集を呼び掛けました。

 4月24日の第1回投票で落選した2大政党、社会民主党と国民党は、公式な態度表明は見送ったものの、多くの党幹部がファンデアベレン氏を支持。72・7%に達した投票率も同氏への追い風となりました。

 欧州では昨年来、難民流入阻止や反難民を掲げる政党が支持を伸ばしています。各国で2大政党を構成する中道右派、中道左派政党の退潮傾向も続いており、今回の選挙は欧州各国が注目していました。

 22日に仏テレビTF1に出演したサルコジ前仏大統領は、オーストリアでの2大政党の後退に触れ、「(中道)右派も左派も存在しない場合、極右が 利益を得る」と指摘。近年支持を伸ばす仏極右・国民戦線(FN)を念頭に、「オーストリアで起きていることは、フランスでも起こり得る」との見方を示しま した。

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カイロ宣言とポツダム宣言の精神に基づき、中国政府は西沙諸島、南沙諸島の接収と主権回復

2016-05-24 | 人民網日本語版

中国が南中国海諸島の主権を有する歴史的事実は議論の余地がない

人民網日本語版 2016年05月24日13:36
 

早くも2000年以上前の秦・漢時代から中国人はすでに南中国海で航行と生産活動を開始し、南中国海諸島を最初に発見しただけでなく、南中国海に対して初 歩的な認識を持っていた。隋・唐時代にはそれぞれ七洲洋、珊瑚洲、焦石山、象石などの呼称で南中国海の海域または島・礁を指した。呼称は全てが同じという わけではないが、南中国海での活動の増加に伴い、南中国海に対する認識が次第に深まり、かつ具体化へと向かったことを示している。南中国海諸島に対する中 国の政権による管轄は唐・宋から次第に始まった。「水師」設立、海防範囲への組み入れは、中国の政権にとって南中国海に対する管轄権を実施する重要な方法だった。(文:李国強・中国社会科学院中国辺彊研究所研究員)

明・清時代、南中国海諸島の経営・開発と管轄に一層の発展があった。現在数10種の写本が残る貴重な文献『更路簿』は、中国の漁師が海南文昌清瀾港、瓊海 潭門港などから出航して、西沙(英語名パラセル)海域、南沙(英語名スプラトリー)海域へ向かったことの真実の記録だ。操業作業線約200本、漁師が西沙 と南沙の島・礁に命名した地名約120を記録しており、中国人の経営・開発の範囲が現在の南沙諸島の主要な島・礁と海域に完全に及び、西沙海域、南沙海域 が中国人が世々代々操業・経営してきた伝統的漁場であることを十分に物語っており、南中国海で中国が有する歴史的権利を示すのに十分だ。

中華民国の時期、中国政府は南中国海諸島の名称を決定した。1934年に内政部(内政省)水陸地図審査委員会は「わが国の南中国海諸島各島嶼の中英地名対 照表」を発表し、132の島・礁などの名称を列挙した。1935年4月から1948年までに中国国内で刊行された各種地図のうち、少なくとも60点が南中 国海諸島を完全に表記している。水陸地図審査委員会による南中国海諸島の名称、地図の審査と発表は、中国政府が南中国海諸島に対して実施した有効な管轄 だ。

抗日戦争勝利後、カイロ宣言とポツダム宣言の精神に基づき、中国政府は西沙諸島、南沙諸島の接収と主権回復を決定した。1947年2月28日、国民政府は 西沙諸島、中沙諸島、南沙諸島接収完了の官報を発表。その後、南中国海諸島及びその附属各島・嶼・浅瀬・砂州の名称を改めて審査の上決定し、12月1日に 計167の島・礁・浅瀬・砂州の「南中国海諸島新旧地名対照表」を発表した。1948年2月に内政部は『中華民国行政区域図』を発表。その附図『南中国海 諸島位置図』は南中国海諸島の名称と南中国海の11本の断続線を明確に表示している。

新中国成立後、南中国海諸島に対する中国の主権・管轄は全く新たな時代に入った。中国政府は国際法の与える権利と義務に基づき、主権と管轄権を合法的に履 行した。1951年8月15日、当時の周恩来外交部長(外相)は『英美の対日平和条約草案及びサンフランシスコ会議に関する声明』で、西沙諸島、南沙諸島 がかねてより中国領であり、中国が主権を有することを厳粛に指摘した。その後、外国による南中国海諸島の侵犯に対して、中国は繰り返し声明を発表し、南中 国海諸島及びその周辺海域で主権を有するとの立場を重ねて表明した。

また、外国の資料多数は南中国海諸島の主権が中国に属することを示している。例えば1933年9月にフランスで出版された雑誌『LE MONDE COLONIAL ILLUSTRE』は1930年にフランスの砲艦が南沙諸島を測量した際、複数の島で中国人および中国人の建設した茅屋、井戸、神座を見つけたことを記し ている。

数多くの歴史的事実は、中国が南中国海諸島の主権を有することは中国人が世々代々最も早く発見し、最も早く命名し、最も早く開発利用し、経営してきたこ と、および中国政府の絶えることのない行政管轄を基に確立されたことを物語っている。中国が南中国海諸島及びその周辺海域の主権及び権利を有する歴史的事 実は確実なものであり、歴史的脈絡ははっきりしたものであり、歴史的根拠は十分なものであり、歴史的地位は合法的なものだ。中国は終始南中国海諸島の真の 唯一の主だ。南沙、黄岩島(スカボロー礁)に対するフィリピンのいわゆる領有権主張には歴史的、法的根拠がなく、南中国海における中国の主権地位をみじん も揺るがすことはできない。(編集NA)

「人民網日本語版」2016年5月24日

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オバマ大統領に手紙を送った韓国原爆2世患友会のハン・ ジョンスン名誉会長は、私のメルトモです。

2016-05-23 | 韓国あれこれ・・・

韓国原爆被害者2世がオバマ大統領に宛てた手紙

登録 : 2016.05.23 00:28 修正 : 2016.05.23 07:13

「受け継がれる被爆」の終わりなき苦しみをご存じですか?

27日の広島訪問を控えたオバマ大統領宛に書いた手紙(写真)を、韓国原爆2世患友会のハン・ ジョンスン名誉会長(57)が本紙に送ってきた。ハン会長は1945年8月、広島で被爆した親から受け継いだ被爆後遺症で苦しんでいる。彼女は韓国人原爆 被害者への関心と、原爆の被害者がこれ以上生まれないようにしてほしいとオバマ大統領に訴えた。

 

本紙に届いた韓国原爆2世患友会のハン・ジョンスン名誉会長がオバマ大統領に宛てた手紙//ハンギョレ新聞社

 敬愛するオバマ大統領

 

 私は韓国に住んでいるハン・ジョンスン(57)と申します。オバマ大統領が27日、広島を訪問するというニュースを聞き、この世に生まれた瞬間から、被 害者として生きて行くことを余儀なくされている韓国原爆被害者2世の切ない事情をお伝えしたい思い、この手紙を書いております。

 

 私の親は1945年8月6日、広島で被爆した原爆犠牲者であり、私は親から受け継いだ被爆の後遺症に苦しんでいる原爆被害者2世です。原子爆弾が爆発し た当時、我が家には祖父、祖母、父、母、父の兄弟7人、姉、弟など、13人の大家族が暮らしていました。母は妊娠中でした。幸い家族は命だけはとりとめま したが、やけどを負うなど全員大ケガをしました。

 

 解放を迎え、父は家族全員を率いて韓国に帰りました。母は帰国直後に出産しましたが、原因不明の病気で赤ちゃんは生まれてすぐ亡くなりました。以後、母 はさらに6人兄弟をもうけました。父は1979年に亡くなるまで、心臓病を患っていました。兄は30代前半に脳卒中で亡くなり、一番上の姉も30代前半に 病名も特定されないまま、突然亡くなりました。 8人兄弟の7番目だった私は幼い頃から体が多く、中学校に入ると、両脚に痛みを感じるようになりました。様々な種類の治療を受けましたが、あまり効果がな く、原因も見つかりませんでした。中学校を卒業してから大邱(テグ)で就職することになったのですが、足の痛みのため、仕事に出ては休むことを繰り返しま した。

 

陜川原爆被害者福祉会館近くの慰霊閣には1057位の原爆犠牲者の位牌が奉られている。2015年8月6日、原爆被害者のお年寄りが位牌を見つめている=チャン・ソンハ氏提供//ハンギョレ新聞社

兄と姉、30代で他界 
自分も幼い頃から病弱 
脚の痛みで人工関節 
息子も脳性麻痺で生まれ 
被爆者の子供たちの苦しみに耳を傾けていただきたい

 

 24歳で結婚して翌年に息子を出産しましたが、子供は生まれた時から脳性麻痺の障害を持っていました。晴天の霹靂でした。健康はますます悪化していくの に、子供が先天性の障害を持っているなんて…。姑の冷たい視線と無視する夫。息すらできないほどの苦しみが押し寄せてきました。苦しい時間を耐えながら、 第2子を出産したが、幸いにも健康な子供が生まれました。

 

 時間が経つにつれ、上の子の手足は曲がり、固まり始めました。痛む脚を引きずって子供をおぶり、病院を転々としながら治療を受けましたが、なかなかよく なりませんでした。私も立ち上がれないほどの痛みで、病院を受診したところ、大腿部無血性壊死症の判定を受けました。人工関節を入れる手術以外には方法が ないと言われました。当時家の経済事情では到底手術費を払えず、実家の兄弟たちが用意してくれました。手術を受けて2カ月ほど経つと、再び歩けるようにな りました。しかし、すでに生活は苦しくなり、夫の心も離れた後でした。姑も「病気の息子を生んでおいて、今度は自分の病気で家族を苦しめるのか」と私を責 め続けました。結局、離婚して夫と別れました。

 

 しばらくして3番目の姉も大腿部無血性壊死症で人工関節を入れる手術を受けました。他の兄弟たちも、心筋梗塞や肩関節の手術などを受けました。

 

 そうした中、2002年、原爆被害者の子供たちが親から受け継いだ被爆の後遺症で苦しんでいるというテレビ番組を偶然目にしました。原爆被害者の子供た ちが韓国原爆2世患友会という会を結成し、慶尚南道陜川(ハプチョン)原爆被害者福祉会館に集まっているということを知り、そこを訪ねました。

 

 夏なのに長袖のジャンパーを着て、首にタオルまで巻いた男性が、咳をしながら資料を配っていました。彼は「釜山(プサン)に住むキム・ヒョンリュルさん です。母が原爆被害者で、私は肺機能が一般人の20~30%に過ぎず、しょっちゅう肺炎になりながら、かろうじて生きています」と自己紹介しました。

 

2世、3世を襲った後遺症、日本もアメリカも韓国も無視 
長年の脚の痛みに人工関節
息子も脳性麻痺で生まれたが
「医学的証明できない」と被爆被害認めてもらえず
 

 

 自分よりも大変な人がいることを、その時初めて知りました。自分の苦しみが被爆の後遺症であることも知りました。この問題を解決するためにキム・ヒョン リュルさんと共に活動しようと心に決めました。しかし、それもつかの間、キム・ヒョンリュルさんは2005年に35歳の若さでこの世を去りました。私と同 じ病名で手術を受けたチョン・スクヒさんが後を継いで原爆2世患友会会長を務めることになり、私は総務を務めました。

 

 3年後、チョン・スクヒ会長の健康が悪化し、外部活動が難しくなったため、私が第3代会長を務めることになりました。原爆2世患友会を維持させながら、 生活のためにサウナやモーテルの清掃など、仕事を選ばずどこででも働きました。結局、心身ともに疲れ、再び受診したところ、高血圧やうつ病、神経障害によ る不眠症、近弛緩症、めまい、胃腸の異常など、あらゆる病名の診断を受けました。

 

 病院に入院している間、一文無しの私がこれからどう生きていくべきなのか、ずっと悩んでいました。その後、横のベッドで患者の世話を見ていた看病師が暖 かい手を差し伸べてくれました。だから、私も病気に苦しむ人たちを助けたいと思い、資格を取って看病師になりました。今では、患者の世話をしながら、彼ら を通じて自分も癒されています。

 

 

体が不自由で移動が困難な原爆被害1世たちが21日午前、慶尚南道陜川郡の原爆被害者福祉会館の窓の外を眺めている=陜川/キム・ボンギュ先任記者//ハンギョレ新聞社

原爆投下から71年 
病気の体で生きて行くにはあまりにも長い時間 
2世、3世の苦しみに耳を傾けてもらいたい

 

 私が経験した苦しみは、原爆2世患友会の他のメンバーたちに比べれば、平凡なものに過ぎません。初代会長だったキム・ヒョンリュルさんは、先天性免疫グ ロブリン欠乏症という難病で命を失い、第2代会長を務めたチョン・スクヒさんは人工関節を入れた手術部位が完全に治っておらず、まだまともに歩けません。 チョン・チャシ副会長の場合は、本人には特別な後遺症が現れませんでしたが、娘さんがダウン症候群を患っています。チョン・スクヒさんの弟夫婦もダウン症 候群を患っています。

 

 にもかかわらず、私たち原爆被害者2世は、被爆の後遺症で苦しんでいるという事実自体を認めてもらえないのです。私たちを苦しめている病気が被爆の後遺 症という医学的な証明ができないからだそうです。それなら、私たちが患っているこの難病の原因は何であり、この終わりなき苦しみは、誰に訴えるべきなので しょうか?

 

 

ハン・ジョンスン韓国原爆2世患友会名誉会長//ハンギョレ新聞社

 原爆が落とされてから71年が過ぎました。病気の体で生きていくには、あまりにも長い時間でした。遅くなりましたが、今からでも被害者への対策を立てなければなりません。

 

 だから、オバマ大統領にあえて要請いたします。原爆投下71周年を迎え、再び原爆による被害者が生まれない平和な世界、世界中のすべての人々が思いっき り笑い、幸せを噛みしめられる美しい世界を子孫に残せるように努力すると約束していただきたいです。そして一方的に被害を受けた韓国原爆被害者とその子供 たちを慰め、癒していただきたいと思います。

 

 さらに詳しい話は27日、広島に訪れ、オバマ大統領に直接申し上げます。お忙しい中でも、貴重な時間を割いていただき、韓国の原爆被害者とその子供たちの苦しみに耳を傾けていただきたいと思います。27日にうかがうことを約束しながら、この手紙を書き終えます。

 

大韓民国で ハン・ジョンスン拝

 

陜川/整理チェ・サンウォン記者(お問い合わせ japan@hani.co.kr)

 

韓国語原文入力: 2016-05-22 19:18

http://www.hani.co.kr/arti/society/area/744915.html訳H.J

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世界において中国は一つだけであり、いかなる形での台湾独立にも反対すると明言

2016-05-23 | 東アジアの文化と歴史を学ぶ会

外交部、蔡英文氏の就任演説ついて発言

人民網日本語版 2016年05月21日11:09
 

5月20日、外交部(外務省)の華春瑩報道官は定例の記者会見を開き、各国記者の質問に答えた。

「蔡英文氏の就任演説についてどのように評価しているか」という記者の質問に対し、華春瑩報道官は「一つの中国の原則は国際社会にも広く認められており、 この原則を堅持することも中国が世界各国との関係を推進する重要な政治的基礎と前提である。台湾島内の政局にどのような変化が生じようと、中国政府は一つ の中国の原則を堅持し、台湾独立に反対し、『二つの中国』や『一中一台』といった立場に反対する姿勢に変化はない」と強調した上で、「先日(5月19 日)、ロシア外務省は世界において中国は一つだけであり、いかなる形での台湾独立にも反対すると明言している。中国はロシアのこの政治的立場の表明を高く 評価する」とした。(編集TG)

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元米海兵隊員の軍属による女性遺体遺棄事件:緊急集会の開催を発表

2016-05-22 | あらゆる差別を許さない

数万人規模で抗議の県民大会、6月にも開催 オール沖縄会議

沖縄タイムス 5月22日(日)18時52分配信

 

 元米海兵隊員の米軍属による女性遺体遺棄事件を受け、名護市辺野古の新基地建設に反対する県政与党や企業などでつくる「辺野古新基地を造らせないオール 沖縄会議」は22日、那覇市内で幹事会を開き、事件に抗議する数万人規模の県民大会を開催することを確認した。時期や場所は継続して協議するが、早ければ 6月中に開催する見通し。
 また、早急に抗議の意志を示す必要があるとして今月25日午後2時から米軍嘉手納基地の第1ゲート前で緊急抗議集会を開催することも決定。3千人以上の参加を目指す。
 県民大会、緊急集会ともに基地あるが故の事件に抗議し、新たな基地建設となる米軍普天間飛行場の県内移設断念を日米両政府に求める。

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安倍首相!これでも辺野古新基地の建設を強行するのですか。

2016-05-21 | 琉球新報より

琉球新報社説

「殺害」示唆 植民地扱いは限界だ 許されない問題の矮小化

 えたいの知れない重苦しい塊が胸の中に居座り続けている。なぜ繰り返し繰り返し、沖縄は悲しみを強いられるのか。この悔しさはまさしく、持って行き場がない。

 行方不明だった島袋里奈さん(20)が遺体となり見つかった事件で、死体遺棄容疑で逮捕された元米海兵隊員で軍属のシンザト・ケネス・フランクリン容疑者が「首を絞め、刃物で刺した」と供述した。事実なら、事故などでなく意図的に殺害したことになる。
 しかも遺体は雑木林に放置された。被害者の恐怖と無念はいかばかりか。想像すると胸が張り裂けそうになる。もう限界だ。今のままの沖縄であってはならない。

 現在進行形の「戦場」

 島袋さんと容疑者に接点は見当たらない。事件当日の日没は午後7時で、島袋さんは8時ごろウオーキングに出た。大通りがいつものコースだった。日暮れか ら1時間たつかたたずに、商業施設に程近い通りを歩くだけで、見も知らぬ男に突然襲われ、最後は殺されたのだ。しかも相手はかつて海兵隊員として専門の戦 闘訓練、時には人を殺す訓練をも受けたはずである。なすすべがなかったに違いない。沖縄はまさに現在進行形で「戦場」だと言える。
 沖縄に米軍基地がなければ島袋さんが命を落とさずに済んだのは間違いない。在日米軍専用基地が所在するのは14都道県で、残りの33府県に専用基地は存 在しない。だからこれらの県では米軍人・軍属による凶悪事件は例年、ほぼゼロが並ぶはずである。他方、統計を取ればこの種の事件の半数は沖縄1県に集中す るはずだ。これが差別でなくて何なのか。
 沖縄は辛苦を十分に味わわされた。戦後70年を経てもう、残り33府県並みになりたいというのが、そんなに高望みであろうか。
 政府は火消しに躍起とされる。沖縄は単なる「火」の扱いだ。このまま米軍基地を押し付けておくために当面、県民の反発をかわそうというだけなのだろう。沖縄の人も国民だと思うのなら、本来、その意を体して沖縄から基地をなくすよう交渉するのが筋ではないか。
 だが辺野古新基地建設を強行しようという政府の方針には何の変化もないという。この国の政府は明らかに沖縄の側でなく、何か別の側に立っている。
 19日に記者団から問い掛けられても無言だった安倍晋三首相は、20日になって「非常に強い憤りを覚える。今後、徹底的な再発防止などを米側に求めたい」と述べた。その安倍首相に問い掛けたい。これでも辺野古新基地の建設を強行するのですか。

 責任はどこへ

 綱紀粛正で済むなら事件は起きていない。地元の意に反し、他国の兵士と基地を1県に集中させ、それを今後も続けようとする姿勢が問われているのである。
 問題のすり替え、矮小(わいしょう)化は米側にも見られる。ケネディ米大使は「深い悲しみを表明する」と述べたが、謝罪はなかった。ドーラン在日米軍司 令官も「痛ましく、大変寂しく思う」と述べたにすぎない。70年以上も沖縄を「占領」し、事実上の軍事植民地とした自国の責任はどこかに消えている。
 ドーラン氏はまた、容疑者が「現役の米軍人ではない」「国防総省の所属ではない」「米軍に雇用された人物ではない」と強調した。だが軍人か軍属か、どちらであるかが問題の本質ではない。軍属ならば米軍の責任はないかのような言説は無責任極まる。
 確かに、容疑者は海兵隊をやめ、今は嘉手納基地で働く軍属だ。だからこそ辺野古新基地をやめれば済む問題でもない。
 日ごろ戦闘の訓練を受けている他国の軍隊がこれほど大量かつ長期に、小さな島に駐留し続けることが問題の淵源(えんげん)だ。沖縄を軍事植民地として扱 い続ける日米両政府の姿勢が間違いなのである。ここで現状を抜本的に変えなければ、われわれは同輩を、子や孫を、次の世代を守れない。

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18日に男が任意で提出した車両の内部から島袋さんのDNAが検出され、19日に容疑を認めた。

2016-05-20 | 琉球新報より

【号外】女性遺体発見、死体遺棄で元海兵隊員を逮捕

 うるま市大田の会社員島袋里奈さん(20)が4月28日から行方不明になっている件で、県警は19日午後、重要参考人 として任意で事情を聴いていた元海兵隊員の米軍属の男(32)=与那原町与那原=を死体遺棄容疑で緊急逮捕した。男の供述に基づき、本島北部で女性の遺体 を発見した。県警は遺体が島袋さんかどうかの確認を進めている。

 県警は、男の車両の通行記録が島袋さんの失踪した時間帯、場所と重なることなどから、16日から任意で事情を聴いていた。男は当初、関与を否定していたが、18日に男が任意で提出した車両の内部から島袋さんのDNAが検出され、19日に容疑を認めた。
 捜査関係者によると男は元米海兵隊員で、現在は米軍嘉手納基地で働いているという。
 島袋さんは、4月28日午後8時ごろ、同居していた交際中の男性に「ウオーキングしてくる」などと連絡を残して以降、行方が分からなくなっていた。
 男性が29日午前2時ごろ、無料通信アプリLINE(ライン)で「今から帰る」などと送信すると島袋さんの携帯電話から既読となったが返信はなく、連絡がつかなくなった。
 島袋さんは、自宅に財布や車を残していた。県警は事件に巻き込まれた恐れもあるとみて捜査を続けていた。
 軍属の男は基地外に居住している。

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古墳内に副葬品として、置いてあった装飾品や古鏡、刀剣、土器などの貴重な遺物はそっくり持ち去った。

2016-05-19 | 日本と韓国・朝鮮・中国との友好

〈奪われた朝鮮文化財・なぜ日本に 24〉

日本に文明の光当てた証、高句麗壁画古墳

装飾品や古鏡、刀剣、土器などの貴重な遺物奪う

朝鮮絵画のルーツを辿れば、高句麗時代の古墳内に描かれた1600余年前の壁画に辿り着く。

高句麗は新羅、百済に先がけて最も早く国家を形成した。紀元前3世紀頃に中国・東北部で、国を創建した高句麗は漢の勢力を駆逐し、周辺の小民族国家 を吸収、統合して強大な騎馬民族国家を形成した。「広開土王陵碑」に記されているように領土を拡張し、南下するに従って鴨緑江を渡って平壌に国都を定め た。

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この国は、勇猛果敢な騎馬軍団を持った軍事大国としてばかりではなく、高い水準の文化と科学を誇った文化国家としても知られ、周辺国家に文化の恩恵をもたらした。原始的な農耕時代にあった日本に文明の光をあてたのも高句麗である。

国家創建の地である中国・東北地方や平壌周辺には、すぐれた文化をしのばせる遺蹟が多く残されている。これら遺蹟の中で高句麗文化の精髄を鮮明に見せてくれるのが、今まで発見された70余基の壁画古墳である。2004年、世界文化遺産にも指定された。

中国文化の亜流と主張

日帝時代にもいくつかの壁画古墳が発見されたが、これを実見した日本人学者は、その造形のすばらしさと悠久の年月を経ているにもかかわらず鮮やかに残された色彩の美しさに驚きを隠さなかった。

朝鮮古蹟の日本人初調査者とされている関野貞は、「朝鮮美術史」で壁画について次のように書いた。

「近年高句麗時代の古墳より発見せられし壁画は、今より1034年ないし1500余年前のものであって、じつに支那本国にも見ることのできぬ東洋最古の絵画を代表している。……日本にも支那にも類例を見ることができない貴重な標本である」

高木紀重という日本人も、いくつかの壁画を見学して「朝鮮の古美術」という著書にこう記した。

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「この壁画ほどに大作にして、しかも格調の高い絵画は絶無と言ってよい。……絢爛たる文化を築いた高句麗の盛時を語る唯一の完好なる遺品であり、東洋の所持する最古の絵画なのである。」

また近年の研究者と見られる土居淑子は、壁画が朝鮮民族特有の始まりになったことについて「東洋美術全史」で短く触れている。

「高句麗において絵画に、真に民族固有の性格を持って展開するのは4世紀漢民族勢力の退潮にともなって、高句麗各地の勢力が台頭するころであった」

この一部の引用からも日本人学者が壁画の考古・美術的価値について認めていることは間違いない。しかし問題は、この壁画が「支那本国に源がある」とこじつけていることである。

日帝時代に朝鮮文化抹殺政策に御用学者として奉仕した彼らは、朝鮮の文化が中国の亜流であることを主張してやまなかった。なにかにつけても中国の「影響」を付け加えた。その体質は現在も変わらず「高松塚古墳」の壁画についても朝鮮との関連を打ち消そうと躍起になっている。

しかし先にあげた高木紀重は、「総じて朝鮮の文化芸術に強く働きかけたのは支那本土」とか影響の度合いが「宗主国に藩塀国という政治関係のためにすこぶる熾烈なものがある」と言いながらも次のような見解を述べてもいる。

「にもかかわらず、ついに朝鮮の芸術は最後まで支那化されもせず、満州や蒙古のそれともならなかった。これは、まさしく稀有のことがらに属する」

高木が「稀有なこと」と言わずとも高句麗壁画はまぎれもなく、朝鮮民族が固有の美意識をもって創造した絵画美術の傑作品である。

朝鮮民主主義人民共和国で出版された「朝鮮文化概観」では次のように述べている。

「高句麗の古墳壁画は、三国時代に限らず朝鮮古代中世紀の造形美術史上、最も誇るべき貴重な遺産であり、当時の世界美術を代表する優れた作品の一つ である。朝鮮民族の古代以来の美術遺産に、深く根をおろしている高句麗の壁画は、4世紀ごろ著しく発達し、6~7世紀に至っては、驚くべき進歩を遂げ た。」

1985年に東京・大丸百貨店の特設会場で「高句麗文化展」が開催された。華やかな文化を示す芸術的な遺品の数々が展示され、観客の耳目をいやがう えにも引いた。特に古墳の墓室をなぞった展示室に、貼りめぐらした壁画の模写は、文化展の圧巻として観客に深い感銘と興奮をもたらした。海外で初公開の壁 画は平壌近郊の安岳古墳、徳興里古墳、大安里古墳など19基の古墳に描かれた壁画だった。

当時の王侯貴族の衣装や生活ぶりを写実的に描いた壁画、天下無敵の勇壮な騎馬軍団、馬を駆って鹿を追う狩猟図、あでやかにおどりを舞う女性の姿、青 龍、白虎、玄武、朱雀の空想的動物を描いた神秘的な四神図などなどは観客を魅了し、しかも日本文化の源流にまで想いを至らす内容だった。

かつて関野や高木が壁画を観賞して「すこぶる写生の妙を示している。」とか「雄渾豪快なる気象を発揮している。」もしくは「人力の表現し得る極限と はまさにかくの如きものかと驚倒贊嘆、声を飲ませる態の神品」と口をきわめて絶賛したが、当時の観客に高句麗文化の水準の高さを十分に伝えた文化展だっ た。

高句麗壁画の絵画的特色は、技巧にとらわれないあるがままの姿を自然に描いた骨太い描写にある。日本画や中国画は、精緻をこらし、見栄えは良いが自然と一体となった趣は伝わらない。

自然をそのまま受け入れ、作者の素朴な意志を簡潔な筆致で伝えるのが朝鮮絵画の伝統として受け継がれていくのである。故に高句麗壁画は朝鮮絵画の祖型とされるのである。

日本絵画の源流、高句麗僧曇徴

ところで、植民地時代に朝鮮の文化財を貪欲に奪っていった日帝は、壁画は剥がして持って行けなかったようだ。しかし、古墳内に副葬品として、置いてあった装飾品や古鏡、刀剣、土器などの貴重な遺物はそっくり持ち去った。

その上、壁画に悪辣な被害を加えた事実がある。それは自国の壁画保存の技術を考案する目的で、一つの高句麗壁画を選んで実験材料に使ったことだ。水 や薬液を振りかけて傷みの具合を試してみるという文化財破壊の蛮行を行った。日帝は朝鮮文化財の保護と学術調査の為と称して「遺蹟調査事業」を行ったが、 それは朝鮮文化財の略奪と破壊の目的を遂げる為の大義名分にすぎないことがこの一事からも暴露されている。

証言によると奈良の法隆寺金堂壁画の保存法を目的としたものと言う。

皮肉なことに、金堂壁画は1949年に火災のため、ほとんどが焼失した。じつは焼失した「釈迦浄土図」や「十一面観音図」などは日本人が描いたものではなく、西暦610年に高句麗からの渡来僧曇徴が描いたものである。

曇徴は日本に彩画の方法や硯、紙、墨などの製造法を伝え、日本絵画の始祖とされている人物である。このことは日本人学者も一様に認めている。

1884年の「大日本美術新報」・14号の「高句麗僧曇徴略伝」には「わが国絵画の鼻祖と称される高句麗僧曇徴」と記されているし、「朝鮮」第40 号では鮎貝房之進が「仏教と共にわが国に輸入(渡来)し、日本絵画の源となったのは明らかな事実」と断言している。大岡力は「朝鮮」第3巻2号で曇徴をは じめ、渡来人画家の仏教絵画にたいし、「仏画の精巧なる描写、優麗なる色彩」と絶賛し「絵画がその時代の文化の程度を現すものとすれば、当時の朝鮮の文化 は非常に進歩していたことを推想することができる」と文を継いだ。

(南永昌/文化財研究者)

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よい知事:沖縄おながさん。悪い知事:東京ますぞえさん

2016-05-18 | あらゆる差別を許さない

沖縄新基地反対伝える

翁長知事訪米 理解示す議員も

 

 

写真

(写真)記者会見する沖縄県の翁長知事=16日、ワシントン(島田峰隆撮影)

 【ワシントン=島田峰隆】訪米中の沖縄県の翁長雄志知事は16日、ワシントンで米連邦議員やシンクタンクの研究員らと相次いで会談し、日米両政府が推進する名護市辺野古の米軍新基地建設に反対する考えを伝えました。

 同日夕に記者会見した翁長氏によると、上下両院議員4人と会談。このうち共和党のトム・コール下院議員は「私ができることは、日本政府が解決策を 出せば、それを尊重するよう米政府に働き掛けることだ。沖縄にとって平等な解決策が出てくることを期待したい」と発言。トム・エマー下院議員(共和党)は 「沖縄の人々にとって重要な問題であることを理解した。環境問題もあることを認識した」と語りました。

 翁長氏は「一定程度、こちらの情報も正確に伝わってきている感じがあった」と印象を語りました。

 連邦議員との会談に先立って開かれた有識者会議では、研究者や元在沖米国総領事ら8人と意見交換しました。翁長氏は、辺野古移設が唯一の解決策と言う主張への疑問などが出たとし、「たいへん有意義な会議だった」と述べました。

 翁長氏は17日も連邦議員との会談を続けます。最終日の18日には、1996年4月の普天間基地の「返還」合意当時に駐日大使だったモンデール元副大統領と会談する予定です。

 

舛添知事の疑惑究明へ

共産党都議団が臨時議会と集中質疑提案

 

 

 日本共産党東京都議団(吉田信夫団長、17人)は17日、舛添要一知事をめぐるさまざまな疑惑の真相を究明するため、川井重勇議長と都議会各会派に対して、臨時議会の開催と委員会での集中的質疑を行うよう提案しました。

 舛添知事をめぐっては、高額な海外出張や公用車を利用しての神奈川県湯河原町の別荘通い、政治資金収支報告書の虚偽記載疑惑などが明らかになり、大問題になっています。

 共産党都議団の大山とも子幹事長と清水ひで子政調委員長は、議長と副議長、自民党、公明党、都議会民進党、民進党都議団、かがやけ、生活者ネット、一人会派に対して提案書を手渡しました。

 大山氏は「都には7000件を超える批判が寄せられる事態になっている。都議会が都民の期待にこたえ、真相究明と知事の責任を明確にするために、 役割を果たすことが求められている」と強調。▽第2回定例会(6月1日開会予定)の前に臨時会を開くなど、都議会に対して報告、説明を行うことを知事に求 める▽知事に総務委員会などへの出席を求め集中的な質疑を行う―ことを至急検討するよう提案しました。

 
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北朝鮮の海外レストラン従業員の集団脱北事件に関連する疑惑が消え去らないでいる。

2016-05-17 | 韓国ハンギョレ新聞

[社説]韓国政府が自ら招いた集団脱北疑惑

登録 : 2016.05.17 06:51 修正 : 2016.05.17 07:15

北朝鮮の対南宣伝メディア「わが民族同士」が集団脱北した中国内の北朝鮮レストラン女性従業員の親をインタビューし、4月28日にホームページに載せた映像の一場面=わが民族同士テレビからキャプチャー//ハンギョレ新聞社

 北朝鮮の海外レストラン従業員の集団脱北事件に関連する疑惑が消え去らないでいる。北朝鮮の激しい反発が続く中、市民社会団体が関連情報の公開や従業員に対する弁護人の接見などを求めているが、これさえも受け入れられないでいる。政府が疑惑を大きくしている有り様だ。

 

 この事件は発表当初から腑に落ちない点が多かった。13人にもなる中国内の北朝鮮レストランの従業員が一度に脱北を試み、2日ぶりに東南アジアを経て韓 国の仁川空港にやってきたという発表内容自体がとても特異だった。政府が彼女らの入国の翌日の4月8日に電撃的に発表したのも異例だった。総選挙をわずか 5日後にした時点なので、「国家情報院が主導した企画脱北」という疑惑が強く提起された。しかし政府は真相把握に必要な情報は全く公開しないまま「自発的 な脱北」という話だけを繰り返している。

 

 事件直後から「南側の拉致」と主張した北側は、様々な機関を動員して彼女らの送還を要求している。北朝鮮は送還を助けてほしいという書簡を国連に送り、 同じレストランで働いていた従業員と家族を何回も北朝鮮内外の放送に登場させるなど世論戦も強化している。北側のある団体は、国家情報院の調査を受けてい る12人の女性従業員(残り1名は男性支配人)は断食闘争を行っていて、一部は失神状態に陥ったという主張までしている。国内の市民社会団体はこういう疑 惑を解くためには従業員の公開記者会見やインタビュー、弁護人面会の保証、脱北当時の国家情報院の役割についての解明がなされるべきだと政府に要求してい る。

 

 しかし政府はまったく何の対応もしていない。北の従業員が入国して40日になろうとしているものの、詳しい経緯説明どころか、彼女らがどんな状態にある のかさえ分からない。このような形では北側だけでなく我々韓国国民や国際社会にも理解してもらうことはできない。時間が経つほど政府が従業員らを相手に無 理に口裏合わせを試みているという疑いがさらに強まるだろう。ただえさえ最悪の状態にある南北関係に重ねられる悪材料として作用する可能性が高い。

 

 国家情報院が対北朝鮮の情報力や独占的な権限を使って国内政治に介入する例はこれまで飽きるほど繰り返された。今回の事件に関連してもそう考える人は少なくない。政府は今からでもガラス張りの姿勢で疑惑をはらすことを望みたい。

 

(お問い合わせ japan@hani.co.kr )

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