おかげさまで生きてます

日々の暮らしのなかで

一人前

2008年08月04日 | 食・レシピ
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友達連中と、例えばバーベキューなんかをすると
 
「あれ?オレ、肉食ったかぁ?」
 
なんて事がよくある。
実際、それなりに食ってるかも知れないが、
満足度は低い。 
 
あぁーそーなんだぁー へぇー
 
ぐびぐび ぷっはぁ!
 
おっと、肉、肉、
 
えっ? おぉー、そーなんやぁ!凄いなぁ! 
 
ぐびぐび ぷっはぁ!
 
ええっと、肉、肉、ふふっ、いい具合に焼けましたね。
では、えっ?めっちゃオモロイやん!アホやなぁ~
 
ぐびぐびぐび~!! むっはぁ!
 
さて、肉、???あれ?肉は??
 
大体はこんな感じで、会話とビールに気をとられていると
ピーマンだけが取り残された鉄板が目の前にある。
焦げたピーマンを見ていると、
さだまさし氏の名曲
 
“案山子”
 
を、無意識に口ずさんでいたりして。
 
小さいときから、極端な性格と言うか、
歳をとっても、ぶれない価値観と言うか、
ほどほどでは満足出来ない性格も関係があると分析する。
 
顕著なのは散髪。
毛先を揃えるとか、サイドだけを押さえるとか、
部分的な散髪など、僕にはありえない。
 
“バッサリ”
 
切らないと散髪に行った気にならない。
芝目が読めるほど刈り上げられた後頭部。
外に出たときに、地肌に風を感じるほど短く切らないと
散髪に行った気にならない。
食事も同様だ。
パンパンに膨らんだ腹をなでながら、
 
「はぁ~、喰ったぁ!喰ったぁ~」
 
て、言わないと満腹感と言う名の幸せがこないような
気になってしまう。
かと言って、みんなで食べるのが嫌だとは思わない。
大勢で食べるのは楽しいし、
より美味く思えることも知っている。
 
ただ、食ったといった実感を感じられない。
 
そこで昨日のすき焼き定食。
お一人様のメニュー。
美味かった、これ、実に美味かった。
 
「喰ったどぉー!」
 
思わず叫びそうになるほど旨かった。
そして久々に満腹感と満足感がいっぱいになった。
 
料理を囲んで、会話をしながら、
お一人様メニューを食す。肉料理の場合は
これもありだと思った。
 
残念だったのは、運転手だったから
ビールが飲めなかったこと。
ビールがあれば、もう、
 
完璧
 
な、午後のひと時だった。
 

 



コメント
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