日本共産党が推す知事候補の第一声
23日告示(4月9日投票)された道府県知事選で、日本共産党が公認・推薦・支持・自主的支援する9候補の訴えを紹介します。
平和の準備する知事へ
神奈川(推薦) 岸 牧子さん
現知事がゼロカーボンに本気なら、まず横須賀石炭火力発電所を止めるべきでした。化石燃料、原発に頼らない“再エネ100%”を神奈川で実現します。
私は、政府の大軍拡、大増税には反対です。対決軸は鮮明です。「戦争の準備を容認する知事か、平和の準備をする知事か」
現知事の12年は、財政力全国3位でありながら、私たちの暮らしに関わる、人口あたりの教育費、老人福祉費や看護師数、医師数、保健師数など、全国最低クラスです。県民が憲法で保障された人間らしい暮らしができるようにしていきます。
横浜の皆さんが大きな運動をつくりカジノを撤回させました。今度は神奈川県で、ピープルパワーで政治を変えましょう。(横浜市)
命と暮らし守る県政に
福井(公認) かねもと 幸枝さん
県の予算は、新幹線など大型公共事業に偏り、暮らしを守る予算は全国40番台です。これでは「暮らし守って」の声に応えられません。県民の命と暮らしを守る県政に変える選挙として頑張ります。学校給食無料化に取り組み、返さなくてよい奨学金を拡大します。奨学金返済も応援します。県のお金を出して教員、保育士を増やし、農業を続けられるよう支援し、一人ひとりが大切にされるジェンダー平等社会をめざします。
原発をやめて再生可能エネルギー・省エネに転換し、希望ある福井の未来を切り開きたい。政府の試算では、再エネの潜在力は今の電力使用量の7倍です。原発やめろの願いを託してください。子どもたちに平和な未来を。(福井市)
カジノ計画にとどめを
大阪(推薦) たつみコータローさん
維新政治のもとで対立と分断が持ち込まれました。維新政治を終わらせ、大阪に希望を取り戻すために知事選にのぞみます。
希望を奪うのが大阪のカジノ計画です。ギャンブル依存症は本人と家族の人生を狂わせます。カジノをつくらないのが一番の依存症対策です。
博打(ばくち)で経済は成長しません。地域で使われるはずのお金がギャンブルに使われれば地域経済を落ち込ませます。人の不幸を踏み台にしたカジノの収益で福祉や教育を良くするというのは間違っています。知事選でカジノ計画にとどめをさしましょう。
カジノをやっている場合ではありません。コロナ感染から府民の命を守る府政を取り戻します。(大阪市)
あったかな県政つくる
奈良(推薦) 尾口 いつぞうさん
私は小学生のころに生活保護を受給する暮らしで、真新しいノートと鉛筆をもらえたときうれしかったです。いま奈良県では生活保護の相談に行っても申請までつながらない。私はこういう人たちも一人の人間として大事にされる、あったかな県政をつくりたい。岸田政権が推し進める大軍拡、大増税に反対し、平和をこの奈良県から発信していきます。
私は子どもの医療費の完全無償化、学校給食費無償化、ジェンダー平等、お年寄りの補聴器の助成などみなさんの願いを一緒に実現していく県政にしたい。無駄な大型開発を中止すればできます。教育と言えば奈良県、医療・福祉と言えば奈良県、こういう奈良県を皆さんのお力添えで私に実現させてください。(奈良市)
美保基地強化・原発ノー
鳥取(公認) 福住 ひでゆきさん
戦争か平和かが問われる選挙です。美保基地では、米軍機に給油可能な新型空中給油機を増強し、C2輸送機からのミサイル発射が検討されています。自衛隊が米軍と一体となって敵基地を攻撃すれば、美保基地や島根原発が反撃の対象になります。
平井知事は、美保基地強化や島根原発再稼働に反対しません。国言いなりの知事では、県民の命や暮らしは守れません。いま必要なことは、戦争の準備ではなく、9条を生かした平和外交です。
税金は軍拡ではなく、社会保障の充実、暮らし応援、中小零細業、農林漁業、子育てへの支援に使うべきです。子どもの医療費、給食費、国保均等割の三つのゼロは県予算の0・5%で可能です。(鳥取市)
再エネ推進 雇用増やす
島根(公認) むこせ 慎一さん
12年前、地震や津波被害の中での福島原発事故がありました。島根原発で事故が起きた時、対応できるのか。現知事は住民避難ができないのに、2号機の再稼働に同意しました。県民を守るため、この同意を撤回し、再エネ・省エネを推進して新たな仕事と雇用を増やします。
物価高騰などで困っている人すべてに手を差し伸べる県政にするため、五つのことをお約束します。(1)生活道路などインフラ整備と災害対策(2)医療・福祉の充実(3)教育・子育て支援(4)農林漁業や中小零細企業への支援(5)ジェンダー平等社会の実現です。
国にモノ言う知事として、国の悪政の防波堤となる県政、「住み続けられる島根」をめざします。(松江市)
国の悪政から県民守る
徳島(公認) ふるたもとのりさん
立候補を決意したところ「入れる人ができた」「希望が見いだせた」「今回は共産党に入れます」などの激励をもらっています。今回の選挙、何としても勝利しないといけないと決意を固めました。
今の日本は戦争か平和かが問われる歴史的な時代になり、政府は日本を戦争国家にしようとしています。この道にノーと言えない知事では平和をつくることはできない。私は、国いいなりの飯泉嘉門知事の県政を転換させ、国の悪政から県民を守る防波堤になります。
私は1948年生まれ。戦後ベビーブーム、団塊の世代です。私たちの世代は、誰がこんな日本にしたのかという気持ちを持っています。ご一緒に今の政治を変えていこうではありませんか。(徳島市)
声が反映される道政に
北海道(支持) 池田 まきさん
私はソーシャルワーカーとして、福祉事務所で目の前の命や暮らしに向き合ってきました。衆院議員を1期経験させていただきました。政治の役割は、命や暮らし、そして平和を守ることです。
北海道の基幹産業、一次産業をしっかり守っていく。そのためには、交通網(が必要)です。まずは道路、鉄路を含めて「北海道交通確保条例」(仮称)で、道の責務を明確にしていきたい。
179市町村それぞれのまちの魅力を生かし、疲弊しきった北海道の課題は、道が180目の自治体として引き受け、覚悟をもって取り組んでいく。誰一人置いてきぼりにしない、私たちの声がしっかり反映される、あたたかい道政をつくっていきます。(札幌市)
新しい風を吹かせたい
大 分(支援) あだち きよしさん
私がめざすのは現場の声や汗、知恵を一つ一つ集め、ボトムアップで新しい大分県をつくること。これが私のめざす大分の政治です。
18市町村を駆け巡り、自分の地域に愛着を持ち、町づくりや村づくりに励んでいる多くの人たちがいることを知りました。そういう方々の声を大事にして一人ひとりの困りごとを自分ごととしてとらえてしっかりと向き合い、そこに予算、人、時間を投入していく県政にしたい。国任せやお金任せでなく、地方自らが頑張る政治に変えたい。
いまこの瞬間、県内4000カ所の掲示板にポスターを張ってくれているボランティアがいます。そんな方々とも力を合わせ、新しい風を吹かせたい。(別府市)