昨日 荷物が多くて買えなかったお米のために買い物に出る
もう10年ほど前になるだろうか ぎっくり腰をしたところが今日は少し痛くなり ああ・・・年を取るとこんなことになるのかと・・・
これから先 ますます身も心も元気な日が貴重なものになっていくのだろうと思う
でも その分 若い時には当たり前と思っていたことに素直に感謝できるようになるのは それもまた長く生きることの価値のひとつ
路上生活者の女性を殴り殺すという事件があった
バス停の周辺の掃除のボランティアをしていたというその男性は バスの運行が終わったあとにそこで一夜を明かす女性に「お金をあげるからよそへ行ってくれ」と言ったが 聞き入れてもらえなかったので殺人に至ったということだそうだ
職場の近くで ビルの入り口で休む女性のホームレスをたびたび見てきた
その女性も出勤の人が来る前には移動していたが 寒い冬の日などは 段ボールで囲ったところで寒さがどれほど身に染みたことか
年齢こそ違うが 彼女と今度の被害者が重なって胸が締め付けられるような思いがした
自分が綺麗にしている場所にホームレスが居るということに 我慢がならなかったのだろうか
なぜ自分が100%正義であり ひとを罰するだけの資格があると思えたのか
路上生活者になる人の人生や運命について想像してみたり 誰にでもそうなる可能性はあり むしろそうならずに済んだことに感謝するという気持ちにはなれなかったのか
若い子供が面白半分にやったわけではなく 不惑を過ぎた ボランティアもするような人間がこのようなことを犯すなんて 一体その人は何が不満だったのだろうか
ひとというものが わからなくなる