常住坐臥

ブログを始めて10年。
老いと向き合って、皆さまと楽しむ記事を
書き続けます。タイトルも晴耕雨読改め常住坐臥。

雪崩

2017年02月27日 | 日記


日差しが出て、気温も上がってきた。春めくという言葉が今日の陽気にふさわしい。先日の、山行が今日だったらと思う。ただ気温が上昇すると、雪山で注意が必要なのは雪崩である。雪崩には、新しく積もった雪が、古い雪の上を滑り落ちる表層雪崩と、いよいよ気温が上がって積雪全体が地はだの上を滑り落ちる全層雪崩がある。表層雪崩は落下速度が速く、かって黒部渓谷で起こった泡雪崩は、爆風のような風圧をともない、ブナの大木はもとより、建設中の発電所をから鉄橋を吹き飛ばす猛威をふるった。

一方の全層雪崩、底雪崩も密度の高い固まった雪が落下してくるのでその衝撃は大きい。山中を走る国道や線路などのはシェルターなどの対策がかなりとられている。今年のような2月の後半になってから大雪が降っているので、この表層雪崩には特に注意が必要だ。雪の山に入るというと、決まって言われるのは、「雪崩は大丈夫?」という言葉だ。やはり、肝心な安全対策は、雪崩の恐れのある山には入山しない、というのが基本である。

遠雪崩ひとりの旅寝安からず 藤田 湘子
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする