おかげさまで生きてます

日々の暮らしのなかで

醍醐味

2008年08月27日 | 日記・エッセイ・コラム
先日の旅行の帰り、銭湯へ立ち寄った。
これもすでに恒例行事。
 
近場に出掛ける馬鹿会の旅行は、
今のところ、温泉地へ行ったことがない。
宿泊もビジネスホテル。
必然的に入浴は自室の風呂で済ます。
 
初めてビジネスホテルに泊まったのは、
高校を卒業して就職のために行った大阪の夜。
 
風呂の使い方が判らなかったと言うか、
隣の部屋の人に迷惑をかけはしないだろうか?と、
かろうじて足首が浸かるほどのお湯を
バスタブに注ぎ、そこで、
昭和の懐かしい光景・行水のように
手のひらですくったお湯を肩にかけると言う、
なんど語っても弟を涙ぐませてしまう
エピソードを持つ僕。
 
最近はシャワーだけでバッと済ますことがおおい。
しかし、パブロフの犬の如く、
旅行といえば大浴場!の方程式から言えば、
なんとも物足りない。
 
そういうわけで、旅行を完結させるためにも、
また、
旅行と言う、楽しいひと時から現実世界に
戻るためのリセットの役割としても、
締めくくりの銭湯は大事な行事なのだ。
 
二年前にも立ち寄った銭湯。
 
まずは食券ならぬ入浴券購入のため
自販機を目指したが、財布の中には諭吉先生だけ。
仕方がない、両替。
 
入浴料600円
タオル150円
バスタオル(レンタル)200円
しめて950円

それぞれの券をフロントへ持っていく。
渡されるロッカーの鍵には、
食事の清算等、館内での行動に便利なナンバーが。
いわゆる、囚人番号。
 
ちがう。
 
個人識別番号。 
 
ちょと違うけど、先へ。
 
服を脱ぐ。
 
ざっぱぁ~ん!
 
風呂から上がる。
 
男風呂出口。デーンと自販機、中には牛乳。
 
飲みたい、ぜったい飲みたい。憎い演出。
120円
よし!と財布を覗き込んだが小銭は50円玉が一枚。 
またまた両替。
 
次回からはタオル・バスタオルは持参するとして、
最低でも720円を用意する必要がある。
 
そうじゃないと、変な汗が出る。
いや、出ないかも知れないが、
今回は出た。
 
で、牛乳。
 
当然、腰に手を当てて飲む。
 
それが銭湯での醍醐味だから。
 


コメント
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