鹿ヶ谷の山懐にある「霊鑑寺」は、普段は、門を閉ざした尼門跡寺院。
春、秋の10日間しか公開に、ミモロは、さっそく出かけました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/26/fb/47ea7d951971e7e56aea11abc3ee016b.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/42/b1/87cadef6daae95efe21323817d2eea3c.jpg)
階段を上り、境内へ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/47/26/36bd07d750de4b1d185ceb327add7bcc_s.jpg)
ミモロを待っていたのは、まず美しい梅の花。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/56/ec/2049888f41b6dedf66e22599086978cb.jpg)
でも、このお寺で有名なのは、椿です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5a/18/3883701313f888ebe505dd68eccd2d91.jpg)
そもそも「霊鑑寺」は、承応3年(1654)に後水尾天皇の皇女 多利宮(たりのみや)を開山として創建されました。17世紀末に現在の場所に移ってから、明治維新まで、代々の皇女が入山され、別名「鹿ヶ谷比丘尼御所」とか「谷の御所」と呼ばれた格式高いお寺です。
椿は、すでに「古事記」にも記載があり、古くから神聖で、常に緑の葉を付けることから、繁栄を象徴する植物として尊まれていたそう。
この庭に椿が多いのは、後水尾天皇が椿を好まれたためだそう。
「わー大きな椿のお花ー」と、大きく花を広げた艶やかな椿。ミモロの顔と比べ、その大きさがわかります。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/43/44/3933f9d79789ee21a7fe300a674bbf6f.jpg)
石組みなど、土地の変化に富んだお庭には、椿の大木が茂ります。
皇女たちが、つとめた尼門跡だけあり、艶やかな椿が似合う、柔らかな印象のお庭です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/29/db/b27866245d9ad4dcfa4a7a5034707eac.jpg)
椿が彩る山をめぐるミモロ。ここには約30種類の椿があり、原木も多いのが特徴。ここだけにしかない門外不出の原木もあるそうです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/72/35/dfe47b08193f4af5fab295068b6c4c2b.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/67/01/02ec200177cca9225a8f2900ab6b3f27.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7f/14/b6b4f5b529dcc7b6aa99051845756781.jpg)
なかでも、花の中まで赤い「日光椿」は、天然記念物。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2e/75/e1f7782146a9757bd24c80898b60da52.jpg)
非常に濃い赤が印象的な椿です。
また、同じような姿で、中が白い「月光椿」も美しいもの。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/01/55/90c4e13cc385e8652381f3b8f73ebe5f.jpg)
「なんかいい感じのお寺だねぇー」とミモロ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/50/cf/7abeb5f351841fd89370815119a812df.jpg)
また、本堂で鑑賞できる、歴代の皇女たちが所蔵するお人形や生活用品。そのいずれもが見事です。
「椿の花って素敵だねぇ」と、改めて椿の美しさに感動するミモロでした。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7f/27/73be2ddf374314848b59a17e2472954c.jpg)
*「霊鑑寺」京都市左京区鹿ヶ谷御所ノ段町 春の特別公開は、4月8日まで。10:00~16:00 拝観料:700円
期間中は、歴史に詳しいボランティアの方による説明も受けられます。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/07/3a/92e74b365be52c5a728d682633ddfa96.jpg)
今ならまだ間に合う…ぜひ京都においでの方は、拝観へ。
![](http://image.with2.net/img/banner/m07/br_banner_kingyo.gif)
ブログを見たら、金魚をクリックしてね