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日々の暮らしのなかで

越後屋

2008年08月30日 | 日記・エッセイ・コラム
事実は小説より奇なりと言うけれど・・・
 
何ヶ月も前から根回しがあったとか、
こっちからあっちへこうなると、そうなっちゃうとか、
コレは序章であって、今後はあぁなってそうやって、
 
「えっ?そんな事出来るんですか!」
 
ってなるはずだったのに、
お偉いさんが出てきて説得したら、 
 
「やっぱ、やぁーめたぁ!」
 
って、撤回。 
言ってはなんだが、拍子抜けした。
 
政治家とはもっと生き馬の目をぬくような
魑魅魍魎の怨念がオンネン。
ぐらいのドロドロした人間関係や、しがらみが・・・ 
まさにこんな感じで、
駆け引きの中で生身をさらしているような
印象もあるのだが、どうだろう。
ドラマとか映画の世界で描かれる政治家は
狡猾で策士な暗黒面で表現されることが多いと思う。
それはあくまでも小説の中の演出であって、
本当の政治家とは?
 
野球中継を見ていて、ホームランの実況ほど
興奮するものはない。
打った瞬間、それとわかる打球とか、
高く上がったフライを追いかける外野手が
フェンスに徐々に近づくとき、
アナウンサーの絶叫ほど興奮するものはない。
 
しかし、実際に球場で見るホームランは
それほどの興奮を覚えないときもある。
実況はないし、テレビのようにリプレイもしない。
 
ピッチャーが投げて、バットを振って、
パカァーンって打球が上がって、
あっ、こっち来た、来た、来た、
 
えっ、入った? ホームラン??
 
あっけないものだ。
相手チームの打球なら、なおさら。
 
政治家も同じ。
小説やドラマの印象があって、
料亭に集まっては、食事もせずに
お土産だけを貰って帰る印象があるが、
実際には美味しい料理に舌鼓なのかも知れない。
駆け引きなんて、本当はしていないのかも知れない。
本当は、町会議員と同じなのかも知れない。
 
昨日の記者会見の模様を見ていて
ふとそんな感じがした。
 
ただ、あの行動が初めから仕組まれたことなら・・・
誰かがあらかじめこの台本を書いているとしたら・・・
あの会見の表情が計算されたものなら・・・
 
まさに小説である。
  
 


コメント
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