熟年新米弁理士のひとり言

平成18年に59歳で弁理士試験に合格した企業内弁理士です。弁理士試験、企業での知的財産業務について、気軽にお話します。

インサイダー取引

2012-01-13 17:01:42 | Weblog
経済産業省の審議官時代に、半導体大手「エルピーダメモリ」などの未公表の情報を入手したうえで株取引をしていた疑いが強まったとして、東京地検特捜部は12日、同省元審議官・木村雅昭容疑者(53)=資源エネルギー庁前次長、現大臣官房付=を金融商品取引法違反(インサイダー取引)容疑で逮捕しました。

新聞報道によると、半導体大手「エルピーダメモリ」の他にも「NECエレクトロニクス」と同業他社の合併を発表する日を事前に把握し、直前に「NECエレクトロニクス」の株購入を重ねていたことが、東京地検特捜部の調べで分かったそうです。

仕事上、企業の機密情報を知る立場にある人は、株取引等で金儲けをする誘惑に駆られます。
特に、地位が高くなるに伴いその誘惑も大きくなるので、自覚を持って仕事をすることが必要です。
このような地位や役割を担う人は、インサイダー取引に該当しなくとも、自分や親族の株取引は自重すべきでしょう。

この事件を受けて、経済産業省は、職員全員に誓約書の提出を求めるそうです。
私が企業の管理職だった頃、管理職全員に誓約書の提出が求められました。
誓約書の法的効果がどこまであるのかについては疑問もありますが、誓約書を提出したことにより身を正して仕事をしようという意識が高まったのは事実です。
今頃誓約書の提出を求めるのは遅すぎるという気もしますが、やらないよりは数段良いですね。

公務員のモラル低下が問題になっていますが、もっとモラルの低い政治家が数多くいる現状では、しかたがないのかもしれません。

もっとも政治家のレベルは選挙民のレベルに比例すると言われていますので、私も偉そうなことは言えません。





ブログランキングに参加しています。よろしければ、以下のURLから投票して下さい。

日記@BlogRanking

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« アジア勢の躍進 | トップ | 均等侵害 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

Weblog」カテゴリの最新記事