常住坐臥

ブログを始めて10年。
老いと向き合って、皆さまと楽しむ記事を
書き続けます。タイトルも晴耕雨読改め常住坐臥。

言語化

2023年09月12日 | 日記
残暑は厳しいが、空には秋らしい雲が顔を見せている。秋の訪れはは、ひ孫の成長も気にかかる。歩くことを覚え、今は言葉を身につけることに余念がない。「ママ」を覚え、「パパ」をママが教えている。パパ、という破裂音は、保育園の遊び道具を連想するらしく、ママの「パパ」という言葉への反応は手に持ったスプーンで、食器を叩くことから始まる。5回ほどパパと、ママが言い続けると、初めて口で「パパ」とはっきり発音する。ほめられて「できた」という言葉は獲得済みである。

高齢のなると、テレビで初めて聞く言葉たくさん出てくる。フォーカッチャ、ホーキンソン、新しい学校のリーダーズ。パンやスポーツ選手の名、音楽グループの名など、聞きなれない言葉をそのままにしておくと、社会で活動している人との会話さへ成り立たなくなる。意味を調べ、メモにして言語化しておくことはコミュケーションの手段として、欠かすことのできない作業だ。高齢者が、医院に医師と話すことができないケースがあるらしい。漠然と「苦しい」と訴える高齢者が、医師に「人前に出ると特に苦しくなる」という言葉を使えば、患者の訴えが医師にはっきりと伝わる。こうしてはじめて、苦しさへの対処法を医師と一緒に考えることができる。

王様のの耳はロバの耳、という童話がある。王様はそのことを絶対の秘密にしていた。それを知っているのは、お抱えの理髪師のみ。この秘密を抱えて、じっと自分だけの胸にしまっておくことは、理髪師にはしだいにストレスになる。だんだんそのことを話したくなって、理髪師がとった行動。だれもいない時を見計らって、深い井戸に向かって、大きな声で「王様の耳はロバの耳」と叫んだ。その声は、井戸を伝って、街中に広がることになった。話すという行動は、それだけでストレスの解消になる。言語化は、聞く人とのコミュニケーションの手段になる。共通の理解ができ、共通の目標ができる。協力して目的のために行動することも可能になる。言語化という言葉が日常生活だけでなく、ビジネス活動でも重視される理由である。
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