熟年新米弁理士のひとり言

平成18年に59歳で弁理士試験に合格した企業内弁理士です。弁理士試験、企業での知的財産業務について、気軽にお話します。

民法改正

2011-11-25 12:58:04 | Weblog
岩波新書「民法改正を考える」を読みました。

現在、民法改正の動きが進行中です。
成年年齢の引下げ、家族法の改正、債権法の全面的な改正で、これらの改正は、特別に重要な意味を持っています。

このような民法改正の動きに対しては、残念ながら一部の専門家を除いて、一般の人々の関心はそれほど高くありません。

しかし、民法は市民社会の基本法と呼ばれており、民法改正は、法律に書かれただけのルールではなく、人々がその法の下で生きるルールでもあります。

このような重要な意味を持つ民法改正にもっと関心を持つべきではないかと思い、この本を読んでみました。

この本で取り上げられているのは、
① 日本の民法改正の推移
② 諸外国の民法改正
③ 民法改正をどのように行うか
④ 民法改正はどこへ
⑤ 民法典をもつということ

と、かなり幅広い内容ですが、分かりやすく書かれており、新書判なのでそれほど時間を要さずに読み切ることができます。

私も大学、大学院、司法試験受験勉強を通して、民法を勉強してきましたが、易しい法律分野であるとは言えません。

今回の民法改正は、「国民にわかりやすい民法」が標榜されていますので、改正の内容やプロセスを公開して、国民が理解しやすいようにして欲しいですね。

それでも民法を理解することは容易ではないと思いますが、民法に関心を持って勉強していけば、ある程度理解できると思っています。

市民社会の基本法である民法を、これからも勉強していこうと思っています。




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