どこまでだって歩いていけるさ

2012年1月22日 それまでの日記を引き連れてOCN Cafeから移住。
新しい扉の向こうには何があるのだろうか。

増殖する新建築 取り壊される旧建築

2005年04月10日 | 日記
「文化遺産としてのモダニズム建築DOCOMOMO100選展」に出かける

場所は再開発された汐留にある 汐留ミュージアム

建築の美に惹かれるようになったのは十数年前からだろうか

それまではガウディやフランク・ロイド・ライト、それに日本人の数人の建築家を知るに過ぎなかった

散歩や美術館などに出かけているうちに なんとはなしに器も気にかける様になった

極めつけは伊東忠太と出会ったこと

今日の100選は私のような素人でも うん!こいつはいい!と思うものから

へ~成る程ね~と 説明を読んで初めて判るような物まで

今と違ってCADなんか無い時代だからね

手描きの図面が何とも味がある

建築物として求められる全ての事に対し 最大限の叡智と情熱を傾ける建築家の姿が見て取れる

構築の美 色調の美 自然や宇宙と一体感のある美 

垂直や水平や曲線といった幾何学的な美しさ

計算する夢織る立体芸術家だね

そんな事を思いつつ銀座へ向かう

勿論私のことだから 頭の中はビール

銀座でビールといったらライオンという人が多いだろうが 私はピルゼンのファンだった・・・

過去形なのは この店があった交詢社ビルディング(ビルヂング)の取壊しの際に 閉店してしまったからだ

私はこの古いビルが好きだった

店の外にあるビルのトイレの古さがまた何とも言えない雰囲気で

勿論ピルゼンのビールもジャーマンポテトもレバー煮も美味しかったが

無くなったと分かっているのに 私はそのビルのあった場所に足を運ぶ

ノスタルジーってやつ

ビルのファサードには旧建築の正面玄関が保存されている

それをカメラに収めて さてライオンでイッパイやるとしようか

コメント
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