数々の通りと筋をうねる様に歩き回りながら解説付きで見ているうちに 巨大な建物に出くわした
土佐堀に面する 旧住友銀行本店だ(流石に名前は三井住友に変わっていたが)
ドデンと構えたそれは竜山石貼りで まさに銀行に(というか 住友らしいというか^^)ふさわしい外観
動じない 固い そして参ったかと言わんばかりの そんなイメージだ
入り口の円柱もそれは素晴らしい
住友銀行は江戸時代の両替商からスタートしている
屋号は泉屋
泉屋博古館(東京は分館だが近くに在る大倉集古館と共に有名)は 住友15代目のコレクションを集めたもの
六本木にある泉ガーデンタワーは 住友不動産所有のものであると知れば どうだろう
泉の屋号は かっちりと残っているというわけ
さて 此処でエントランスの写真を撮ろうとした私
下がりに下がって道路を隔てた向こうの建物の裏口 地下駐車場までバックした
途端に 警備員が近寄ってきたかと思ったら 敷地内に入るなと忠告されたのだ
以前も警視庁で忠告されたから 此処は何かと訊いたら 此処も住友銀行だったようだ^^
ケチンボ!こちとら金持ちなんだ!盗みなんかしない!ベェ~だ! なんて悪態ついたが
こんなところも旧住友銀行らしい(曖昧な表現に留めておく^^)
ところがだ!
一方で 先ほど言った15代目住友吉左衛門友純という人 凄いのである!
彼には住友春翠という おそらくは雅号?もあり 実は西園寺公望とは兄弟(これは最近知った)
そう 御養子さんだったのである
建築に深い造詣があっただけでなく アーツ全体に深い愛着を抱いておられた
先ほどまでの悪態を返上して 何故このような尊敬語に変わったかというと…
彼があの素晴らしい中之島図書館も 大阪市美術館も(付随する庭園も)寄付したからだ
あの図書館の内部を見れば 如何にその美的感覚が凄いかが判る
彼の美意識が おそらくは建築にも反映されているはずだ
だからこそ住友営繕部は凄かったのだ
そしてそれは今日 日建設計へと引き継がれている(15代家長の意思までとは言わない)
建築を見ていると 財閥の凄さというものをマジマジと見せ付けられる
またその興亡と 成り行きと 頭首となって生きる人の在り様も
そんなところも また とてつもなく面白く 何時かあの写真をシッカと撮ってやる!と固く誓って後にした
割愛したが 他にも沢山見せてもらった
永遠というものは無い
何時かは失われるか 博物館行きになるかもしれない
ビルマネジメントとしては そう効率が良いはずが無い
だが ずっとずっと生き残って欲しいと思う
そして建物と人が織り成すタペストリーを この先の人々にも享受してもらいたい(あの暑さも一緒にね^^)
なんて思った徘徊だった
土佐堀に面する 旧住友銀行本店だ(流石に名前は三井住友に変わっていたが)
ドデンと構えたそれは竜山石貼りで まさに銀行に(というか 住友らしいというか^^)ふさわしい外観
動じない 固い そして参ったかと言わんばかりの そんなイメージだ
入り口の円柱もそれは素晴らしい
住友銀行は江戸時代の両替商からスタートしている
屋号は泉屋
泉屋博古館(東京は分館だが近くに在る大倉集古館と共に有名)は 住友15代目のコレクションを集めたもの
六本木にある泉ガーデンタワーは 住友不動産所有のものであると知れば どうだろう
泉の屋号は かっちりと残っているというわけ
さて 此処でエントランスの写真を撮ろうとした私
下がりに下がって道路を隔てた向こうの建物の裏口 地下駐車場までバックした
途端に 警備員が近寄ってきたかと思ったら 敷地内に入るなと忠告されたのだ
以前も警視庁で忠告されたから 此処は何かと訊いたら 此処も住友銀行だったようだ^^
ケチンボ!こちとら金持ちなんだ!盗みなんかしない!ベェ~だ! なんて悪態ついたが
こんなところも旧住友銀行らしい(曖昧な表現に留めておく^^)
ところがだ!
一方で 先ほど言った15代目住友吉左衛門友純という人 凄いのである!
彼には住友春翠という おそらくは雅号?もあり 実は西園寺公望とは兄弟(これは最近知った)
そう 御養子さんだったのである
建築に深い造詣があっただけでなく アーツ全体に深い愛着を抱いておられた
先ほどまでの悪態を返上して 何故このような尊敬語に変わったかというと…
彼があの素晴らしい中之島図書館も 大阪市美術館も(付随する庭園も)寄付したからだ
あの図書館の内部を見れば 如何にその美的感覚が凄いかが判る
彼の美意識が おそらくは建築にも反映されているはずだ
だからこそ住友営繕部は凄かったのだ
そしてそれは今日 日建設計へと引き継がれている(15代家長の意思までとは言わない)
建築を見ていると 財閥の凄さというものをマジマジと見せ付けられる
またその興亡と 成り行きと 頭首となって生きる人の在り様も
そんなところも また とてつもなく面白く 何時かあの写真をシッカと撮ってやる!と固く誓って後にした
割愛したが 他にも沢山見せてもらった
永遠というものは無い
何時かは失われるか 博物館行きになるかもしれない
ビルマネジメントとしては そう効率が良いはずが無い
だが ずっとずっと生き残って欲しいと思う
そして建物と人が織り成すタペストリーを この先の人々にも享受してもらいたい(あの暑さも一緒にね^^)
なんて思った徘徊だった