熟年新米弁理士のひとり言

平成18年に59歳で弁理士試験に合格した企業内弁理士です。弁理士試験、企業での知的財産業務について、気軽にお話します。

歴史的な関係改善

2014-12-18 08:16:54 | Weblog
オバマ大統領が米東部時間の17日正午に会見を開き、「米国は、キューバとの関係改善に向けた重大な政策変更を行う」と語り、ケリー国務長官に国交正常化に向けた交渉にすぐに着手するよう指示しました。

同時刻に、キューバのラウル・カストロ国家評議会議長も米国との関係改善に着手することを発表しました。

カストロ議長は、オバマ大統領の英断に敬意を表すると話していました。

米政府高官によると、来年1月に米外交団がハバナを訪問し、国交正常化に向けた議論を始めるということです。

関係改善に向け、両国政府の高官レベルの協議を行い、移民問題や麻薬対策などで協力を進めていく方針で、米政府高官は「キューバとの間には民主主義や人権などの分野でいぜん大きな違いがあり、米国は市民社会や民主化を進める上で支援していく」とも語っていました。

米ニューヨーク・タイムズ紙によると、約5年前からキューバに拘束されていた米国人アラン・グロス氏が17日に釈放され、米国側もスパイ容疑で拘束していたキューバ人3人を釈放したそうです。

米国はこれまで、キューバを「テロ支援国家」に指定し、両国がお互いに政治犯を収容するなど複雑な関係が続いていましたが、一方で、米国から約150キロしか離れていないキューバは海外からの投資の誘致や市場経済化を進めており、ロシアや中国が経済的関係の強化を模索ていることから、米政財界からはビジネスチャンスを逃さないよう、経済封鎖の解除を求める声があがっていました。

経済的利益を優先したと考えることもできますが、私は、オバマ大統領の見事なリーダーシップだと思います。

国のリーダーは、紛争解決のために従来の関係を大きく見直す決断を実行することが求められています。

日本に置き換えると、中国、韓国、北朝鮮との関係改善ですが、安倍政権の下では心もとない状態です。

衆議院選挙で基盤が磐石となったのですから、周辺国との関係改善に努力して欲しいのですが、日本と周辺国のリーダーは共に周りの意見を聞かない裸の王様のようなので、オバマ大統領の英断に学ぶことは難しいのかな。








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