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高齢になった妻のもとに一通の知らせが来た。運転免許の更新のための講習会の知らせである。免許を返上するときが迫っている。「どうしようか?」と相談顔で聞いてきた。更新の知らせは、すぐに自分のところにも来る。もう一回だけ自分は更新するつもりだから、足は確保できる。「ここで返上してもいいのでは」と答えた。自動車を持たない生活が数年後にはやってくる。それからの生きかたを考えていかなければ。何か、話がしんみりとして来る。
沼津に住んでいる兄が、数年前に免許を返上した。兄は、「忠告だけどね。免許は運転できる内は返上しない方がいいよ。車のない生活は、とたんに行動範囲が狭くなって淋しくなる。」そんな言葉をかけて、その後、電話も間遠になった。この秋、孫の結婚式がある。千葉での挙式のため、車を使うことを考えている。孫が生まれてから、高速の常磐道を何回走っただろうか。数え切れない。多分、妻を乗せてこの道を走るのは最後の機会だ。
そうしているうちに、結婚式の延期を知らせてきた。式に集まってくる人のことを考えると、やはり延期しかない、との結論であった。朝日のなかを自分の足で歩く。歩くことは、残された人生を生き抜くための自信をつけてくれる。一陣の風が、顔をかすめて吹き抜けた。
「飄然として何処よりともなく来たり、飄然として何処へともなく去る。初なく、終を知らず、蕭々として過ぐれば、人の腸を断つ。風は、過ぎ行く人生の声なり。」(徳富蘆花『自然と人生』)
更新します。まわりから辞めたらといわれますが
仕事をしている間は車が必要・・特にまご家族のために絶対必要なのです!
今でも後期高齢者の暗記問題を15問思い出して自分に
記憶を確かめています(わらい)
判断力は落ちていますので、要注意です!
悩むところですね・・・
注意深くいきましょう