常住坐臥

ブログを始めて10年。
老いと向き合って、皆さまと楽しむ記事を
書き続けます。タイトルも晴耕雨読改め常住坐臥。

小さな秋

2023年08月24日 | 日記
この暑さいつまで続くのか。朝から青空で、陽射しがジリジリとすると、不安でこの先どうなるか心配になる。朝散歩も、暑すぎて、10分以上外にいるのが難しい。不安とストレスに押しつぶされそうな毎日だ。この時期、テレビや天気予報など、うっかり見ていると、不安がさらに募るばかりだ。

散歩の途中で、青い柿の実を見つけた。猛暑に押しつぶされそう日々に、ふと見つける季節の移ろい。そう言えば、暑さがおさまる処暑も昨日だった。あと10日もしないうちに、涼しい秋が確実にやってくる。不安を募らせる必要はないのだ。甲子園に高校野球が終わるころには、毎年秋風が吹いていた。今年の高校野球は、大きな盛り上がりを見せた。丸刈りの坊主頭から、長髪へ。監督の指示待ちから、自主性の尊重へ。監督の信頼を得た生徒たちの、決断力が躍動した。これから、スポーツの新し魅力が広がっていくかも知れない。

昨日、知人から茄子をいただいた。いただきものの中にも秋ある。秋風とともに、茄子にほっこりした甘みが加わる。「秋茄子は、嫁に食わすな」とい諺は、姑の嫁いびりか。つけ茄子も、煮茄子も、焼き茄子もいづれもこの季節の味である。田圃の稲穂はいつの間にか、穂が垂れてきた。今年生まれた子雀が、実の入りかけた田にやってくる。雀追いの道具も、どの農家にも独特の工夫がある。

あかあかと日は難面も秋の風 芭蕉
コメント
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