おかげさまで生きてます

日々の暮らしのなかで

サークル

2008年08月19日 | 日記・エッセイ・コラム
立ち寄ったコンビニにたむろする若者。
大学のサークルか? 何かの集まりか? 
 
残業。
一旦自転車で帰ったあと、仕事の続きをするために
再び仕事場へ。
急いで残っていた仕事を片付けて、颯爽と車に飛び乗る。
 
エンジン始動!
シートベルト、カチャッ!
前方・後方注意。
左右確認。
行くぞ!ダザーン軍団!
覚悟しろ!ダザーン軍団!
よぉ~し!帰るぞぉ!
ブロ、ブロ、ブロロロォロー!
 
愛車の雄叫びと共に、助手席には
昼に食べたコンビニ弁当の残骸が小刻みに震えていた。
 
(これ、ほかしにいっとこ!)
 
空き箱を捨てる為と、
なぜか大量に冷蔵庫にあるエビスビールを飲むための
肴を買おうとコンビニに立ち寄る計画を立てた。
 
坂を下っていく。灯りが見える。
180°ターン!
駐車場に人影、時は亥の刻。遅くはないが、
田舎のこの時間。
少々不釣合いな多勢に無勢。
  
(嫌だなぁ~) 
 
不法に駐車場を占拠するダザーン軍団。
じゃなかった、数人の若者。
1、2、3、・・・・ 10人ぐらいか。
入り口近くの灰皿を占拠して紫煙を燻らす女性陣。
 
その女性陣を取り巻く第二の円陣。
へらへら笑いながらアイスを口にする野郎たち。 
 
その人波の中心にあるゴミ箱へ
掻き分けながら捨てに行くのが少々メンドくさく、
何も手にせずに店内へ。
入れ違いで中から出てきた二人も仲間のようだ。
 
目当てのモノがなく、仕方なく店外へ出ると、
12人が綺麗な円陣を描いて、談笑していた。
タバコの煙が立ち上る。
卑猥な笑顔で女性陣におどけたギャグを投げる男たち。
 
女性陣スルー。 
 
なぜか、女性陣、とってもクール。
 
駐車場、灰皿、ゴミ箱、そして入り口まで。
すべてを飲み込むような巨大な円を作って、
我が物顔で入ってくる車を睨みつけている占領軍。
 
儀式なのか? 
 
何かのサークルなのか?
 
もしかして、本当にダザーン軍団なのか?
 
とにもかくにも、
 
とっても邪魔な“輪”だった。
 




コメント
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